土用の丑の日といえば、美味しいうなぎを食べられる日!
近所のスーパーやチェーン店などでは、少し前からうなぎを販売し始めるので、CMや広告を見るとお腹が空いてきますよね。
ちなみに、うなぎを食べる理由は、厳しい猛暑を乗り越えるためにスタミナをつけよう!というのが一般的です。
でもうなぎ以外にも縁起の良い食べ物はありますし、そもそも土用の丑の日とは一体どんな日かご存知でしょうか?
私も詳しくは知らなかったので調べてみたところ、実は土用のように季節を意識した過ごし方をしていくことで、開運に繋がるスピリチュアルなヒントが隠されていることがわかってきました。
そこで今回の記事では、
- 土用のスピリチュアル的解説
- 土用を通じて開運するための方法
についてお伝えします。
今年の土用期間の参考にしていただければ嬉しいです。
目次
土用とは?
土用という概念の起源は、古代中国から伝わる自然思想「五行説」が由来となっております。
五行説とは、世の中のことは全て、木・火・土・金・水、の5つの性質に分けることができる、と考えられる思想のことです。
この五行説は四季と合わさり、密接な関係を持っているのです。
土用のスピリチュアルな意味
五行説の基本概念である木火土金水は、四季に例えると、
- 「木」が春
- 「火」が夏
- 「金」が秋
- 「水」が冬
に対応していると考えられています。
木は、樹木がグイグイと成長するような始まりのエネルギーなので、春は何か新しいことを始めるのに適した季節です。
火は、木を燃やして炭にしたり、鉄を溶かして形を変えたり、変化を表すエネルギーですので、今までのやり方に固執せず、変化を恐れず夏の日差しのように情熱を持って行動していくことに適した季節です。
金は凝固、凝縮、つまり現実化です。
実りの秋といわれる秋の場合は、転職や進学など、目標を漠然としたままにしておかず、具体的な行動プランを考えて行動に落とし込んでいくことに適している季節です。
水は、知識や知恵など記憶を司ると言われており、そして神社のお手水に代表されるように浄化を表すエネルギーです。
冬の時期には作物が育たないのと同じように、新しいことを始めるよりも、凝り固まった考えや心をほぐし、頭を柔らかくし、次に訪れる春に向けてたくさん勉強をしたりすることで、エネルギーを貯めていくことに適した季節が冬です。
でも季節は四季(春夏秋冬)しかないから、土が余りますよね。
各季節の間には、それぞれ季節の変わり目期間があり、立春・立夏・立秋・立冬を迎えて、
「明日から夏です!今日から秋になりました!」
といきなり季節が変わるわけではないのですね。
変わり目である立春・立夏・立秋・立冬を迎える前の変わり目期間が18日間あり、その期間に「土」が対応していると考えられています。
季節は突然切り替わるわけではないことを、私は初めて知りました。
そして、それぞれ春土用、夏土用、秋土用、冬土用と、土用は4回あります。
2022年の土用期間はいつ?
2022年の土用期間は、
- 冬の土用:1月17日~2月3日
- 春の土用:4月17日~5月4日
- 夏の土用:7月20日〜8月6日
- 秋の土用:10月20日~11月6日
です。
冬と春はすでに過ぎたので、今年の残りは夏と秋ですね。
そしてうなぎを食べることで有名な土用の丑の日は、7月23日、8月4日です。
丑は、干支を年だけではなく、毎日にもあると考えているので、土用の期間中の丑の日「土用の丑の日」となるわけですね。
土用にやってはいけないこと・やるといいこと
春・夏・秋・冬は、基本的に気候が大きく違うので、着る服を変えたり、部屋の模様替えをしたり、夏は扇風機を出したり、冬はこたつを持ってきたり。
気温の変化を体感できるので、それぞれの季節ごとに何をしたらよいかがイメージしやすいですよね。
あとは、季節の食べ物も楽しみです!
でも、年に4回訪れるそれぞれの土用期間では、どのような影響があり、何を意識しながら過ごすことが重要なのでしょうか。
季節の変わり目である土用期間中は、様々な変化、影響があり、昔から神々との動きとも密接に考えられてきました。
そのため土用期間中にやったらご法度なこと、逆にやっておいた方が良いことがあります。
土用期間にやってはいけないこと
土用期間中は、土の神様が動く時期と考えられています。
五行説における「土」というのは、腐敗を表しますから、余計なもの、思考を腐らせていくことで変化が訪れる時期でもあるんですね。
神様の動きを邪魔してしまうことになるので、土を触ったりすることはご法度。
土用の期間には土の神様「土公神(どこうしん)」が土を支配するので、土を動かすことはすべて「凶」とされています。土用期間中は土を動かさないようにしましょう。具体的には、ガーデニングや草むしり、建築の基礎工事、地鎮祭、増改築、造園、穴掘りなどになります。
土を動かすと、土公神からの祟りを受けて、災厄が身に降りかかると言われていました。また、この期間は季節の変わり目であり、体調を崩しやすい時期でもあります。土用期間には新しく何かをスタートすることは避けて、ゆっくりと静かに過ごすと良いとされていました。
また家電製品なども、変わり目の影響を受けてうまく動かなかったりするので、できれば土用期間中の購入は避けた方がよいとされています。
土用期間にやるといいこと
季節の変わり目は体調が不安定になりやすい時期。
心にはモヤモヤが蓄積した心の雑草が生え、体も無理に動かしていた箇所に歪みが出やすくなるので、心身ともにメンテナンスが必要です。
次の季節を気持ちよく迎えるためにも、家の中にある余計なものは処分しながら部屋を整理整頓しましょう。
精神的に何かモヤモヤすることがあるけど、具体的には分からない、どうしたらいいか分からない…という場合は、ブレインエネマがおすすめです。
とりあえず思っていることをひたすら紙に描き続ける簡単な方法なのに、とてもスッキリとデトックスできる方法です。
詳しいやり方や、他にもデトックス方法が気になる方はこちらの記事をどうぞ。
夏の土用にうなぎを食べるといい理由
土用の中でも、夏の土用丑の日にうなぎを食べる習慣がよく知られています。
2022年の夏の土用丑の日は、7月23日と8月4日。
せっかくうなぎを食べるなら、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
土のエネルギーをいただく
丑の日の「丑」という漢字は、「紐」(ひも)という漢字が元々の由来なんですね。
紐は根っこを表すので、根っこが生える土のエネルギーを含んだ食べ物を食べると良いということから、泥の中で生きる、うなぎが良いとされるんですね。
他にもたくさん食材はあると思いますが、昔から日本では、うなぎは神聖な生き物と考えられていました。
それは、運のエネルギーは電気的なものと考えられているから。
電気うなぎに代表されるように、電気的なエネルギーを多く持つとされるうなぎは、たくさんの運=エネルギーを含んだ食べものだと見立てられているんですね。
以下の動画でも詳しく解説されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
(※2021年の動画のため、土用の丑の日の日付は今年と異なります)
うなぎに秘められた言霊のパワーとは?
日本語は、一つ一つの言葉に意味を持った言葉です。
うなぎという言葉も、「う」+「なぎ」というそれぞれの言葉には意味があるんですね。
「う」から始まる言葉というと、
- 生み出す
- 生まれる
- 海(産み)
- 宇宙
など、何かを生み出し始まることにつながる言葉が多いですよね。
他にも今流行りのユーチューブ、グーグル、ヤフーなど、「う」は物事を動かす力を持った言霊とされています。
そして「なぎ」という言葉は、漢字にすると「凪」という留まる意味をもつ言葉になります。
組み合わせると、何かを生み出し、動き出すエネルギーを持つ「う」を留める「なぎ」、つまり始まりのエネルギーが留まっている食べもの、それが“うなぎ”ということなんですね。
“うなぎ”という言葉にはそんな意味が隠されていたのです。
開運につながる暮らし方とは?
五行が表す木火土金水のエネルギーはそれぞれ性質が違うように、そのときによって大きく動いているエネルギーが違います。
なので季節の変化を感じ取り、その時々の流れに合わせた生活をおくることで、運の流れにも乗ることができます。
旬の食べ物は開運につながる
旬の食べ物は、まさにその時期に必要なエネルギーが豊富に溢れているので、開運効果もバツグンです!
なぜなら、それまでのたくさんの年月をかけて食材が育ち、培ってきたエネルギーがギュっと凝縮して食べ頃を迎えているからです。
夏の土用であれば、うなぎはもちろんのこと、しじみとか梅干しなども土のエネルギーを補える食材として知られています。
それぞれの季節ごとの旬をいただくことが大切なのです。
梅干しを食べるときは、できれば砂糖やハチミツなどが含まれていない、昔ながらの製法で作られたしょっぱくて酸っぱい梅干しがオススメです。
鎌倉時代から江戸時代にかけて活躍した飛脚は、たった一人で毎日200km近く走っていたそうですが、その脅威的なスタミナを支えていたのが、梅干し入りのおにぎりです。
昔の人は、梅干しに含まれているエネルギーをよくわかっていたのですね。
ちなみに冒頭の画像で紹介している梅干しは、私が毎日のように食べている、昔ながらの製法で作られた梅干しです!
食べるとめっちゃ元気になります。
開運のポイントは「儀式化」
ここまで、土用を通じて開運するポイントをいくつかご紹介してきました。
重要なのは、土用に限らず、暦やその時期の流れを意識しながら過ごすことです。
特別な日の方がより意識しやすいと思いますが、何か特別なことをしなくても、普段の生活習慣に開運ポイントはたくさん含まれているのです。
例えば、日本人なら当たり前のように使用している“いただきます”という言葉。
「あなたの命を頂戴します」
という意味の言葉ですよね。
- 目の前に運ばれてきた命があるお陰で生きられる
- 手間暇かけて作ってくれた生産者の方々
- その食材を遠くから運んでくれた方々
- 美味しく食べれるよう創意工夫して調理をしくれてた方々
- 全て受け止め支えてくれる地球の大自然
など、目の前の料理一つが出来上がるまでに掛かっている膨大なエネルギーが動いている背景を感じて感謝すること。
そうやって感謝の気持ちでごはんをいただく人には、それだけで大きな開運のエネルギーが食事を通じて流れます。
土用の日も、それ以外の日でも、その日の意味や背景を知った上で、儀式として(見立てて)行うことがとても大事。
夏の土用なら、土用虫干し(洋服)、土用干し(梅干し)などの風習もありますから、少しでもその背景を知って行うことが開運の秘訣なのです。
土用のスピリチュアルな意味2022_まとめ
今回は、土用の話を中心に、
- 土用期間中は、部屋を片付けたり、不用品を捨てたり、心身ともに整えることが重要
- 土を触ることは避けて、なるべく家電品などの購入も避ける
- 儀式化して、背景を感じながら旬な食べものをいただいたりする
など、開運につながる過ごし方などをご紹介しました。
日常での具体的な実践方法についてもっと詳しく知りたい方は、佐藤想一郎さんの無料メールマガジンでも詳しく紹介しています。
もしよかったらそちらも読んでみてくださいね。
今回の記事を通して、毎日の日常を通じて、あなたの人生が光り輝く人生へと開運していくことを祈っております。
最後までお読みいただきありがとうございました!
他の夏の行事にも興味のある方は、こちらの記事をどうぞ。
海の日の過ごし方について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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