大学で友達を作るには、サークルに入った方がいいんでしょうか?
目次
大学でサークルに入っていなかった友達の生態
あらためまして、こんにちは。元・大学生の久美です。
私はサークルを2個ほど掛け持ちしてました。
けっこう忙しくて学業がおろそかになりまくりでしたが、学部や学年を超えた友達・先輩ができました。
ですが、学部の友達の中にはサークルも部活も何もしてないよって子もけっこういました。
まずは、大学でサークルに入らない友人たちは一体どうやって友達を作っているのか、彼ら・彼女らの生態をご紹介しましょう。
*人物名はすべて仮名です。
ダブルスクールで忙しい
同じクラスに、いっつもファッションショーみたいなアヴァンギャルドな服装をしてくるマルヤマくんという人がいました。
大学にも一応、クラス分けがあります。あんまりクラスごとに何かやることはないんですけどね。
そのクラスメイトのマルヤマくんは、大学に通いながら、もうひとつ夜は服飾の専門学校にも通っていました。
だから、講義が終わるとあっという間にいなくなって、専門学校の方に移動します。
専門学校の課題とかも忙しいみたいで、講義やゼミ以外ではほとんど学校で見かけることはありませんでした。
あんまり社交的な人ではなかったけれど、普通にクラスメイトとは話すし、おしゃれでかっこいいので皆んなの人気者でした。
マルヤマくんはサークルなどは一切やらず、ストイックに大学の卒論と専門学校の卒業制作をダブルでこなし、誰でも知ってるような有名ブランドの企業にデザイナー職で就職を決めていました。
たぶん、彼が大学に求めてるものは、友達作りっていうよりもデザイナーになるっていう自分の目標を達成することだったのでしょう。
通学時間が長い
けっこう講義がかぶっててよく話したサヤカは、超・箱入り娘でした。
親が厳しいみたいで「女の子の一人暮らしはダメ!」と言うため、アパート代よりも高い新幹線の定期で隣県から通学していました。
新幹線も最終便はけっこう遅くまでやってますが、18時台の新幹線で帰る!という門限があるんだそうです。
飲み会に出られないのはもちろん、サークルとかに参加するのもけっこう厳しい。
友達と交流できるのは授業とか昼休みくらいでしたが、ホンワカ天然キャラとしてクラスメイトからは愛されていました。
そんなサヤカも3年のときに親を説得してやっと大学の近くにアパートを借りて引っ越してきました。
サークルではなくボランティア活動に励むなど、お嬢様っぷりを発揮しつつ、あっさり彼氏もできたのはさておきます。
バイトしまくりで忙しい
苦学生でもないのに、とにかくバイトしまくってる人もいました。
カケルは親から仕送りももらっていて生活には一切困らないのに、せっせと塾講師で月10万円以上稼いでました。
夜は週5でクラスを受け持っており、夏休み・冬休みは講習で丸一日バイトです。
一応、文芸サークルか何かには所属していたらしいのですが、ほとんど幽霊部員状態。
院に進学して車通学が解禁されると同時に、新車のプジョーを買ってました。
塾講師仲間の友達はいっぱいいたみたいです。
クリスチャンの人
ナオミもサークルとか部活は何もやってない人で、講義でしか見かけませんでした。
一緒にお弁当を食べる仲になったのですが、よくよく話を聞いてみたところ、ナオミは敬虔なクリスチャンだったのです。
といっても、日曜日に礼拝に行ったり、たまにイベントに参加したりするぐらい。
だからサークルとかにも入ろうと思えば入れたのですが、あんまり興味がないみたいでした。
私は西洋哲学を専攻していたので、キリスト教の人たちってどんな感覚なのか興味を持ち、何回か礼拝に連れてってもらったことがあります。
怪しいカルトではない普通のプロテスタントの教会だったのですが、子供から大学生から高齢の人まで集まっていて、宗教というよりも町内会みたいな雰囲気でした。
教会に同年代の友達がいっぱいいるので、わざわざサークルで友達を作りたいと思わなかったんでしょうかね。
プライベートが全く謎な人
あと、本当に何をやってるかプライベートが全く謎なイイダくんという人もいました。
見た目は普通なのですが、暑い日も寒い日も、いつも額から汗がタラタラとしたたっていました。
でも、しゃべるとキョドッたりとかはなく、いたって普通に会話ができます。
大学には単位を浮かせるための必要最小限しか来ず、どこかのサークルに入っているとも聞かず、謎の多い人物です。
教員採用試験に一発合格していたので、もしかしたら教採の予備校か何かに通ってて忙しかったのかもしれません。
大学でサークルに入らないで友達を作る方法
私の友人たちのように、わざわざサークルに入らなくても友達を作る方法はいっぱいあるんですよね。
主なものをまとめてみたので、参考にしてくださいね!
入学式にいく
大学の入学式は必須ではありませんが、友達を作りたい人は参加しておいた方が良いです。
たまたま隣に座った人と仲良くなれるかもしれません。
あと、部活やサークル、学生向けアルバイトなどのチラシを山ほど配っていますので、情報収集をするのにも入学式はおすすめです。
新歓コンパに参加する
学部の新入生ガイダンスや新歓コンパにも、絶対に参加しておきましょう。
別に大した話はしませんが、とりあえず学部の人たちと顔なじみになっておくことが目的です。
クラスメイトとして顔を覚えてもらえば、大教室で座るとこがない!などという事態は避けられます。
他に、花見もあれば同様に参加しておきましょう。
メジャーな講義を取る
高校までと違い、大学では時間割は自分で作ります。
「シラバス」と呼ばれる分厚い講義リストの中から自分が出たいやつを選べるんですね。
講義の中には、その学部の人は必ず受けなきゃいけない「必修科目」と、いずれかの中から好きなのを選べる「選択科目」があります。
必修科目は大教室で全員が受講することになりますが、選択科目をミスると他の学部の人たちばっかりの中でポツンと受けることになります。
もちろん、どうしても興味があって受講したいものがあれば一人で受講したら良いんですけど、友達を作る意味では同じ学部の人たちが選びそうなメジャーな科目を選ぶのが無難です。
自分から昼飯に誘う
講義が一緒になったら、近くの席の顔なじみのクラスメイトをお昼に誘ってみましょう。
声をかけられるのを待つのではなく、自分から声をかけましょう。
その際、あんまりプレッシャーをかけずに、軽〜〜く提案するのがポイントです。
「昼どうする? よかったら学食行かない?」
心の中では、別に行っても行かなくても、断ってもいいけどね〜ぐらいの気持ちで声をかけます。
案外、みんなも「ぼっち飯だったらどうしよう」とドキドキしてるので、快諾してくれると思いますよ。
万が一、「ごめん、先約があって」とか「お弁当持ってきてるから」と断られても気にしない。次がありますから!
大学でサークルに入らないで先輩と仲良くなる方法
クラスメイトとの繋がりだけでなく、学部の先輩とも仲良くなっておくと「この教授は出席なしでレポートだけで浮くよ」などと有益な情報がもらえます。
サークルや部活で同学部の先輩を見つけるのが手っ取り早いですが、それ以外にも先輩と交流できる場はいろいろありますよ。
自主ゼミに参加する
学生が自分たちで主催する「自主ゼミ」は、学部や院の先輩と仲良くなれる絶好の場です。
ゼミといっても、真面目に勉強するだけでなく、飲み会や温泉合宿などのイベントもあり、サークルのノリに近いところもあります。
少人数よりも規模の大きな自主ゼミの方が、気の合う先輩を見つけやすいのでおすすめです。
採点や学習塾でアルバイトをする
バイトしなきゃいけなくて、自主ゼミどころじゃないって人は、先輩がいそうなアルバイトを選ぶと良いでしょう。
コンビニや居酒屋は定番のバイトですが、学生以外の人が働いてることも多いです。
どうせバイトするなら、同じ大学の先輩がいっぱいいる模試の採点バイトや大きい学習塾とかがおすすめです。
なお、家庭教師のアルバイトもみんなやってますが、指導先に直行直帰のため学生同士の交流は皆無です。
そもそも友達がいなくても大して困らないという話
私の体験談
私自身は学生のときはだいぶ交友関係を広げていました。
サークルにも2個入ってたし、塾バイトもやってたし。
多い時でアドレス帳100人以上は登録していました。
ですが、卒業して10年経った今も交流のある友人はたった1人しかいません。
思うのは、結局、友達と一緒に行動していると、お互いに依存しちゃうんだなあってこと。
友達も一緒に講義を受けていれば、なんとなく安心感があります。
時間割どうする〜?って相談して、友達どうし近くの席を確保して、居眠りしたら周りから起こしてもらえます。
実際やるかどうかは別にして、代わりに出席のチェックを付ける「代返」も頼めるし、後でノートを見せてもらうこともできますから、自分でちゃんと出席して話を聞いてなくてもよくなっちゃう。
周りに依存することで、自分の力を発揮しなくなるんですね。
しかし、知らない人たちの中で自分一人でどうにかしようと思ったら、自分がしっかりして勉強しなければなりません。
ちゃんと体調を整えて出席し、居眠りもしないで集中して講義を聞き、レポートやテストも自分でしっかり勉強して書かなければいけません。
まあ、本来はそれが当たり前なんですけど、友達がいっぱいいると数の力でどうにかなってしまうんですよね。
自分でしっかり勉強する覚悟さえ出来ていれば、友達や存廃の存在はなくてもそんなに困らないんですよね。
だから、ぼっちでも、いじめられたりハブられてなければなんら問題ありません。
同じクラスの人たちと当たり障りなく付き合えれば、それで十分です。
友情と損得
もうひとつ、友情も損得抜きには考えられません。
同じ学校、同じ職場、同じサークル…etcと「一緒に過ごす場」があって友情が育まれるわけですが、そこにはどうしても損得の計算が入ってきます。
- この子たちと一緒にランチを食べていれば、私は「ぼっち」の寂しい人だとは思われずに済む
- この先輩と仲良くなれば、過去の試験のことをいっぱい教えてもらえそう
- あの子は真面目に出席してノート取ってるから、友達になっといてあとでコピーさせてもらおう
- イケてるグループに入ってたら、合コンにたくさん呼んでもらえるかも
- こいつの家、学校に近いから宅飲みに使える…etc
彼氏彼女を作るのも同じで、たいがい相手のことは「自分が周りからよく思われるため」のアクセサリーとしか思ってません。
本当に意識していなくても何かしら自分が得をするように計算して付き合ってるものです。
でも人間、そうやって傷つけたり、傷つけられたりして成長していくものなんだなあ(先輩ヅラ)。
真の友情かどうかが分かるのは、一緒に過ごす場がなくなって、利害関係が解消された後のことです。
何もなくても、ただ気が合って「最近どうよ?」って10年ぶりでも普通に話せる友人が、たった1人でも見つかったら儲けものですね。
まとめ
大学の部活・サークルは友達を作るのにもってこいですが、参加しなければしないなりに、友達・先輩と仲良くなる方法はいっぱいあります。
ただ、本当にそんなに友達が必要なのかというと、そうでもない。
自分でちゃんと勉強できるんだったら、ぼっちだろうと何も問題ありません。
サークルとか、一緒に過ごす時間に関係ない本当の友達が、あなたにもできますように!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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