自意識過剰とは、自分の行動や見た目に対して、必要以上に気にしてしまう人のことです。
他人の目や評価が気になるあまり、生活の中で生きづらさを感じたり、関わる人に不快な思いをさせてしまったりすることも……。
これが原因で「また私の悪口を言われているのかな?」と人の顔色を伺う女性もいれば、「きっとあの男性は私に気があるわ!」と勘違いしてしまう女性もいます。
この記事では、他人から避けられがちな『自意識過剰女』の特徴や原因、治し方を徹底解説。
痛々しい勘違い女にならないためにも、関わりにくい思い込み女にならないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。自意識過剰を克服して、自分らしく居心地のよいライフスタイルを手に入れましょう!
自意識過剰な女性にありがちな4つの特徴
女性にありがちな自意識過剰のタイプは大きくわけて2つ。
『人の目を気にして、動けなくなる消極的型』
・人前に出ると極度に緊張してしまう
・常に自分の悪口を言われているように感じる
『自信過剰となり勘違いを起こす、プライド高め型』
・自分は周りから評価されており、優秀だと思い込む
・モテる、愛されているなどの勘違いが多い
自意識過剰が原因となって、引き起こす2つのタイプは対照的ですが、どちらも『人の目や他者評価を異常に気にしている』という共通点があります。
次に自意識過剰と思われてしまう女性にありがちな特徴を紹介しましょう。
特徴1.他者評価・周囲の目を気にしすぎている
人の目を気にして動けない消極的型でも、自信過剰となり勘違いを起こすプライド高め型でも、どちらの自意識過剰も『他者評価』や『周りの反応』を気にしすぎています。
たとえば消極的型の場合、周りに悪く言われていないか?という評価が気になり、おどおどしてしまいがち。逆にプライド高め型の場合は「みんなは私を評価してくれている!」と勘違いを引き起こしがちです。
自意識過剰がどう出るかは個人差があるものの、他者評価に重きを起きすぎて行動してしまいます。
特徴2.考え方がよく変わる・情緒不安定である
また、他者評価を気にするがあまり、周りの意見や思考に影響されやすいのも特徴のひとつ。
「◎◎さんが言っていたから、私もこうしよう!」
「■■さんの方が評価されているから、言われた通りにしよう」
と、周りの意見に左右されすぎてはいませんか?価値観は年齢とともに変化するものですが、周りに影響されすぎて、自分の感情がわからなくなってはいませんか?
また、相手は自分のことを言っているつもりでなくても「もしかして、私のことを言っているのかな?」と思い込んでしまい、考えすぎてしまったり、浮かれすぎてしまったりすることも。誰かの言葉で一喜一憂してしまうので、情緒不安定な方も多いです。
特徴3.適度な肯定感を持てていない
「自分は優秀で素晴らしい人間だ!」と思い込んで自信過剰になったり、逆に「私なんて役立たずだし……」と必要以上に自身を卑下しまったりするのも、自意識過剰な女性の特徴です。
極端な2つのタイプですが、いずれにしても『適度な肯定感』を持てていませんよね……。
自意識過剰というと「自分のことばかりを考えているのでは?」と思われがちですが、実はそうではありません。
他者評価を気にしすぎて、客観的かつ冷静に自分を把握できていないからこそ、適度な肯定感を見失い、生きづらさを感じてしまう人もいるのです。
特徴4.常に見られていると勘違いしている
消極的型も、プライド高め型も、一見タイプが異なるように感じますが、どちらも「常に自分が見られている」と思い込んでいます。
そこまで周りの人は気にしていなくても、何気ない言動で「嫌われている……」と落ち込んでしまったり、逆に「さっきの人、私のことを見ていたわ。きっと私に好意があるんだ!」と勘違いしてしまったりするのです。
そう考えると、自信過剰な人も、自分に自信を持てない人も共通がありますよね。
自意識過剰を引き起こす原因・自信の裏に隠される3つの心理とは?
自意識過剰にはさまざまなパターンがあるものの、その原因はまさしく『他者評価』を基準にして、物事を考えているから。
また、一見自信がありすぎるように見える自意識過剰さんでも、自信の裏にはある心理が隠されているのです。
心理1.人と比べたり、優越をつけたりしたい
他者評価ベースで物事を考えてしまう自意識過剰さん。
<自分は誰かと比べて劣っているから嫌われたくない……。>
<自分は誰かと比べて優れているから特別扱いされて当たり前!>
自分と人を比べすぎて、順位をつけてはいませんか?
とくに「痛々しいなぁ……」と思われてしまうのは自信過剰でプライドが高めの自意識過剰さんです。
消極的型の自意識過剰さんも生きづらさを感じているのは確かなのですが、プライドが高く、自分を過大評価してしまう自意識過剰な女性は、いわゆる『マウンティング女子』になりがち。
マウンティング発言を繰り返しているうちに、周りの人から距離を置かれることもあります。
※マウンティング女子とは?
相手より自分が優位であることを行動や発言で示して、マウンティングポジションを取ろうとする女性のこと。とにかく格付けあいたい性質。
心理.2.本当は自信がない
消極型タイプの自意識過剰さんは自己肯定感が低く、自信がないことがわかる言動が多いのですが、自信たっぷりに見える自意識過剰さんでも、本当は自分に自信がない傾向にあります。
自分に自信がない→人の目を気にしてしまう→人の興味をとる行動を考えてしまう→他者評価される自分を意識する=結果的に自分自身ばかりを意識する。
このメカニズムで自意識過剰となり自分の話題ばかりが増えたり、自分に向けられている目を過剰に気にしてしまったりするのです。そして当の本人はこのメカニズムに気が付いていないことがほとんど。
そもそも他者評価や優越をそこまで気にしていなければ『完璧じゃない自分』も受け入れられます。
しかし自意識過剰のサイクルに陥ってしまう人は、完璧主義である傾向が多く、誰かより劣っている部分に対して過剰反応するのです。自信がない・できないことを全て悪いと決めつけてしまっているのでしょう……。
心理3.承認欲求が満たされていない
また、自意識過剰の女性に共通する心理は『心の満たされなさ』です。職場の上司や信頼できる友人・彼氏に褒められたり評価されたりしても、どこか満たされない虚無感を抱えている人が多く、満たされない葛藤から、自意識過剰を引き起こすこともしばしば。自信が溢れるように見えていても、肯定感のバランスが悪く、ストレスを抱えてしまうのです。
脱!勘違い・自意識過剰女を卒業するための改善方法
自分のことを悪く言われているような気がして、常にストレスを感じているパターンも、自信がありすぎて仕事やプライベートで帳尻が取れないパターンも、『自意識過剰』が引き金となる生きづらさです。
「今の自分のままだと、ストレスが溜まる一方だわ……」
「もしかして、ストレスの原因は自意識過剰にあるのかもしれない……」
そう感じている女性に向けて、自意識過剰な女性から卒業するための改善方法を具体的に紹介していきます。
試せるものや、心あたりのあるものから試してみませんか?
改善方法1.他者評価を基準にしない
自意識過剰な自分から卒業するための第一ステップ。それは『他者評価』を忘れることです。
現代社会では誰しも人の関わりの中で喜びや価値観を見出してしまいがち。たしかに上司や恋人、友人から自分の実力を認められるのは嬉しいことですが、そればかりにとらわれていると自分の素直な気持ちを見失ってしまいます。
仕事をしてお金を稼ぐ理由も、恋人や友人と関わる理由も、すべては自分のためですよね。誰かに尽くしたり奉仕したりすること自体が悪い行為ではありませんが、他者評価ベースで行動しすぎると本末転倒。誰のためでもなく自分のために日々を過ごしているのですから、周りの意見や評価にとらわれすぎたときは『自分はどういう人生を歩みたいのか?』今一度、見つめ直してみましょう。
改善方法2.他人は自分をそこまで意識していないことを知る
「私は気が効かないタイプだから、また誰かの気分を害してしまったかも……」
「きっとあの彼は私に気があるはず!」
「私は上司や先輩から評価されていて、期待もされている!だからその期待に答えなきゃ!!」
両極端な『自意識過剰』ですが、どちらにも通じて言えるのは、人の目を意識しすぎていることです。だから自意識過剰と言うのですが……(笑)
どういうパターンであれ、周りの目が気になりすぎてプレッシャーやストレスを感じている人に伝えたいことがあります。
それは……自分が思っているほど、他人は自分のことを意識していないということ。
薄情な印象を受けるかもしれませんが『いい意味で』意識していないのです。
あなたの人生は紛れもなくあなたが主役。そして誰かの人生の主役は紛れもなく『誰か』。だからこそ、いい意味で自分が思っているほど、人はあなたを気にしていないのです。
きっと誰かとあなたを置き換えてみればイメージができるはず。あなたがストレスに感じている『周りの目』はあなたが作り出した妄想にすぎません。
改善方法3.素直な気持ちを表現する
周りの意見や視線、評価を気にするあまり自分の素直な気持ちを隠していませんか?
「誰かに認められたい!」という承認欲求は、生きていくうえで大切なことです。しかし他人ばかりを気にしていると、自分の素直な気持ちを見失い、自分を認めてあげることすら難しくなります。
誰かに認められたいのなら、まずは自分が自分を認めること。その第一歩として自分の素直な気持ちで意見を述べたり、伝えたりする練習をしてみましょう!
多数派の意見に流される必要はありません。
自分の意見やアイデアが採用されなくても、落ち込むこともありません。
さまざな意見、価値観を交換しあえて、違う意見でも受け入れられる状態こそ、自意識という名の牢獄から抜け出すために必要なステップなのです。
改善方法4.見栄をはったり、比べたりしない
これは、プライドが高めの自意識過剰さんにありがちなのですが……気がつけば自慢話に走っていたり、誰かと比べて優越に浸ったりすることはありませんか?
- ○○さんと比べたら、私はまだ幸せな方!
- ◆◆さんより私の方が仕事もできるし……
こういう感情がわいて、どこかで安心している自分がいるのであれば『自意識過剰』の可能性があります。
どうして○○さんと比べて、幸せである自分が落ち着くのでしょうか?
どうして◆◆さんより仕事ができるから安心できるのでしょうか?
それは他者評価ベースに物事を考えているからではないのでしょうか?
見栄を張る必要も、誰かより優っている必要もないのです。なぜなら、あなたはあなたの人生を、誰かは誰かの人生を生きているから。
誰かと比べて安心している自分がいるなら、その感情をひとつずつ分解してみましょう。誰かに投影しているだけで、自分の変わりたい部分や欠点が隠されているかもしれませんよ!
改善方法5.自分自身と向き合う
自意識過剰な自分と卒業して、自分らしく生きたいのなら、『自分自身』と向き合いことが重要です。
自意識過剰とは文字通り『自分の意識が過剰である』ことを意味しています。
周りの目や意見が気になっていても、それは『周りの意見』ではなく『自分の思い込み』にすぎないことがほとんど。
自分の思い込みに一喜一憂して、悩んだり落ち込んだりしてしまうなら、自分自身と向き合って自分自身の性格とうまく付き合っていきませんか?
「○○さんに嫌われてしまったかもしれない……」
「◆◆くんはきっとひがんでいるだけ!私は悪くない!!」
誰かと自分の関わりの中で、モヤモヤする感情が芽生えてしまったときは、感情に問いかけてみましょう。
〜どうしてそう思ったんだろう?〜と。
自分の感情とていねいに向き合っていくと「あれ?これは勘違いかもしれない……」と思う瞬間も増えるはずです!
まとめ
自意識過剰にはいろいろなパターンがあるものの、自分自身が作り出す『取越し苦労』であることがほとんどです。
他者評価や誰かの顔色を気にしすぎて、本当の自分を見失ってストレスを感じてしまう前に、自意識過剰を生み出すサイクルから抜け出してみませんか?
モヤモヤしたり、落ち込んだり、逆に高揚感に浸っているときこそ、客観的な視点で自分を見つめてみましょう。実は自分も誰かも、尊敬する人も、対して差はないことに気がつくはずです。
思い込みから解放されて、もっと素直に、もっと生きやすい人生を歩めるよう、心から応援しています!
自意識過剰の治し方は、こちらの記事もご参考にどうぞ。
→自意識過剰を治したい!超具体的な20の克服方法をシェアします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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