きょうは頭痛がひどいから仕事に行きたくない。
昨日失敗して上司に怒られたから職場に向かう足が重い。
今月は忙しい月なのにどうしてもやる気がでない。
そういう時ってありませんか?
でも、世の中にはとても楽しそうに仕事をしている人も、仕事が生きがいだという人もいますよね。
そんな人は運が良かったのでしょうか?たまたま天職に巡り合えたとか?
そんなのずるい!!私も巡り合いたい!
そしたら勝手に、やる気がモリモリ湧いてきそうだもの!
そう思ったあなた。
確かに、仕事のやる気が出ないのは「魂からのメッセージです」とか
「あなたがやるべきことではないからだ」という考え方もありますよね。
ですが、この記事では「どんな職についてもやる気が枯れない方法」についてお伝えしていきます。是非読んでみてくださいね。
目次
なんで仕事をするのか?
そもそも、仕事って何?
なんで辛い思いをして上司にへこへこして、同僚のグチを聞きながら、朝早くから夜遅くまで働かなきゃいけないのでしょうか?
生活のためとはいえ、辛いなってときもありますよね。人間だもの。
世の中には、言われたことだけやってその他は無関心。時間が来たら、忍者かよって突っ込みたくなるくらいの素早さで帰ったり、トラブル起きたときは驚くほど気配を消している人っていませんか?
しかし、そんなことでは仕事の本当の楽しさ、醍醐味は味わうことなく終わってしまいます。人生において睡眠の次に時間を費やしているであろう、仕事の時間にパラダイムシフトを起こしちゃいましょう!
「仕事」というものの捉え方をかえてみたら、別にやる気が出なくても大丈夫ですし、やる気の源泉を作っていったら多少のことには影響されずに働くこともできますよ。
仕事が教えてくれるもの
仕事イコール、お金を得るもの。という考え方でいると、苦しさから抜け出すことはできません。
なぜなら、仕事をするということは社会と繋がることであり、社会と繋がることは「様々な理不尽」を経験することでもあるからです。
理不尽に向き合う力をつける
例えば、植物も、少し厳しい環境の方が結果的に強く育つのだそうです。温室でポヤポヤと育った植物は環境の変化に弱い。
心身を崩してしまうほど厳しい環境はちょっと違うと思いますが、どんな環境でも笑顔の人には言葉にできない安心感があります。
理不尽という厳しさも、あなたの根っこを強く育ててくれる「環境のひとつ」と考えてみてはいかがでしょう?
そうして、理不尽に目くじら立てるよりも、対処法を身に着けていったり、時には受け流すような自分の中の手札を増やしていく方が人生は歩みやすくなったり、周りの人の評価もよくなるということですね。あなたの魅力、懐の深さも増しますよ!
期待を手放す
感情と仲良くするために「期待を手放しましょう」とよく言われます。仕事は、そういう意味でもよい修行の場になってくれます。
「人事を尽くして天命を待つ」
私は6年ほど営業の仕事についていましたが、その時の尊敬していた先輩が良く言っていた言葉です(あと、働かざるもの食うべからず。もよく言ってましたね)
営業という仕事は、商品とお客様を結び付ける仕事です。
一見派手に見える営業の仕事も、8割は地味な事の積み重ね。準備が9割と言われるほど、プレゼン前には細やかな準備が大切です。
そして、全力を尽くしたあとは、お客様に選択をゆだねて「返答(天命)を待つ」のです。
変に期待をしている時は、不思議なくらいお客様は警戒したり、返答を渋ります。
必要なご縁なら繋がっていくさ。くらいの軽やかさで、でも仕事は熱くこなしていく。そうすると自然と良い返答が返ってきます。
私の勤めていた会社は完全歩合制でしたので、気を抜いたら期待したくもなりましたが、日々精神的に鍛えられたなあ~と、今では思います。
仕事で得られるもの
1.感謝の心・精神
新しく仕事を覚える際や、いつもの仕事なのにミスが続いたりすると、自分のできなさを思い知ります。
そんな時は、自分にベクトルを向けてへこんでしまうよりも、根気よく教えてくれる先輩や、ミスをフォローしてくれる仲間など、周りへの感謝を感じてみてください。少しづつ前向きな気持ちが溢れてきます。
そうして「当たり前にできる事なんて一つもなかったなあ」と気が付くので、少し謙虚になれたりもします。謙虚な方が可愛がられたりもしますので、お得ですよ!
また、できないことにぶつかっても逆に「伸びしろ発見!!」とプラスにとらえてみましょう。
2.自分が磨かれる
自分磨きをしながら、お金ももらえるって考えたら仕事も少しだけ楽しくなってきます。
更に、自分の目標みたいなものと、仕事で得られるスキルアップを絡めて考えてみるともっと意欲がわいてくるでしょう。この時、仕事以外でもなんでも自分の成長につながると思っていると、得られるものも多くなります。
例えば、私は社会人1年目の時に「先輩たちのお茶を入れる」というのを毎日やっていました。その時、ほうじ茶や紅茶は普通に淹れれるのですが、なぜか緑茶だけは絶望的に下手くそでした。
どのくらい下手だったかというと「今日は緑茶なの?じゃあ代わりに私(先輩)が煎れるね」と気を使われるほどです。蒸らしすぎるのか、茶葉が多すぎるのか、いつも苦みストロング!!って味になってしまうのです。
始めの頃はうまく煎れられない上に、こともあろうことか「めんどい」とか思ってました。
そんなある日、実家にいる際に来客があり、緑茶を煎れなければならない状況に出くわします。案の定、母親に「ちょっと!色濃すぎよ、苦いんじゃないの!?」と返されてしまいました。
その時、会社のお茶くみをもっとまじめにやっとけば良かった。。たかがお茶汲み。されどお茶汲み!!あなどれません。これが親戚だったからいいもの、もしもお見合いの場、重要なお客様に出すお茶だったとしたら?
まずい茶を出して「君のお茶は飲めない…」とか言われちゃったら泣いても取り戻せません!
それからは、ちょっとしたことにも「何かの役に立つかもしれない!」と全力で取り組む時間が増えていきました。
何ごとも無駄なことはないのですが、人は苦しい時に、できるだけ手間を省きたくなるものです。しかしそういう時、実は「試されている」事が多く、ピンチとチャンスの分かれ道となります。苦しくなったら「この経験は絶対に学びに変える」という心で受け取ると、ふとした瞬間に役に立つ経験となってくれるのです。
3.才能が開花する
仕事というのは、自分の好き好みで内容を選べないことが多いですよね。
でも、逆にそれが良いのです。例えば、勤務年数に応じて、背伸びをしないとクリアできないことが課せられることがあります。
そんな時は自分にできるかプレッシャーを感じてしまいますよね。
しかし、できることを繰り返してばかりでは成長できません。100%以上の力でチャレンジをする機会が与えられるとき、あなたの成長のチャンスがきているのです。
今の時代、ストレスやプレッシャーは良くないという見方もありますが、成長したいのなら「圧」は必須です。全力を出し切ってなお、達成できるかわからないチャレンジだからこそ、必死で考えて取り組みますし、その時間の中で磨かれ、あなたの新しい才能や魅力が出てくるのです。
やる気の源泉の作り方 ~やる気が途切れない方法~
たしかに、仕事って絶好の修行の場所!でも、そもそもやる気が出なくちゃ頑張れないわ~。という声が聞こえてきそうです。
わたしも、以前はやる気の素を探し、見つからず、結果仕事しないでコンビニに営業車停めてミスド食べてふて寝する。なんてどうしようもないスパイラルに陥っていた時期がありました。
でもね、実はやる気の素って作れるんですよ☆
そして、このやる気の素は集めるのに少し時間はかかるかもしれませんが、一度手に入れたら、ほとんど一生使い続けることが出来ます!!
では、やる気の源泉って何でしょうか?
(ここからがこの記事で一番重要な部分です)
それは、、、
『温かい記憶』です。
温かい記憶とは、仕事をしている中で誰かと関わって、涙が出るほど感動したり、心がじんわり温まったような経験のことです。
できたら、胸がぐっと熱くなり、昨日のことのように思い出せるような記憶がおすすめですが、口元が緩むようなほんわかしたものをいくつか集めても良いでしょう。
営業ならば、お客様や支えてくれる事務職の人達を。事務職なら普段関わる人や、その先にいる経理や現場の人達を想像してみましょう。
その記憶の温かい光のようなものを、すっと取り出すイメージをして
「ああ、ありがたいなあ~」
「なんだかあの時は言葉を交わさなくても、分かり合えたような不思議な一体感があったなあ。優しい空気だったなあ…」
と、丁寧に感じるだけで良いのです。
じわじわと胸の奥が厚くなってきて、目が潤んでくることもあります。まるで、春の陽だまりに座っているように、体がぽかぽかとしてくるのです。
すると、不思議と力がみなぎってきます。
疲れている時も、不思議と立ち上がれるのです。
その時の感覚は「過去に応援されている」ように感じるのです。
N君とのエピソード
私もぶっちゃけ、営業になりたての1~2年目はただ辛い、しんどいという日々を過ごしていました。そんな時、実際に体験したN君との思いでです。
当時私は、自分の担当の営業地区の1つに毎日夕方に訪問していました。
その日も夕方から、チラシ配りに出掛けたのですが、薄暗くひんやりとした廊下は職員の人も足早に通り過ぎてしまうのであまりチラシを手に取って貰えません。
しかも新人ともなれば、相手にしてもらえることは少なく、毎日戦意喪失してとぼとぼと電車に乗って帰るような日々でした。
2時間以上立ちっぱなしで、足は棒のようだし、声をかけてもほとんど無視されるので笑顔もだんだんと消えていきます。
そんな中、何人かの顔を見知った人が通ると、少しだけ嬉しくなるのですが、みんな忙しそうに、視線だけこちらに投げて足早に通り過ぎていく。
その中の一人にN君がいました。
実はN君とは営業になってすぐに出会い、名刺をお渡ししたものの、約1年くらいは挨拶をしてもほとんど無視をされていました。なので、私は「うーん、嫌われているのかもしれないし、気を使わせちゃうのもアレだから程よく距離取っておこう」と思っていたのです。
夕方のチラシ配りが半年くらい経った頃、急にN君に話しかけられたことがありました。
N君「もう他の人帰りましたけど」
私(あ、早く帰れって事なのかな??ドキドキ)
「あ、そうですね!もう少しで閉庁の時間なので私も帰ろうかなあ」
急に話しかけられて(何か注意されるのかと)ドキドキしながら、その日はとりあえず帰りました。するとまた数日後、N君に話しかけられたのです。
N君「今日もいるんですね。大変じゃないですか?」
私(あ、この前も特に怒っているとかじゃなかったんだな)
「平気ですよ~。N君も遅くまでお仕事大変ですね」
そのままN君はどこかに行ってしまったので、私は帰り支度を始めました。
「あと、15分頑張ったら帰ろう…」そう思って顔を上げた瞬間、目の前にはまたN君が立っていました。
私「あれ?どうしましたか」
N君「。。。これ、今日もお疲れさまでした」
目の前に差し出されたコンビニの袋にチョコレートが入っていました。
突然すぎて「はあ、ありがとう。。」というのが精一杯でした。
N君の背中を見送って、私はすぐにトイレに駆け込みました。営業になって、自分のできなさや無力さを毎日嫌というほど感じていたので、心が干乾びそうだったのです。
そんな時にN君の優しさが、とてもとても嬉しかった。
この時のことは、今でもたまに思い出します。すると背筋が少し伸びるような気がするのですよね。
そういう記憶を積み重ねていると、過去が今の自分を応援してくれるようになってきます。
少しくらい辛くても、朝起きた瞬間から21時までごはんを食べる時間がなくたって(笑)なんとか走り抜けることが出来ます。
まとめ
一番大切なのは仕事でもなんでもその人自身の在り方ではないでしょうか?
その人の心を映し出すモノのひとつが仕事だというだけで、全ては繋がっているので、うまく取り繕っていても不自然なことはいつかボロが出ます。
だから、仕事をするにも心は重要です。
モノのやり取りだけではご縁は強くなりませんから、心を配り、温かい記憶(やる気のもと)を増やしていく。そうすることで、モノではなくあなたが売れていきます。
そして、働く意義とは「傍を楽にすること」という捉え方があります。
とてもシンプルですが、現代では「働いた分だけお金がもらえる」という感覚が当たり前になってしまい、仕事をする本質のようなものが見えなくなってしまっているように感じます。
私自身、お金を得ることを中心にしていたころは、考え方も極端で、そのため自分と違う人間は敵に見えてしまっていました。でも、そうじゃなかった。
周りの人のために、誰かの幸せのために奉仕の心で何かすること。そして誰かの幸せを、心から一緒に喜べる心。
そのことを心の真ん中に置いていたら、お金じゃなく動けるはずです。笑顔や信頼を集めて、やる気のもともどんどんたまっていきます。すると、落ち込むことはあっても、すぐに復活できるようになってきます。
仕事にやる気でない原因の一つは、この温かみのある良い経験が少ないからかもしれません。もし、ひとつでも思い出せる出来事があったら、そのことは宝物のように大切にしてほしい。
きっと、思い出しただけで、体は限界でも不思議と立ち上がれる。力が湧いてきます。そんなエネルギーの源泉を仕事を通じて持てるといいですね!
それはきっと、仕事の枠を超えて人生の宝物になってくれるでしょう。
仕事以外にもやる気が出ない場合は、こちらの記事がヒントになるかもしれません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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