人生の岐路、大きな決断をしなければならないときがあります。
1度しかチャンスがないとき、後戻りができないとき、いったい何をどう判断し、進むべき道を選択すればよいのでしょうか?
この記事では、私久美の人生の3つの決断の体験談と、ロジカルとスピリチュアルの両方の判断基準をシェアさせていただきます。
目次
人生の岐路で迷ったとき、どう決断しますか?
私の人生の決断1 恋愛・彼氏と別れた
社会人1年目のとき、学生の頃から付き合っていた彼氏と別れました。
大学卒業後、私は仙台の小さな学習塾に、彼氏はちょっと大きめの会社の名古屋支店に、それぞれ就職しました。
最初は月に1回くらい新幹線に乗って、どっちかがどっちかに遊びに行ったりしていたんですが、1年経たず破局となりました。
そのときは私はあんまり結婚願望がなくて、仕事を辞める気もなかったのですが、彼氏の方も名古屋から当分は動かないであろうということで、二人の人生に接点がなくなるよねってことで終了になったんですね。
貴重な20代前半で長く付き合ってたし、仙台の仕事は大して年収が良いわけでもないし、普通に考えたら私も転職して名古屋に付いて行って結婚しちゃえば良いのに!となると思います。
でも、そのときはなんとなく気乗りしなくて、アッサリ別れてしまったんですよね。
別れてからは一切、連絡を取らなくなりました。東日本大震災のときも、「大丈夫だった?」の連絡すら来ないぐらい、完全なる他人に戻りました。
その前の前に付き合ってた元彼とかは、浅い付き合いだったのでその後も友達みたいに連絡を取り合ってましたが、この彼は交際期間も長くて結婚するかどうかみたいな話まで行っていたがゆえに、ほんとに終わり!!って感じになっちゃったねすよね。
更にその数年後。ふと、そういえばあの人どうしてるかな? と思い出して、連絡先も分からないので会社のホームページを調べてみたら、なんと彼氏の会社、潰れてました(笑)。
今彼がどうしているのか分かりませんが、仕事辞めてまで付いていかなっかのは正解だったのかもしれません。
私の人生の決断2 会社をやめた
と言いつつ、そのとき勤めていた会社は、後に別の事情でやめることになります。
塾で教える仕事はやりがいがあったし、まあまあ休みも多いし、中小企業にしてはホワイトなところだったんですが、いかんせん給料が安かったんですよね。
私は衣食住全部にお金をかけたい人だったので、収入を増やすべくWEBライターの副業を始めました。
ライティングは全くの未経験でしたが、それでも文字起こしとか、ちょっとした体験談とかの仕事をこなしているうちに、まとまった原稿の依頼も来るようになりました。
単価はともかく、仕事はいっぱいあるので、これ早く書けるようになれば今の会社よりよっぽど稼げるんじゃね? と思い、会社をやめる決断をしました。
一応は会社の方は新卒で入った正社員だったし、後輩もできて主任みたいなポジションを任されていたし、給料が安い以外は特にストレスもなかったので、未練がなかったわけじゃありません。
それに、フリーランスのライターは今は売り手市場でも、いつまでそういう仕事が入ってくるのか、なんの保証もありません。
いちばん頭おかしいのは、そのとき貯金がゼロだったことです(笑)
独立起業とか、フリーで仕事をやってくときって、数ヶ月収入がゼロみたいなこともあるので、開業資金はあればあるほど良いんですけど、私はほとんどノー準備で初めてしまいました。
だから、これもまともに考えると「やめといた方がいい」事例だと思うんですよね。
私の人生の決断3 再び会社員になった
フリーランスになってから、仕事は思ったよりも順調に増やせました。
もう、ほとんど1日中引きこもって何か書いている、という状況で、年収もアップ。
最初はがむしゃらにやっていた「書く」というお仕事も、なんとなくコツがつかめてきて、オーソドックスなWEB記事であれば、サラサラっと書けるようになりました。
そうやって慣れて来た頃、目標を失ってしまったことに気づきます。
最初はお金が欲しくて副業ライターを初めて、スキルを身につけるために一生懸命勉強して営業もして、やっと食えるようになった。
前よりもちょっといい服が着られるし、パソコンはMacBookProになったし、食べ物もイオンからオイシックスにグレードアップしたけれど、頭の中にこんな疑問が沸いてきたんです。
「で、何なの?」と。
これから、ずっとこのまま、頼まれた原稿をひたすら書いててどうなるんだろう?
また何か変わらなきゃいけないような気がして、「よし、ずっとコンテンツライターやってちゃダメだ、セールスライティングも勉強しよう」と思い立ち、ビジネス系のセミナーとかコピーライティングのセミナーに出はじめました。
そのセミナーのひとつで出会った講師の先生が、いま再び会社員で働いてる会社の社長でもあるんですけど、
「自分の軸がないから流されて、人生わけわからなくなるんですよ」
と言ってたんです。
それからは、人生についても、仕事についても、「書く」という行為についても、自分の軸はどこにあるんだろう?ってすごく深く考えるようになったんですね。
たとえば、いまみんなに読んでもらっているようなコンテンツを書く上では、「何か一つでも新しい視点が提供する」というのを一つの軸にしています。
確かな情報を提供するとか、誠実に書く、面白くするとか、いろいろ大事にしたいことはあるんだけれど、私が読む前後でちょっとだけ視点が変わることが文章の価値だと思っているからです。
って考えていったときに、フリーランスも自由で良いけれど、人と協力することでより多くの人に新たな視点を提供できるんじゃないかな?って巻えに変わってきたんですね。
仕事に求める物が、最初はとにかく「生活するため」、だったのが次に「もっと稼いで良い暮らしをしたい」となって、今度は「純粋にやりたいこと・自分の軸(信念、美意識)」の優先順位が上がってきた感じでした。
過去のデータを参照して決断する上手くいかない
世の中は絶え間なく変わっていきますし、自分自身も日々、成長して考えが変わっていきます。
目標を掲げて向かっていったら、目標そのものが消えて無くなってしまったとか、自分が進む方向が変わって目標じゃなくなってまう、といったこともしょっちゅう起こります。
変化が激しい時代で、自分自身も成長過程にいることを考えると、過去のデータを元に考えて決断すると失敗しやすくなります。
サンクコストの呪縛
こんな例え話があります。
映画館で1500円払って映画を見始めたけど、もう開始10分でめちゃくちゃつまらない駄作であることが判明しました。
その後の展開も見え見えで、明らかに最後まで見る価値はありません。
ここで、あなたならどうしますか?
- 席を立って帰る
- 最後まで映画を観る
このときの映画館のチケット代のように、過去に払ったコストのことを「サンクコスト」と言います。
サンクコストを考慮に入れてしまうと、正しい決断ができなくなります。
こんなにお金をかけたんだから
私の両親は、田舎の築60年以上の古〜い家に住んでいます。
部分的にリフォームして、水洗トイレになったり、窓の木枠がアルミサッシになったり、ちょっとずつ直して大事に住み続けています。
でも冬になると隙間風がすごいので暖房費もかかるし、この前なんか屋根の雨漏り修理に何百万円もかかったと言ってました。
私なぞからすると、もう夫婦2人だけなんだし、そんな広いだけがとりえのボロ家は手放すか放置して、手頃なアパートにでも引っ越しちゃえば良いのに…と思います。
屋根を直す500万で5〜6年分の家賃が払えるのに…!
そして、持ち家なんかに住んでたら、またいつどこがぶっ壊れるかも分からないのに…。
しかし親にしてみたら「いままでこんなにお金や手間暇をかけて守ってきた家だから、住み続けなきゃいけない」という思いがあるようです。
では、こう考えてみたらどうでしょうか?
ある初老の夫婦2人が新しく引っ越してきて住むとしたら、どちらの家が良いでしょう?
- 7DK、2階建て、築60年の庭付き一戸建て
- 2LDK、築5年の賃貸マンション
過去のことは無かったことにして、まっさらな状態で比較したときに、果たしてボロの戸建てを選ぶでしょうか?
たぶん、よっぽど物好きな人以外はマンションが良いと思います。
実際に選択するときも、実は過去が影響しているのは「気分」だけです。
過去にお金や労力をかけてきたものへの執着のせいで、今の正しい判断ができなくなってしまうんですね。
だから、「今までこうだったから」「こんなに頑張ってきたから」と、過去を参照して決断するのは良くありません。
過去は勘定に入れず、今から未来だけのことを考えて決断した方が、より合理的で適切な判断ができるのです。
より怖い方に飛び込むと、人生は面白くなる
最後に、少し感覚的・スピリチュアル的な話をしましょう。
死ぬ間際の人が後悔すること
ある調査によると、死ぬ間際の老人が後悔していることに「もっとチャレンジしておけば良かった」を挙げる人が多いらしいです。
チャレンジって、自分にとって少し難しいことですから、もちろん失敗するリスクもあり、恐怖伴います。
このとき、恐怖を感じているのは「思考」や「感情」の部分です。
冷静に考えて、リスクが多きすぎる。なんとなく、不安。
それで多くの人はチャレンジせずに終わってしまうのですが、心の深い部分にモヤモヤが残り、死ぬ間際に現れるのです。
この心の深い部分=魂は、安定よりも成長を望んでいます。
輪廻転生と魂の成長
いくつかの宗教では、魂は輪廻転生を繰り返して成長していくとされています。
前世でやり残したことに再チャレンジできるように、またこの世に生まれてきたわけなんですが、またビビってやらずに終わると「はい、やり直し〜」ということで、ずーっと人生修行をさせられることになるんですね。
輪廻転生を信じるかどうかはお任せしますが、とりあえず、今世で死ぬときに悔いが残らないようにしたいですね。
じゃあ、いつ死ぬんだろう? 80歳か、100歳か、じゃあ定年退職後から本気だそう…って思ってたら、あっさりバナナの皮に足を滑らせてBAD ENDになってしまうかもしれません。
たとえ明日死んでも、精一杯やったから悔いはない!と言えるように、全力を出し切って今日を過ごしましょう。
「理由は分からないけど、なぜだかやらなきゃいけない衝動に駆られるもの」は魂の声である可能性が高いです。
まとめ・人生の決断に迷ったら
人生の決断に迷ったときは、過去(サンクコスト)はいったん置いといて、まっさらな自分になって考えてみましょう。
そして、よりチャレンジングな方、より怖い方をに進むのが、より魂が磨かれる後悔しない道である可能性が高いです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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