パートナーの転勤があるので短期で働きたい、未経験でも時給が高いのが魅力、転職のつなぎ、などコールセンターの仕事に興味を持つ人も多いと思いますが、ぶっちゃけ「楽そう」っていうのも大きいですよね。
私はコールセンターを5か所渡り歩いてきましたが、実際どうかというと…めっちゃ楽です!
この記事では、コールセンターとはどれだけ楽な仕事なのか、その中でもどのような求人が楽なのかの見分け方などをご紹介します。
目次
コールセンターの仕事は全体的に楽。
座って電話でしゃべるだけの簡単なお仕事
コールセンターの仕事は、デスクに座って電話で話して記録を残すだけなので、基本的に楽ちんです。
冷暖房完備の快適なオフィスワークで、職場によってはお茶やコーヒーが飲み放題だったり、アメやチョコが配られたりもします。
ずっと座ってボーッとしてるのが苦にならない人にとっては天国ですが、動き回っていたい人には逆に大変かもしれません。
研修や台本があるので話し下手でも大丈夫
コミュ障で口ベタだから心配という人も大丈夫です!
普通の雑談とちがって、コールセンターの電話は用件が決まっていて話す内容も限られます。
台本が決まってて、その通りにしゃべるだけ。絶対に研修でロープレとか散々させられるので、嫌でも覚えます。
よく分からないことを聞かれたり、ちょっとヤバいお客さんからかかってきたりしたら、速攻保留にして「SV」を呼べば、ささやき女将みたいに隣でアドバイスしてくれたり、最悪代わってくれるので安心です。
責任がない
ときにはクレームを言われることもありますが、下請けの下請けの下請けの下請けみたいな末端のオペレーターに言われたところでできることは何一つありません。
ご意見は承りますが、上司に報告しても「あ、そう」で闇に葬らるだけです。(センターによります)
もちろんちゃんと対応した方が良いですが、多少ミスってもそのお客さんと再び話すことはまずありません。
そういうものなんだなー、と開き直ってしまえば気楽です。
ただし正義感の強い人や繊細すぎる人にはしんどいかもしれません。
コールセンターというのは、お客様を大事にしたい、ちゃんと対応したいっていう熱意のある人から辞めていき、やる気のない人が居座るところなのです。(センターによります)
コールセンターの楽な仕事ベスト3
続きまして、コールセンターの仕事で私が特にラクだと感じたベスト3のエピソードをご紹介します。
第1位 単品の通販の受注(受信)
私が働いてたコールセンターは、ひとつの建物の中に何フロアもセンターがあって、それぞれ別の仕事をやってました。
あるとき業務の終わりにマネージャーから、
「隣のフロアにヘルプで行ってもいいよって言う人〜、挙手してください」
と助っ人の募集がありました。仕事内容は通販の受電とのこと。
隣は通常は5人ぐらいで回ってるところでしたが、新聞広告が入ると一気に注文が入るので増員するんだそうです。
何でもいいや、と思ってたので私も手を挙げて出張してみることにしました。
研修は「トークスクリプト」という台本を練習したり、実際に商品を手に取って使ってみたり、住所とかの入力の仕方を覚えたり。
特に難しいことはなく、研修自体も半日もかからなかったと思います。
広告が掲載された当日はさすがにひっきりなしに電話がかかってきました。
が、新聞の通販に電話で申し込むなんて、かけてくるのは99%高齢者です。
相手もゆっくりペースなので、割とだらだら電話してて大丈夫でした。
かかってこない時間帯はヒマでボーッとしてられました。
あと、単に買いたくて電話を掛けてくるので、嫌がられたりとかクレームなくメンタル的にも気楽です。
たま〜にイタズラでんわが来るぐらい。
同様に、冷凍食品のお試しセットみたいなのの受電も楽でした。
第2位 パソコン修理サービスのBtoC勧奨(発信)
第2位は、以外にも営業系の仕事です。
月額制のパソコン修理サービスをお勧めするという、こっちから掛ける「発信」です。
真面目に売ろうと思うとセンスが要求されますが、契約取れても壁にシール貼って表彰されるだけでインセンティブはなし。
逆に1件も取れないからといって、どうということもありません。
出ない・ガチャ切り、クレームは多かったですが、むしろしゃべってる時間が短くなるので楽でした。
そして、掛ける件数もあんまり多くなく、ひたすらヒマ。
メモ用紙にお絵かき、隣としゃべる、適当にミーティングをやる、休憩時間を増量、など頑張って暇つぶししていましたが、ついにこんなお達しが。
マネージャー「予定よりも早く、リストへの架電が完了しましたが、皆さんの雇用契約はまだ残っています」
一同「!!」
マネージャー「仕事はありませんが、残りの期間も出社してもらえればお給料はきちんとお支払いしますのでご安心ください」
一同「?!」
フロアごと本格的にヒマになり、やることないので1週間ぐらいみんなでタイピングゲームをさせられた思い出…。
タイピングゲームで遊んで時給950円なんて、コールセンターかユーチューバーくらい?
第3位 光回線のBtoBアンケート勧奨(発信)
3位は、中小企業向けに光回線のアンケートの電話を掛けるという仕事です。
企業相手だから9時−5時、土日祝休みで主婦の人とかに人気の仕事でした。
発信の件数は多くてしゃべりはダルいけど、会社なので割と丁寧に対応してくれます。
電話に慣れてない新入社員の人とかが一生懸命答えてくれて微笑ましいことも。
企業と言っても小さいお店とか介護現場とかだと、忙しいと断られたり、たまにブチギレられることもあり、良心はチクチクしますが。
トークスクリプト通り行けばいいから何も考えなくて良くて楽。
コールセンターの楽な仕事の見分け方
とまあ、こんなわけでコールセンターの仕事は全体的に楽勝なのですが、案件によっては覚えることがいっぱいだったり、営業力が求められたりして、思ったより大変だったってこともあります。
楽なコールセンターの求人を見分けるのにはいくつかのポイントがあります。
短期
数日〜1週間、1ヶ月間だけ、といったような短期の仕事は、簡単に覚えられるので楽です。
長期で一番大変だったところだと、電話を取るまでの研修が1ヶ月もかかったことがありました。
長期は長期で時給が上がったり、安定的に稼げたりというメリットがあります。
しかし、ラクさを求める場合は長くとも2〜3ヶ月くらいの期間限定の求人がおすすめ。
キーワードは「短期」「単発」「学生/Wワーカー/主婦歓迎」です!
限定的な用件の受信
企業が持ってるサポートセンターとかお客様センターの仕事だと、いろんな用件の電話がかかってきてしまいます。
自分の対応する内容だけでなく、どういう用事はどこに転送だの、ここのセンターは営業時間が短いだの、新商品やらキャンペーンやら覚える事がとにかくいっぱい!!
それに対して、たとえば専用のフリーダイヤルが設けられている商品の注文受けなど、限定的な用件の電話しかかかってこないのはとても簡単です。
「通販」「注文受付」の文言が入ってたら狙い目です。
企業相手の発信
今どき個人宅に電話営業なんかやってるのか!って衝撃だったんですけど、やってるんですよ。
そしてけっこういろんなところから迷惑電話がかかってくるみたいで、めちゃくちゃ警戒されるし、ガチャ切りとか怒鳴られたりとかもやられます。
それに対して、企業への営業は迷惑がりつつまだ普通に対応してくれるので精神衛生上よいと思います。
もう一個ラクなポイントはシフトの時間帯です。
個人相手の電話は基本的に皆が帰ってくる夜が一番忙しい時間となり、上がりは20時、21時、土日祝はなかなか休めず、友達と遊ぶ予定を合わせにくいのがツライところです。
しかし、企業相手の電話ならシフトは9時-5時、土日祝休みになるのがうれしいですね。
というか9時-5時のシフトの仕事を探すとたいてい企業向けの仕事になります。
「9時-5時」は人気なので見つけたら速攻応募しましょう!
コールセンターの楽な仕事まとめ
基本的に楽ちんなコールセンターのお仕事、中でもより楽な求人のポイントをご紹介してきました。
ただし、座ってヒマに耐えるのが苦手な人や罵倒されると傷つく繊細な人、正義感の強い人には向きません。
それから、楽なのは良いんですがぶっちゃけ飽きます。
他の目標のための腰掛けと割り切るか、コールセンターを本職にするならSV、管理職を目指すとか、資格の勉強をして転職するとか、何かチャレンジする部分を作っていかないと詰まらなくて嫌になってきちゃうかもしれません。
何にせよ、とりあえず楽してお金を稼いでおきたいときにはコールセンターは最適なお仕事だと思います!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
(下のボタンを押すとフォームが開きますので、情報を入力して〝送信する〟ボタンを押してください。メールにてレポートをお届けします。)