魂を磨く

品格がある人の特徴と品位を磨く7つの方法|品格とは?意味も解説

品格のある人の特徴

何となく品がある、育ちが良さそうだな、と思う人があなたの周りにもいませんか?

皇族でもない芸能人でもない普通の人なんだけれども、行動や言葉から品格がにじみ出ている。

身なりやマナーがきちんとしている。自然に周りの人に気を配って、自分をひけらかすことなく、それでいてお高くとまることもなく、皆を楽しませたりもする。

こんな品格のあふれる人になりたい! というわけで、品格を向上する方法をまとめました!

品格とは? 品格の意味

品格とは

「品格がある」にはいろいろなイメージが含まれていると思います。最初に、品格の意味を考えてみましょう。

品格の「品」には「本質」という意味があります。また、「格」は「あの人は別格だ」のように、身分や程度を表します。

つまり、人の品格とは、人間としての本質=中身がどの程度かという意味になります。

貴族の責任、ノブレス・オブリージュ

今は人類平等ですが、昔の貴族など身分の高い人たちは、民に尊敬される立派な人でなければなりませんでした(本来は、ですが)。

フランス語に、「ノブレス・オブリージュ」(noblesse oblige)という言葉があります。高貴さには義務が伴う、という意味で、貴族の責任を表します。

財産や権力、社会的地位を持つためには、それに比例して責任も持つということになります。

昭和天皇が戦後、マッカーサーに会たとき、開口一番に 「この戦争の全ての責任は自分にある。 自分の命はどうなっても構わないから、一億の民を飢えさせないでほしい」 というようなことをおっしゃったそうです。

民のことを思い、民のために責任を背負う、まさにノブレス・オブリージュですね。

品格のある人・高貴な人の特徴

品格がある人の特徴

貴族でなくても、周りの人のことを考え、責任感を持って行動する人には品格が備わっていきます。

品格がある人の特徴は、このようなものではないでしょうか。

生き方から感じる品格

何か志を持ってやり遂げる人 からは、スポーツ選手でもビジネスパーソンでも主婦でも、品格を感じられます。「私はこれに生きる」という責任感があふれている人、でしょうか。

ハケンの品格』というドラマもありましたが、あれも「ハケン」という生き方を極めて生きるのがカッコいいということですね。

立ち居振る舞いから感じる品格

品格とマナー

品格は服装や立ち居振る舞い、マナーや作法にもにじみ出ます。

  • 感じの良い、場をわきまえた服装
  • 背筋が伸びて凛とした佇まい
  • 食べ方がきれい
  • 大きな音を立てずにスマートに動く
  • 身の回りがきちんと整頓されている

単にマナーがちゃんとしていて食べ方がきれいというだけでなく、その場の人が不快な思いをしないように配慮して周りに合わせたりするのが品格のある人です。

オーラがある

ここまでの特徴が総合されて、「なんかあの人は品があるな、ちょっとすごそうだな」というオーラ を発します。

オーラ、というとちょっとスピリチュアルな感じがしてしまいますが「雰囲気」ぐらいに思ってください。

初めて会う人から、「何か道ごととかされてるんでるか?」「失礼ですが、もしかして公家の人ですか?」などと間違われるようになったら品格が備わってきた証拠です。

では、どうすれば品格を向上できるのでしょうか? 今すぐ始められる品格の上げ方はこちらです。

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品格を磨くには

品格を上げるには

ここまで見てきたように、品格を上げるためには本質、中身、心の中で思っていることを変えるというのが重要です。

ということは、「自分が品格を上げて良く思われたい」という気持ちはひとまず置いておいて、「いかに周りの人に不快な思いをさせないか」ということを考えるということです。

いかにお品よく食事ができても、(品があるだろう、ドヤァ!)と心の中に見せびらかす気持ちや周りの人をバカにする差別意識があったら、残念な「痛い人」 のオーラになってしまいます。

すぐには難しいことですが、形から入っていくことも大切です。続けていけば必ず心も変わって、オーラを発することができるようになりますので、ぜひチャレンジしてみましょう!

1.品格のある人を見る

品格のある人になるためには、品格のある人を見ることが一番の近道です。

人の脳には「ミラーニューロン」という神経細胞があり、他の人の行動を見ているだけでまるで自分が行っているかのような反応をすることが分かっています。

たとえば、コックさんや昔の日本の職人さんの修行と言えば教えてもらうのではなく「見て覚えろ」のスタイルでした。一流のレストランで皿洗いをしたコックさんは、後で成功することが多いともいわれています。

すぐにはできなくても、品格がある人を見ていると脳のミラーニューロンがその感覚をコピーしてくれ、だんだん自分でも同じような行動ができるようになっていきます。

テレビや映画でも良いですが、直接会うことが一番インパクトが大きいのでおすすめです。身近な人で「この人は品があるな」と思う人や街で素敵だと思う人をコッソリ観察してみましょう。

2.服装を変える

自分を変えるには、服装を変えるのも強力な方法です。品格がある人を観察して、自分のなりたいイメージが出てきたら、まずはそれにふさわしい服装に変えてみましょう。

もっと落ち着いた服装、になるかもしれませんし、もう少し明るい色味に、となるかもしれません。

ポイントは、その場とタイミング、状況にふさわしい服装で、見た人が「気にならない」ということです。地味なら良いというわけでもなく、たとえばパーティの席ならば華やかである必要があります。しかし悪目立ちしない、奇抜すぎない、ということは大切です。

また、きちんと手入れをして良い状態で着る ということも重要です。高級ブランドでも、洗濯が雑で痛んでいたら台無しです。

3.いつも姿勢を良くする

座っている時も、立っている時も、いつも「良い姿勢」を意識しましょう。 人と会うときだけでなく、家にいるときもです。

これには、周りの人に好印象を与えるだけでなく、自分を観察してコントロールする力のトレーニング の意味もあります。

一人でいるときにも、「あっ、いけない、猫背になっちゃった」と自分で自分を見ていると、自分中心でない品格のある思考に移行していくことができるのです。

もちろん、これも時と場合によりけりで、周りの人がソファでリラックス体制なのに一人だけシャキッとしていたら変だし、「どうしたのかな?」と気を使わせてしまいますね。

早速、今から姿勢を正してみましょう。

4.食べ方の練習をする

食べ方で品格を上げる

食べ方」は、品格・育ちが表れると感じられるものの1つです。

マナーがちゃんとしているということも大事ですが、食べている姿が周りの人に不快感を与えないということがポイントになります。色々なマナーも、元は一緒に食事をする人に不快感を与えないための所作がまとめらたものなんですね。

食べ方の品格を上げるためには、簡単な練習方法があります。

それは、鏡を見ながら食べることです。

自分が食べている姿は、自分ではなかなか見る機会がありません。厳しい家庭で育った人なら、

「クチャクチャ音を立てない!」

「肘をつかない!」

と小さいころからしつけられて身についていますが、自信がない人は自分で自分の食べ方がどうなのかを鏡で見ながら、自分でしつけましょう。

また、食べ方のお手本には、グルメ番組よりも普通のドラマに出てくる食事シーンが自然なのでオススメです。身近な人で食べ方が上手な人も観察して真似してみましょう。

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5.誰にでも丁寧に接する

品格がある人は、誰にでも平等に丁寧に接します。お店の店員さんだからと言って横柄な態度を取るのは下品ですね。また、偉い人にペコペコするのも品がありません。

上場企業の社長さんでも、居酒屋のバイトの人でも、女子高生でも対応できるような「標準の接し方」を自分の中で考えてみて、そこから崩れないように意識して人に接してみましょう。

6.周りの人が喜ぶことを探す

品格を向上するには

人と会うときや仕事をするとき、または家庭の中でも、品格のある人はいつも「周りの人が喜ぶこと」を考えています。

自分が目立ちたいとか、自分がかまって欲しい、自分が得したい、自分が勝ちたい、そいういう「自分が」な気持ちをいかに無くして周りの人を思えるか、がノブリス・オブリージュですね。

でも、やっぱり出てきちゃいます。急には無理ですので、自慢話とかが出てきたら「あ、いかんいかん」とすぐにやめて、周りの人の話を聞いてあげたりする方に切り替えるクセを付けていけば大丈夫です。

7.見られていることを意識する

一人でいるときも、ごまかしたりしないで「人の目がある」ことを意識しましょう。そして、誰に見られても恥ずかしくない行動を選択していきましょう。

それを積み重ねていくと、だんだん品格が備わっていきますよ。

立場が品格を磨くという例

横綱の品格

画像引用元 http://candy-botan.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/25-4716.html

品格と言えば、相撲好きな人は「横綱の品格」ということが思い浮かぶでしょう。

横綱は番付の最上位ですが、降格することはありません。横綱はただ強さを示すランキングではなく、相撲を象徴する地位なのです。

そして、相撲はただのスポーツではなく神様にお見せする「神事」でもあります。

だから横綱はただ勝って強ければよいのではなく、せこい勝ち方をしないで正々堂々と、神様に恥じない相撲をとって勝ち続けなければいけません。

外国人力士で「この人大丈夫かな?」と思っていても、横綱になるとちゃーんと品格が付いてきます。周りの人からそういう目で見られて、責任を感じて精神性が変わっていくのでしょう。

私たちも、「自分はこういう存在だ」と自覚し、世の中に対する責任を感じることで、誰でも、どんな育ちでも品格は備えていけるのです。

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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