魂を磨く

人の気持ちが分からない人って何かの病気?お互いにしんどくなる前に

家族などの身近な人が、自分の気持ちを分かってくれないと辛いですよね。

話し合いが一方通行だったり、苦しい気持ちがちっとも伝わらない
けれどコミュニケーションが全くとれないわけではない場合は、周りからは考えすぎだと言われてしまうことも。

もしかしたら、何らかの病気なのかもしれませんね。

「人の気持ちが分からない」という病気の性質を知り、向き合い方がわかれば、安心できることも増えるかもしれません。

この記事を読むことで、あなたの心の中に渦巻いている雲が少しでも晴れますように!

分かり合えない・・・もしかして、アスペルガー?

最近では、大人の発達障害という言葉が随分と浸透してきましたよね。
人の気持ちが分からないと言えば、「アスペルガー症候群(AS)」という名前を目にします。

※2013年以降、現在の主な診断名は「自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)」に統一されているそうです。

  • 人との適切な距離感がつかめない。
  • 相手の気持ちや言葉の背景を理解したり、気づくのが難しい。また自分が言いたいことなどを、表現するのが難しい。
  • 強いこだわりがあり、想定外の行動を取ることに抵抗を示す。
  • などが特徴的です。

    ↓ 発達障害症状チェックリストのある専門外来のサイトはこちら
    https://tokyo-brain.clinic/lp-qeeg/

    ※精神的に追い込まれている状況の方は、まずはいくつかの病院にて医師の診断を仰ぐことをお勧めいたします。
    (精神科、心療内科、発達障害専門外来など)

    発達障害の方と毎日過ごす中で、情緒的な相互関係を築くことが難しく、 苦悩や疲弊が大きくなりすぎて、精神的にサポートが必要になる状態になる家族やパートナーの方も少なくないようですね。

    そのような症状には「カサンドラ症候群」という名称がついているようです。

    自分の気持ちをうまく言葉で伝えられない相手と、トラブルも繰り返す中、向き合い続ける・・・
    何も影響を受けない方がおかしい気がしてきますね。

    発達障害や、病気を抱える家族。お互いに向き合ってるというだけですごいこと

    私には2人の小学生の娘がいます。
    もともと子育てに命を燃やすタイプではなかったし、子どもを産んだのだから母親の使命に燃える!!と切り替えもできなかったので、正直、たまにひとりになりたくなります。
    ◯◯症と診断されなくても、子どもとずっとそばにいて心が休まるママさんばかりではないと思います。

    発達障害、自閉症と診断された子と向き合っているママさんたちは、そんなこといってられない!とがんばっている方が多いですよね。
    注意欠陥・多動性障害(ADHD)パニック障害や睡眠障害などの課題を抱え、ずっと格闘している親子に思いを馳せると、本当に頭が下がります。

    我が子が幼児の時の◯歳児検診で、「癇癪をおこすか」などの項目がありました。
    どの程度?というのが当時ピンと来ませんでした。
    でも、自閉症の子を育てているお母さんの話を聞いてみると、パニックが何十分も続いたり、何度も繰り返したりする大変さは、私が娘に対し、困るなあと感じていたことの比では無かったです。

    なかなか周りの助けや理解がないと大変な状況が多いのに、ワンオペでがんばるママさんが多い現状。

    どこかでキャパオーバーになってしまいそうですよね・・・。

    また、発達障害の当事者の方もご自分の性質を認識したことで、パートナーと暮らすための工夫を試行錯誤されたようです。

    ↓発達障害の当事者(ななしのういさん)によるノートをまとめた実用書の発売に関して紹介している記事はこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000010737.html

    お互いの違いに疲弊しながらも、生活に工夫を重ねながら向き合う心の強さって、ほんとうにすごいなって思います。

    「旦那さんはアスペルガー 奥さんはカサンドラ」の漫画から受けとったもの

    アスペルガーの旦那さんをもつ野波ツナさんの漫画は向き合うご家族がいる方にはオススメです。
    著書が数冊でていますが、今回読んだ「旦那さんはアスペルガー 奥さんはカサンドラ」の中で印象的だった部分を紹介しますね。

    お互いが、性質の違いを受け入れられたら良いのかも

    89ページより引用

    (パートナーがアスペルガーであると診断されることは)
    お互いが自分達にはあって、相手にはないと思えなかったこと、自分にないために相手にあってもみえなかった部分を見つけていくきっかけになるでしょう。

    「健常者であることがフツウ」というのが多くの現代人の「当たり前」になっている気がしますが、自分にはできて、相手にとって難しいこともあるってよくよく考えれば誰にでも当てはまることです。
    そのことを知っておくこと、違っていて当然!とイメージできたら少し楽になるんじゃないでしょうか。

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    温かみの感情はひとつの軸になる

    旦那さんと出会って、分かりあえないつらい経験をつみかさね、別居をし、心の平安を取り戻したツナさんでしたが、どこか胸の奥のモヤモヤが消えなかったそうです。
    本当の回復へ向かう兆しが見えたというのが、
    118ページより引用

    「苦しかった間 無意識のうちに否定してたのかもしれないな  はじまりのキッカケになったこの感情を」

    というように、旦那さんと出会ったころツナさん自身が感じた「あたたかい幸せな感情」を思い出した時でした。
    旦那さんの独特な感性に触れた時、共通の趣味で笑いあった思い出、好きだなあと思っていた気持ちは、たしかなものでした。

    一緒に乗り越えられるから、出逢ったご縁(病気)なのかも

    コミュニケーションが困難だと感じる人が身近にいるなど、アスペルガーをはじめとした発達障害と思われる方との深いご縁があるとしたなら、

    あるいは、あなた自身が人とかなり違う性質を持ってうまれて理解されずにつらい経験をしているとしたら、

    その経験に見合う強さを持っている証なのだと思います。

    乗り越えられるから、あなたはそこにいるんだと信じて大丈夫です。

    フィルタリング、ラベリングをやめよう

    病名を知り、性質を理解し合うことは大切。
    でも、小さな性質の違いは誰しもあるものだと思います。
    「病気」との境界線は曖昧。
    病名を探そうと思ったらキリがないくらいでてきます。

    病気とその性質を知ることは、
    あくまで自分との性質の違いを受け入れるためであり
    分断したり、自分以外を排除するためであってはならないと考えています。

    私自身鬱々していた頃があったり、娘の状態が気になり、◯◯チェックリストだとか、場面緘黙症だとか、病名を探すことで原因を特定して安心したかった時期がありました。

    ですがある時、これだなーあれだなー、何病に、何病で・・とズラーッと並べた名刺を作ってもしょうがないなぁと
    検索する手を止めました。

    こう考えることはできないでしょうか?

    そもそも病気だと思っているのは現代人の視点。

    未来には、「病気」というフィルター(考え方)が消え、単なる「性質」の違いと、変わっているかもしれないですよね。

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    どんな人の気持ちが分からないのか


    わたしは、気を配れる人というのは、どれだけイメージ力を広げられるかなのだと思います。

    イメージが偏っているだけで、
    「本当に人の気持ち分からないよね!」と言われてしまう人も、どこかに気を遣っているのです。

    身体的なものも、脳や心の病気は今や数えきれないほど病名がついています。
    それだけの、違った性質の「人」がいるということですね。
    その違った性質の「人」の気持ちが分かる人はどれほどいるのでしょうか?

    そもそも人の気持ちって誰の気持ち?
    繊細で敏感な人?
    鈍感な人?
    自分に厳しい人?

    人って、
    病気かどうかに限らず、千差万別、それぞれに違う性質があると思うんです。

    大事なのは、

    その人の特性を理解して、一般的な付き合い方が正しいと思わないこと

    温かみの感情はどこかで伝わっていると信じて生きること

    ではないのかなあと感じています。

    さいごに

    わたしたちの魂が望んでいることって?

    相手が何を感じ、考えているか想像できない。
    分かり合えないことは、恐怖や不安、寂しさや辛さを伴いますよね。

    けれど、できることなら
    目に見える形で、脳みそで、理解し合えるのがすべてじゃない
    とイメージしてみてください。

    現状では分かり合えないと思っていても、「一緒に成長しようね!」と前世で約束して生まれてきたのかもしれないと思うことができたら、あたたかい気持ちにならないでしょうか?

    反発や葛藤や細かい諍いを繰り返しながらも、
    お互いの魂が、今世で出会えてよかったねといえる、そんな関係性を築きたいですね!

    病気かどうかは関係なく、自分の知っている世界の外側があることを、人の数だけ複雑な気持ちがあることを、想像してみてください。

    人と人との関わりの中でどうしても起きてしまうすれ違いを覚悟し、『よりよく生きたい・・!』と小さな向上心を持つことで、
    「人の気持ちが分からない」という悩みから解き放たれるかもしれません。

    病気というほどでもないけど、変わりたいと考えているあなたには、こちらの記事もおすすめですよ!

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    のん
    4歳差の娘をもつ2児の母、ヒヨッコライター。 子ども中心に生きることに疑問を感じ、どこか虚しさを感じていた30代前半。このまま人生を終えたくない。このブログ経由で佐藤想一郎さんと仲間たちとのご縁に繋がり、記事を書かせていただく幸せをかみしめています。 読んだ人の心が潤い、軽やかになれる文章を目指します。
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    よろしければ読んでみてくださいね。

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