お正月も休みがない人、休みはあるけど連休明けが忙しすぎてが恐ろしい…という人もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はお正月休みの仕事あるあるをまとめてみました!
目次
連休があるとその前後の仕事が激務に!
デイリーポータルZのアンケート調査によると、いろんな業種で12月がダントツの繁忙期という結果が出ていました。
その次に忙しいのが年度末の3月、年度初めの4月、年始の1月と続きます。
年末に忙しい理由は仕事によって様々あるようですが、正月休みの存在も忙しくする一端を担っていると思うのです。
世の中には、以前の私のようにあまり年末年始が連休になってほしくないという人もいるんじゃないでしょうか。
正月は銀行の営業日減少がスケジュールを圧迫!
私は以前、とある小さな学習塾で働いていました。
仕事の内容は、授業を受け持つこともありましたが、バイトの給与振り込みとか、お客さんへの引き落とし請求とかの事務も担当していました。
で、その降り込みとか請求の業務が、年末年始とか大型連休が絡むと大変になっちゃうんです。
たとえば、毎月26日にお客さんの口座から授業料を請求するには、9営業日前には銀行に金額とかのデータを提出します。
また、10日にバイトの給与を振り込むためには、3営業日前までに銀行の手続きが必要です。
仕事のスケジュールは銀行の営業日、つまりカレンダーによって決まります。
カレンダーの休みが多いと、銀行の営業日は少なくなり、その分だけ事務作業は前倒しとなります。
まあ、祝日1日くらいならそんなに代わらないのですが、年末年始・ゴールデンウィークあたりは、もう戦争でした!
年末年始の給与手続きは5割増しで大変!
時給で働くバイトの人たちの給与計算は、その月の勤務が全部おわってから各自コマ数を報告し、時給計算して振り込む、という流れになります。
この「降り込み」が数百人分となるとけっこう大変です。
給与ソフトにいれて税金とか保険料とかを計算して、金額を降り込み用のデータに転記して、銀行にデータ送ってファックスして完了。
普通の月ならまあ間に合うんですけど、正月休みとかゴールデンウィークとか月末月初に休みが絡んでくるとヤバいんです。
普通なら月末から翌5日〜7日あたりまでにかけて、1週間ぐらいで作業ができます。
ところが、連休のぶんだ作業にかけられる日数が減ったり、銀行の営業日が少なくなって〆切が前倒しになったりすると、1週間でやってたのを3日とかで無理矢理こなさなきゃいけない。
超特急でやるので、ミスも出やすくなり、やっと振り込んだ思ったらコマ数間違ってたとか、何かあるんですよね。
それなのに、正月明けの雑務がいろいろ!
しかも、そんなクソ忙しいときに、正月特有の雑務がいろいろと入ってきます。
正月明けに一番で出社すると、年末からたまりにたまった留守電の件数がすごいことになってます。
要件を聞くだけで1時間以上もかかっちゃって、折り返してもみんな忙しくて出ない!とか。
連休明けはメールボックスもいっぱいでヤバいことに!
返信するだけで半日かかります。
そうこうしているうちに、今度は挨拶回りの営業がやってきて「社長いますか?」
もう、そんなの構ってるヒマないぐらい給与の手続きが超ピンチなのに!!と思ってました。
そうまでして一斉に連休とらなきゃいけないの?
私は訴えたいんです。
みんなで正月に連休にしなくたって良いじゃん!と…!!
特に、銀行!!おまえは普通に営業しろ!!してください!
休みを平均化したい
年末年始の仕事が忙しくなるのって、正月に休む分の仕事が前後に圧縮されるからなんですよ。
そんなに6連休とか9連休とかじゃなくていいから、普段から週休3日とかにして、なるべく一定のペースで働けたら良いのになあと思います。
だって、正月にドカンと休んだって、どうせ帰省してモチを食べて寝て行き帰りの新幹線が激混みでHPを削られるくらいですよ。
で、ぐうたらして太って、休みボケで仕事に行きたくなくなるまでがセット。
それよりは、毎週末とか日々リフレッシュしながら平均的・健康的に働いていたい…・
正月休みの関係ないお仕事の人々
と思って調べてみたら、けっこうお正月に関係なくみなさん普通に働いてる仕事もありました。
介護施設勤務
グループホームなどで要介護老人のお世話をする介護士・ヘルパーさんたちは、休んだら保護責任者遺棄になっちゃいます。
当然、年末も年始も休めず、平常営業となります。
郵便局員(集配業務)
年賀状の仕分け・配達のある郵便局の社員は、普段通りというか正月こそ繁忙期です。
コンビニ店員
24時間365日営業のコンビニにお正月休みなどありません。
なお、学生さんのバイトが帰省してしまうと店長が寝ずにシフトに入っている模様。
病院勤務の医師・看護師
入院患者のいる病院も24時間365日営業です。
正月だからといって医者や看護師が休んでしまったら、ホラーなことになってしまうでしょう。
食品工場勤務
工場の機械というものは、一回止めるのに大変なコストがかかってしまうので、基本的にずっと回しっぱなしなのだそうです。
ということは、その間は人も出てこないといけません。
正月の臨時バイトを募集したり、出勤手当を出して人員を確保しているようです。
接客業
デパートなどの接客業は、初売りセールで年始から激務です。
SE(システムエンジニア)
企業が休みの時にこそシステムをリリースするSE(システムエンジニア)も年末年始に動いています。
空港・鉄道
帰省ラッシュ&Uターンラッシュを支える空港・鉄道関連のお仕事も、年末年始は多忙になりますね。
酪農・畜産業・飼育員
動物も365日お世話が必要ですから、動物に関わお仕事をする人に正月休みなどありません。
コールセンター
コールセンターは、企業相手だと年末年始休みですが、個人相手の業務は営業してるところが多いです。
私がいたセンターは365日休み無しだったのですが、正月はヒマなので希望者は割と休みを取れてました。
正月にみんなで休まなくていいじゃん
世の中にはお正月も普通に働いてる人とか、お正月だからかえって忙しくなる人もいる。
お正月にカレンダー通り連休な人も、けっこうその前後で無理してたりする。
だったら、そこまでして銀行からなにから皆で足並みそろえて休まなくてもよいのではないでしょうか?
そんなドカンと休まなくても良いような働き方を普段からできる方が良いんじゃないかと思うんですよね。
平日に疲れを溜めて、週末にぐうぐう寝てる。年末に疲れを溜めて、正月はぐうぐう寝てる。
なんかそれって、休日に寝るためにわざざ仕事で疲れてるみたいじゃありませんか?
休みは体力回復よりも有意義なことに使いたい
私はフリーランスのライターをしていたんですが、あんまり丸1日「ここは休み」って休日を作ることはしませんでした。
1日に10時間くらい仕事するんですが、在宅ワークで通勤時間ゼロだったので、リラックスする時間は十分に確保できていました。
たまに仕事を入れない日もありましたが、そういう日は旅行したり、テニスしたり、映画を見に行ったり「レジャー」に使っていました。
だから、体力・気力を回復するための休みっていうとゼロ日だったんですよね。
でも健康だし、元気だし、ぜんぜんへっちゃらでした。
土日祝日とか、もちろん正月休みとか関係なくマイペースに働けていました。
なので、曜日感覚がわからなくなって、「あれ、いつもの時間にバスが来ない!と思ったらきょう祝日じゃん!」みたいな弊害はありました(笑)
今は再び会社員をしていますが、土曜日が固定で休みになって曜日感覚を取り戻しました。
週1日休み、というとブラック企業っぽいんですが、完全に定時で帰れるので週末ばたんきゅーみたいなことはありません。
会社帰りにテニスする余力があるくらい。
休みの1日はやっぱり遠出したりとか、大掃除したりとか、何かアクティブに動くのに使っています。
疲れて家で寝てるだけなんて、もったいない気がします。
まとめ、原始人に正月休みはなかった
なんだか話があっちこっち行きましたが、年末年始に休むためにその前後をわざわざ激務にすんのは意味が分からない!っていう話でした。
だって、カレンダーなんて400年前の人が決めたのがそのまま残ってるだけで、それが働き方のリズムとして適切かどうかなんて怪しいわけですよ。
それよりだったら、まだカレンダーがなかったころの原始人の方が人間らしい働き方だったんじゃないかなと思うんです。
たぶん、曜日とか年末年始とかに関係なく、必要になったときに狩りをしたり木の実を集めたりして、疲れたときに休んで、っていうマイペースな生活だったはず。
しかし、なんだかんだ正月は保育所も休みだったりするので、カレンダー通りに休める仕事は子育てしながら働きやすそうですね。
土日祝休みで9時-5時の仕事って、公務員や大企業以外にもあるんでしょうか?
働きやすい中小企業の見つけ方をまとめてみました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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