すぐに冷静さを失って感情的になる人、論理的な話し合いができず感情論で決めつけられてしまう人とのコミュニケーションにお困りではありませんか?
せっかくこんなにメリットがありますよ、と説明しても「なんか気分的に嫌だ」で覆ってしまうとガックリ来てしまいますよね。
家族や恋人、仕事関係の人だったりすると距離を置くことも難しいもの。なんとか分かってもらえる対応方法はないものでしょうか。
ここでは、感情的な人の特徴と、上手に付き合うための対応方法のポイント をご紹介します。感情的な人の考え方・感じ方をよく理解することで話が通じやすくなり、お互いにイライラすることも減らせますよ。
それでは、まず特徴からチェックしましょう。
目次
感情的な人がめんどくさい!
感情的な人には、おおむねこんな特徴があります。
- 基本的には明るい
- すぐ笑う・怒る・泣く
- メールなど文章がわけが分からない
- 気分でコロコロ変わる
- 義理・人情を重んじる
- 芸術的センスがある
- 好き嫌いが激しい
- 直観が優れている
めちゃくちゃに話すくせに、場の雰囲気を一気に明るく持って行ってしまうので人から好かれ、理屈でなく人を見るので面倒見がよく慕われます。その場のムードメーカーとなり、時には天才営業マンだったり、親分肌のリーダーだったりします。
機嫌が良いときは良いのですが、気分でコロコロ変わり、スネると人の言うことを聞かずに頑固になって手に負えなくなります 。
さて、そんな感情的な人との接し方のポイントは…?
感情的な人との付き合い方のポイント
感情的な人と上手に接するためには、まず相手を良く理解すること 、そして感情に巻き込まれずに、かつ、話し方は感情的に伝わるようにすること です。
自分まで感情的になってもいけませんが、理詰めでいくら話しても通じません。言葉や伝え方は感情的な人にある程度合わせてあげる必要があります。具体的には、次のようなことに気を付けましょう。
どんなに正しくても嫌われたら終了
論理的に考える人と感情的な人は、物事を測るモノサシがそもそも違います。
論理的に考える人は、善悪や損得を基準に合理的に考えますが、感情的な人は「好き・嫌い」を基準に考えます 。
ですので、どんなに理詰めで「あなたにこんなメリットがありますよ」とか「こっちが正しいですよ」と分かりやすく説明したところで「何か、あなた嫌い、やだ!」と思われた瞬間に聞く耳を持たれず終了してしまいます。
夫婦げんかでよくありそうですね。いくら論理的に相手が悪いことを認めさせようとしても、それでは「気分が悪い」ので収まりがつかない訳です。それよりは、黙って夕飯を相手の好きなメニューにでもしてあげた方が機嫌が直ってアッサリ仲直りできる のです。
ビジネスのシーンでも日本では感情が優先することが多いようです。お世話になった人が商売している商圏には手を出さない、等わりと大きな企業でも義理・人情で動いています。
このように、感情的になる人は「好き・嫌い」を全ての行動基準 としていますので、いくら論理的に正しさを主張しても全く意味をなさないばかりか、「話が長くて難しいから、嫌だ」と思われるのがオチです。
感情的な人を相手にするには、「どうすれば好かれるか」「どうすれば機嫌がよくなるか」 ということを第一に考えましょう。
論理<<<<<<<雰囲気・直観・ノリ
感情的な人は、決して頭が悪いわけではありません。意識の中で使っている部位が違う だけなのです。
意識の中には、私たちが普通に物事を考えたり判断したりする「顕在意識」と自分ではコントロールできない深層の「潜在意識」・「集合無意識」があります。
論理的に考える人は顕在意識が優位となっていて理屈で物事を判断しますが、感情的な人はただ好き嫌いで判断するだけでなく、潜在意識や集合無意識から直観を受け取って判断しています。
ですので、好き嫌いの激しい感情的な人が「なんかこの人嫌だ」と思って契約を断ったら実は詐欺だったとか、あまり考えないでノリでやっているように見えるのになぜか上手くいくというのは鋭い直観 を働かせているためなのです。
潜在意識は顕在意識の100万倍の処理能力があると言われているほどパワフルで、普通に見たり聞いたりしただけでは分からない微細な情報をキャッチし、判断材料とすることができるのです。集合無意識は更に強力で、人類全体とインターネットのように繋がっています。集合無意識からのメッセージは「神のお告げ」のように、良い方向に導いてくれるものです。
そんなわけで、感情的な人は雰囲気とかノリ、直観で決めてしまい、一見すると頭が悪そうに見えるのになぜか鋭く的確な判断ができる のでした。
もちろん、そうではなくてただ顕在意識の思考や感情で怒ったり適当に決めたりする人もいます。
筋を通す
感情的な人、特に怒りっぽい人は、筋が通らないことが大嫌い です。理屈っぽくゴチャゴチャ言ってごまかそうとすると嫌われます。
それよりは、スパッと非を認めて謝った方が気に入られて関係が改善するでしょう。
たとえば、交通事故では「自分から謝らない・非を認めない」というのがセオリーですが、相手が感情的な人だと分かったらむしろ自分から謝った方が気に入られて「いいよ、いいよ、こっちも悪かったんだし」と円滑にまとまる場合もあります。
音や光、匂いに敏感なのに配慮
感情的な人は、音や光、匂いに非常に敏感です。大きな音を警戒し、居心地が悪いことを嫌います。話すときの環境にも配慮しましょう。
楽しくにぎやかな場所ではテンションが上がりすぎてしまう恐れがあります。冷静に話したいときには、静かで明るく、いい香りのする空間 でならば穏やかになってもらえるでしょう。リラックス効果のあるエッセンシャルオイルがおすすめ。
長文が嫌い、図や絵による説明を
感情的な人の多くは、長い文字ばかりの文章が苦手 で長文を読むとイライラしてしまいます。
メールで長い文章を送るよりも、電話または直接会って伝えた方が喜ばれるでしょう。メールで送る場合は、次のことに気を付けましょう。
- 全体が長くならないよう簡潔にする
- 段落の間に空の行を挟みバラけて見えるようにする
- 相手を気遣う挨拶やクッション言葉を内容よりも重視する
- 適宜、絵文字や画像を使用する
プレゼン資料などは、なるべく文字の量を減らし図や絵を多く しましょう。また、機能上や損得のメリットよりもそれによって「どれだけ感情が満たされるか」を伝えることを意識しましょう。
感情的な人との付き合い方|まとめ
感情的な人に対して、「この人頭悪いなあ」「話が通じないなあ」とネガティブなイメージを持っていると、決してそれを口に出さなくても、「この人は自分に敵意を持っている」とするどい直観で察知 されてしまいます。
その結果、「なんか、この人嫌い!」とますます感情的に来られてしまうことにもなります。
感情的な人を心の中で嫌わないこと、自分から好きになることが仲良くなるための一番のコツです。
感情的な人は、豊かな感性や天才的なセンスを持っていたり、面倒見がよい、気配りができるなど人間的なスキルが高い人 でもあります。良いところを認めて尊重してあげましょう。
あなたの事が好きですよ、敵ではありませんよ、と潜在意識で発信することで、相手から直観で察知して気に入ってもらうことができます。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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