思考を鍛える

直感力を鍛える、今すぐできるトレーニング方法。

直感力トレーニング

理詰めで考えてもわからない部分がパッと取れてしまう、少ない情報だけで本来は知り得ないことまで知ってしまう、そんな直感力があったらいいと思いませんか?

第六感、インスピレーション、霊感とも呼ばれる直感力。

生まれながらにセンスの高い人はいますが、実は直感力そのものは誰にでも備わっています。

私も常時、直感を受け取れているわけではありませんが、意識が高まっているときなどにパッと降りてくるのを何度も経験しています。

直感で受け取ったアイディアは非常にパワフルで、自分でもビックリすることがあるのですが、ちゃんと後から理屈で考えてみたり、実際に行動にうつしてみたりすると大丈夫なようになっているので不思議です。

この記事では、元々は霊感のない私が出会った直感力の高い人の特徴、なぜ直感が強い人と弱い人がいるのか、そして直感を磨くにはどうしたら良いのか、トレーニング方法をまとめました。

まずは、私がで出会った直感の鋭い方の特徴からご紹介したいと思います。

私が出会った、直感力の鋭い人々

直感力の鋭い人

名前だけで背景まで分かる人

テレビや本では有名な占い師の方やスピリチュアル・カウンセラーという人が出ていて、「そういう世界」が見える人がいるんだなあ、というのはなんとなく知っていましたが、大学生のときに初めて見える人に出会いました。

その人は社会人枠で大学院に入った方で、たまたま同じ研究室の先輩でした。

ある日、ゼミの後でご飯に連れて行ってもらったときのことです。

「あなたは見えないものを信じるタイプ?」と、おもむろに聞かれました。

私はぜんぜん自分では見えませんでしたが、美輪明宏さんの『オーラの泉』とかは大好きだったので、「はい、信じます」と答えました。

「実はね…」とその先輩が語るには、直感的に色んなことが分かるので人の相談に乗っているんだそうです。

表には出ていないけれど、お客さんには経営者の方とか政治家もいるとのこと。

論文の書き方も独特で、普通に先行研究を調べてから論を展開していくのではなく、パッと直感で出てきてしまうので、論理は後づけなのだと言っていました。

私も相談させてもらったところ、人間関係で困っている人とか助けたい人の名前を漢字で書いて見せただけで「その人ってもしかして、こうじゃない?」とバシバシ言い当てるのでびっくりしました。

なお、その人は文字とかで見てるらしく、オーラの色とかは見えないとのことでした。

手が勝手に動いて絵を描く人

もう一人、私がライティングの仕事で関わらせていただいた方なのですが、とても素敵な絵を描く人がいます。

鳥や星や、マリア様とかキリストのようにも見える人の絵なのですが、くっきりした水彩で描かれています。

中には10センチ四方にも満たない小さな細密画もあり、どうして筆でこんなに細かい線が書けるのだろうと思うほどの見事な出来栄えです。

その方の個展にお邪魔したのですが、お客さんが
「これは何の絵ですか? イエス・キリストですか?」と訪ねても、
「知りません」と答えます。

勝手に手が動いてしまうので、何の絵なのか自分でも分からないとのこと。

細密画の鳥の絵の、米粒よりも小さなクチバシを筆で描くときも、手が震えることなくスッと動くのだそうです。

その方は人のオーラがカラフルな光の粒子のように常に動いて見えるそうで、お客さんのオーラをその場でイラストにするというサービスもしていました。

そんな直感的な絵を描く一方で、けっこうゴリゴリの学者肌な面があり、自分で直感的に見えてしまうのに説明がつかないことが納得できないといって心理学の研究をされているのが面白い人です。

人の神話を読み解く人

もう一人、本当に意味不明なぐらい少ない情報から人の人生のストーリー(神話)を読み取ってしまう人がいます。

なんとかセラピーみたいに特別なことをやっているわけではなく、普通にお茶を飲んで話をしているだけなのですが、相談者の方が感動して涙を流し、悩みがスッキリしてしまうと評判です。

その人から見ると、普通に考えたらヤバそうな状況の人が意外と順調に神話を進めていたり、ぎゃくにお金も大丈夫だし何の問題もなさそうな人の方が深刻だったりするようです。

どうやって相談に乗っているんですか? と聞いてみたところ、あまり相談者の話自体は聞いていなくて、その背景を見ているのだそうです。

その考えの背景に、誰の影響があるのか? どういう神話のパターンで、今はどの段階にいて、何がブレーク・スルー・ポイントになるのか?

そんなことを感覚をフルに使ってキャッチしているらしいです。

相談の中で「こういう人がいて、こんなこと言うんですよ」とチラッと又聞きで出てきた登場人物さえも、「その人ってこういう見た目で、こんなことも言ってません?」などと見えてしまうので、本当に不思議です。

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直感の声は小さい

直感を鍛える修行は、心のザワザワを沈める修行です。

そもそも直感はどこから来るのかというと、自分でものを見聞きしたり、考えたりする顕在意識とは別のどこかからやってきます。

意識のもっと奥底の、潜在意識とか、集合無意識とか呼ばれているあたりから上がってくるようです。

スピリチュアルな言い方をすると、心よりももっと深い「魂」の部分ということになるでしょうか。

直感が受け取りにくい人の問題は、表面の顕在意識あるいは心の部分がうるさすぎてその奥の魂の声が聞こえなくなっている点です。

本当は、「これをやったらいいな」と魂が言っているのに、「今まではこうしてきたから」とか「失敗して恥をかくかもしれないから」などと顕在意識にの声にかき消されて無かったことにされてしまいます。

直感がないのではなく、あるのに気づけていないだけなのです。

それほど、魂の声は小さく、かすかにしか聞こえません。

ということは、直感をキャッチするには顕在意識のザワザワを消して、心を静かに穏やかな状態にしましょう、ということになります。

直感を磨くには、精神レベルを高めて自意識を無くしてしまえば良いんですね。

と言ってもそれが難しいので、ここでは比較的すぐにできる簡単なトレーニング方法をご紹介しましょう。

直感力を鍛えるトレーニング方法

直感力を鍛えるには

異質なものどうしをつなげてみる

直感が得られるときは、漫画でよくピコーンと電球の絵が描かれるように、頭のなかにスパークが起こって明るくなるような感覚があります。

これはどうやら、脳の中の神経細胞で、今まで繋がっていなかった部分が繋がって新しい回路が生まれているらしいです。

木から落ちるリンゴを見て、ニュートンが万有引力を発見したように、関係なさそうなものから抽象して法則を導いたり、全く別の何かに応用したりと異質なものが結びついて閃きが起こります。

これを起こりやすくするには、異質なものどうしを繋げるトレーニングをしましょう。

たとえば、「ミカン」と「ペンギン」の共通点は何でしょうか?

  • 「ン」で終わる
  • カタカナ
  • 皮がある

などなど、たくさん見つけようとするほど頭の中の回路が繋がりやすくなっていきます。

色んな物をつなげてみましょう。遠いものほど難しくなりますよ。

共通点を何個見つけてもそれ自体は役に立ちませんが、物事を抽象化して本質を見抜く思考のトレーニングになります。

一番最初に思ったことを拾ってみる

直感は、地震のP派みたいに、顕在意識の思考よりも一足早くやってきます。

ですので、いちばん最初に受けた印象の中にヒントが隠されていることが多いのです。

何かを考え始まったときに、「待てよ?」と振り返って、いちばん最初の印象を思い出してみましょう。

顕在意識で考えて决めたことは、何かの理由を必要とします。

誰かがこう言っていたから、過去に失敗したから、etc.

それに対して、直感で「これはやったほうがいいな」と思うことは、おそらく理由なく純粋にやりたいことだったり、誰がどう見ても間違いなく良いことだったりするはずです。

魂の声に、意識的に耳を傾けてみましょう。

めちゃくちゃ考えてから放置してみる

アイディアが欲しいときは、いったん思考でめちゃくちゃ考えて、考え尽くしてもう出ませんとなってから、放置してみると良いです。

どうにか繋げようとして頭を動かしていると、回路が発火しやすい状態にはなっていますので、その後きっかけがあれば一気にスパークします。

一晩寝かせるというのも有力で、夜、寝る前に資料をいろいろインプットしておくと、次の朝起きたときにアイディアがまとまっています。

Mr.Childrenの桜井和寿さんも、”「終わりなき旅」は半分寝ながら書いた”、曲作りについては、”自分の意識をどんだけなくすことで思いを湧き上がらせるか、自然にいかに思いを湧きあがらせるかという作業”というように語っています。

いったん思考を止めた時に、直感的なアイディアは湧き上がってくるようです。

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違和感の正体に注目してみる

「違和感」も、実は直感をキャッチするチャンスです。

「理由は分からないんだけど、何か変だなあ」という違和感は、直感が危険を知らせてくれているのかもしれません。

理屈で考えて「いや、これはこうだから大丈夫」と無理やり納得させるのではなく「この違和感はどこから来るんだろう?」と違和感の正体を突き止める方に意識を向けましょう。

そもそも、やるべきことがズレていたり、タイミングが違っていたり、必ず何かあるはずです。

最初は信じられないかもしれませんが、違和感を大事にしているとだんだん、「あ、これは違うな」と直感が冴えてきますよ。

波動を上げる

波動を上げて直感を鍛える

私の直感が働くときは決まって、波動が高いときです。波動というのは、気分とか調子みたいなものです。

あなたの最高に気分が良いときの感覚を思い浮かべてみてください。

すごくきれいな自然の景色を見たときや、皆で何かをやり遂げて一緒に喜んでいるとき、めちゃくちゃ感動する映画を見たとき、ものすごく感謝したとき…

胸のあたりが温かく、震えるような感じがしませんか?

そのぐらい気分が上がっているときは、余計なことを考えずに心が穏やかになっていますので、直感もキャッチしやすくなっています。

自分の機嫌をとって、常に気分が良い状態をキープするというのが実は非常に大事なのですね。

経営者の方とかが旅行に行って自然に触れたり、健康に気を使ったり、パワーストーンとか結界とかスピリチュアルなものにも投資するのは、すべて自分の波動を高く保つためのようです。

私たちも、できる範囲でいい情報に触れ、いい食事や睡眠を取り、いい体験をして、波動を高くしていきたいものですね。

直感力を鍛える方法・まとめ

クリエイティブなアイディアの源「直感力」は特別な才能を持つ人だけのものではなく、誰でも備えている能力です。

直感を活用できる人とそうでない人は、顕在意識で直感(魂の声)をかき消してしまっているかどうかが違っています。

思考や心のザワザワを静めると、直感力を高めることになります。

直感力のトレーニング方法には、以下のようなものがあります。

  • 異質なものを繋げる(共通点探し)
  • いちばん最初に思ったことを拾い上げる
  • 考えてから、しばらく放置してみる
  • 違和感の正体を考えてみる
  • 波動(気分)を上げる

なお、直感が入ってくる形は人によって様々です。色や映像で見える人もいれば、言葉、ストーリー、音楽などでの人もいます。

あなたも直感力を鍛えて、活用してください!

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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よろしければ読んでみてくださいね。

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