魂を磨く

スピリチュアルとは何か?これだけは知っておきたい精神世界のこと

スピリチュアルとは

スピリチュアル(Spiritual)とは、物質的なものと区別して「精神的な」、あるいは「霊的な」の意味

日本では、オーラや、前世、占い、引き寄せの法則、風水、パワースポットなど「見えない物を扱うもの 」として一般的になっている。

スピリチュアルは怪しいか?

かつては精神世界と呼ばれ、降霊術やたたりなどアングラなイメージがあった。

スピリチュアルという言葉を定着させたのは、江原啓之と言われている。自らスピリチュアル・カウンセラーと名乗り、著書『幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック』は70万部のベストセラーを記録。テレビ番組にもたびたび出演しスピリチュアルを明るいカジュアルなものに変えた。

その後、スピリチュアルは広く親しまれるようになり、占いを初めとするスピリチュアル関連書籍 が続々とヒットを飛ばした。

今やスピリチュアルの市場規模は今や5000億円とも1兆円とも言われる。Amazonの売れ筋ランキングにスピリチュアル本がトップ10入りするなど、「見えない世界」はもはや一部のマニアだけのものではなくなり、 ごく普通の人がスピリチュアルについてオープンに話せる時代になったと言えよう。

怪しい?胡散臭い?スピリチュアル関連の暗い事件

しかし、一方で物質世界の科学では説明のつかない「見えない世界」には、胡散臭い印象 も付きまとう。

オセロ中島知子が霊能者にマインドコントロールされた事件は記憶に新しい。また、オウム真理教を知る世代は精神を操られる恐ろしさを忘れていないだろう。

特定の宗教や占い、自己啓発セミナーなどスピリチュアルにすがろうと妄信することは、確かに危険 である。本来は人生を豊かにするものであるはずのスピリチュアルだが、中には残念ながら信者を良くするどころか脅し依存させ続けるビジネスに偏った物もある。

支配し搾取する側とされる側の共依存関係 が成り立ち、財産を失い、家庭が崩壊してもなおスピリチュアルに頼る人が出て来てしまうのだ。

見えない世界・スピリチュアル業界の全体図を知っておこう

ここでは、そういった見えない故のあいまいさや怪しさの問題には正面から向き合い、スピリチュアルの全体像を記述することを試みたい。

人間が目には見えない意識を持っている限り、精神的な「見えない世界」も付きまとう。精神を高めたり、自分の心を整えることが人生にプラスになることには疑いがない。スピリチュアル依存することなく、その恩恵を人生に活かすことができれば良いのだ。

そのためには、そもそもスピリチュアルがどのようなものであるのか、全貌を正しく知っていなければならない。ある特定のテクニックや教えを知っていれば安心ではなく、全体の「地図」を理解した上で今どの部分を学んでいるのか「現在地」を知るべき ではないだろうか。そうすれば大きく迷うことは無いだろう。

そこで、「本当に人生を良くするスピリチュアルとは何か」ををテーマに、全体像をできるだけ偏りなく見渡してみよう。

まず、スピリチュアルとは何かという曖昧な言葉の意味を再考し(再定義:スピリチュアルとは抽象思考である)、スピリチュアルの大前提となる意識の構造エネルギー、およびの概念について簡潔に説明する(スピリチュアルの大前提)。さらに多種多様なスピリチュアルを目的により分類して説明する(スピリチュアルの目的による分類)。最後に現在のスピリチュアルの問題点と、それを踏まえて私たちはスピリチュアルとどう付き合っていくべきかを、GLOBOの視点で述べる(BLOBOな視点|スピリチュアルの問題点と正しい関わり方)。

このページを読み終えたときには、あなたはスピリチュアルの世界をどのようにとらえ、どう使っていけばいいのかが明確になっていることだろう。そして、霊感の無い人でもスピリチュアルを理解 し、自分の状況によってどの概念や手法が必要かを判断できるようになるはずだ。

再定義:スピリチュアルとは抽象思考である

見えない世界はあるか、ないか

霊感を持たない人にとって、見えない物は信じがたい 。「直観で家族の死を悟った」等という話を聞いても、霊的な力というと胡散臭さを感じてしまう。もともと死期の予想が付いた事だとか、後からそういう気がしたように記憶を改変しただけだ、あるいは偶然だという科学的な説明で安心したくなる。

もし霊的なものが本当に「ない」としたら、霊能者は全員「嘘つき」であり、聖母マリアは「あばずれ」、パワーストーンは全て「石ころ」 だ。何のことはない。

もちろん、それで人生に何の問題もなく幸せに過ごせていて、周りの人も皆が幸せならば、スピリチュアルを認めない唯物論的な考え方もアリだと思う。(そんな方でも、もしあと5分ほど時間をいただけるのならば、参考までにスピリチュアルを「採用」する考え方をご紹介したいので読み進めていただけたら嬉しい。)

自分自身に霊感が無い場合、すぐ体感的に理解することは難しいかもしれないが、そのような方にも知識としてはおそらく納得のいく説明をしてみよう。

スピリチュアルと数学の共通点

スピリチュアルは、数学のようなもの と考えると分かりやすい。

小学校の算数で「リンゴが3つあります」と言うとき、3という数字は「物」として実在していない 。あるのは両手で持ちきれないだけのリンゴである。しかし、現実にはない「3という数字」を誰もが疑わずに共通理解を持って使っているではないか。

数字と言う概念を用いると、生活や商売の中で問題を解くのに何かと都合が良い からだ。つまり、「3」という物は現実にないけれども、皆の頭の中では「ある」ということにしている。

このように、ないものをあることにして考えることを抽象思考と言う。数学は抽象的な学問であり、存在しないものばかりが登場する。マイナスという概念、ベクトル、時速20キロメートルで走る太郎くん、等そんなのどこにもない。

しかし、「存在しないから意味がない」と言っていても数学の宿題は終わらない。ないのだけれども「あるもの」として考えましょうということになるのだ。

スピリチュアルと数学

スピリチュアルでも、「オーラ」とか「チャクラ」とかは現実にはないけれども「あるもの」として扱うことによって問題を解決しやすくなる。つまり、スピリチュアルは抽象思考なのだ。

たとえば「果物」はリンゴやミカンその他を含むカテゴリーの概念であり、果物というもの自体は存在しない。もしも果物という概念がなければ、「リンゴとミカンとなんとかとなんとかの店」と名乗らなければならくなる。「果物屋」と言う方がよほど便利にちがいない。

同様に、その人の性格や健康など現在の状態、家族関係やこれまでの生き方などの背景から感じ取られる雰囲気というものをカテゴリー化した概念がオーラや波動や気と呼ばれるもの である。

正確がねじ曲がっていて、虚弱体質とアレルギーでしょっちゅう体調をくずしていで、職場でいつもトラブルを起こして仕事は転々とし、現在パートナーとは離婚協議中の人、と言うよりも「どす黒いオーラ」とか「波動が低い」、「エネルギー切れ」などと言えば抽象的に伝えられる便利さがある。

 

現実には存在しなくても「真実」になり得る

宗教や神話の世界でも、あり得ない奇跡的な逸話 は数多く存在する。死んだイエスは復活するし、釈迦は生まれてすぐに歩いてしゃべるし、神武天皇は127歳まで生きている。

現実的に考えれば、もちろんそんな訳はない 。死んだら人は生き返らない、ゾンビ映画じゃないんだから。生まれたての人間は歩けない、シカじゃないんだから。人間はそんなに生きられない、カメじゃないんだから。

では、それらが嘘でインチキかと言うと、それも違う。「そういうものだ」という設定を多くの人が採用することで、現実にない数字の3がゆるぎなく3であるように、現実には起こらなかったであろうイエスの復活も、釈迦の天上天下唯我独尊も、日本の神話も、すべてゆるぎない真実として扱われる。

スピリチュアルの再定義

ここでは、スピリチュアルを「現実に見えないものをあるものとして考え、現実の問題を解決する抽象的なもの 」と再定義しよう。日本で今流行のいわゆるスピリチュアルを含め、旧来の占いや風水、宗教、思想、心理学、その他科学を含むと思っていただきたい。

そうすることによって、部分にこだわらず広い視野で「見えない世界」を見渡すことができる。

スピリチュアルの大前提

スピリチュアル用語の定義はみんなバラバラ

続いて、多くのスピリチュアルで当たり前のように使われているが実はあまり説明されていない前提について解説していきたい。

スピリチュアルがよく分からない非科学的なものと言われる原因の一つに、用語が統一されていない問題 がある。

神、愛、無意識、潜在意識、心、魂、オーラ、波動、等々、似たような言葉を宗教ごと、流派ごとに各々別の意味で使っている。そのせいで学ぶときにややこしくなったり、誤解が生じたりするのだ。

できるだけ表面的な言葉に囚われずに、諸々のスピリチュアル用語が一体どの「概念」を指しているのかを知るため、大前提の全容を知っておこう。

ほとんど全てのスピリチュアル的な話の土台となる概念に「意識の構造」と「エネルギー」、「神」の3つがある。これらも「スピリチュアルは数学である」という定義と同様に、証明することのできない「見えない物」には違いない。したがって、たとえ本当かどうか疑わしいと思われても「そういうものだ」という前提で皆が話しているのだな」と理解しておいていただきたい。

意識の構造

意識

意識の及ばない意識

潜在意識とか無意識、といった言葉は日常でもたまに登場する。

自分では意図していないのに、なんとなく行動してしまうことを「無意識にやってしまった」などと言う。また、「明日から早起きするぞ」と思ったのにすぐ挫折してもとの習慣に戻ってしまうこともある。

また、世界中に異なる文化が発達しているのに、同じような神話 が生まれたり、何かの発明が遠隔地で同時多発的に起こったりすることもある。偶然、で片付けるにはあまりに出来過ぎていないか。

どうやら私たちの意識の中には、自分でコントロールできない部分が存在し、その一部は人類で共通し連動もするらしい。

ユングによる意識の構造と応用

心理学者のカール・グスタフ・ユングは、人間の意識の奥には表面には登ってこないが個人の記憶を膨大に保存している 「個人的無意識があり、さらに深層には個人の経験を超えた先天的な構造領域、すなわち「集合的無意識」が存在することを提唱した。

いわゆるスピリチュアル業界では、このユングの意識の構造を採用している。一般には、通常物を考えたり行動しようとする自分でコントロール可能な意識領域を「顕在意識」、ユングの個人的無意識に相当する部分を「潜在意識」、集合的無意識は「集合無意識」と呼ばれる。

意識の構造図

図1)顕在意識・潜在意識・集合無意識の構造

顕在意識、潜在意識、集合無意識の力関係

意識の各領域の演算能力を仮に数値化すると、顕在意識を5~10ビットとするなら潜在意識は1,000万ビット、集合無意識は70億ビットと言われる。

顕在意識と潜在意識

勉強を例に考えてみよう。小学校で新しく漢字を覚えるとき、ひたすら何回もノートに書かされてうんざりした人は多いはずだ。それもそのはず、1回見ただけで覚えられるのはごく一部の天才だけで、普通のは何度も繰り返さないと覚えられない

この「繰り返し」が潜在意識へのアプローチなのである。「あれっ、思い出せないな」と思った漢字でも、鉛筆を持ってみたら手が覚えていてなんとなく書けた、という経験はないだろうか。これは潜在意識の力だ。短期記憶が顕在意識レベル、長期記憶が潜在意識レベルであり、ひとたび潜在意識に書き込まれると少々の事では忘れなくなる。

あるいは、車の運転を習うとき、最初は乗車してから発進するまでの動作を、「シートベルトを締める、バックミラーを直す、安全確認をする…」と一つ一つ意識して行うが、何百回も発進を繰り返して慣れているドライバーは、顕在意識でイチイチ思考しなくてもなめらかに発進までの動作ができるようになる。このとき働いているのが潜在意識の思考である。

潜在意識はパワーが強力であるがゆえに、習慣化してしまったことを変えようとすると大きな抵抗が生じる。ダイエットが3日坊主になってしまうのは、顕在意識が10ビットのパワーで「やせるぞ!」と思っても潜在意識が「痩せる必要はないよ、ラーメン二郎を食べに行こうよ」と1000万ビットでささやいては敵わない。

そこで、潜在意識を変えるための手法が「自己啓発」、特に「引き寄せの法則」として確立 されてきた。

全ての人類にアクセスする集合無意識

集合無意識には通常の生活でアクセスすることはあまりないが、ある種の直観的なひらめきや予知はこの集合無意識の作用 である。

物語の中でどこかに「落ちる」「沈む」シーンが登場したら、それは集合無意識に入っていくことの比喩表現の場合がある。

たとえば、宮崎駿監督のアニメ映画『風の谷のナウシカ』では、猛毒の大気に包まれた「腐海の森」の下には無毒で美しく静かな空間が広がっている様子が描かれている。そこに「落ちる」ことでナウシカらは、人間の欲望が毒を生み出し腐海はむしろそれを浄化する役割を担っていることを悟る。また、幾原邦彦監督のテレビアニメ作品『輪るピングドラム』内には、地下61階の図書館に下りていくシーンがあるが、人類の記憶が残されている集合無意識を表すものと捉えられる。

瞑想

集合無意識にアクセスしている人は瞑想状態となり、時間や空間の感覚を失う。このことは、浦島太郎が竜宮城で時が経つのを忘れて過ごしたという物語に表されている。

集合無意識には個人の潜在意識を遥かに超える力がある。祈りや瞑想は集合無意識に接続する方法に該当 する。

スピリチュアルにおける「意識」の多様な表現

顕在意識、潜在意識、集合無意識という言葉は、そのまま使われずに他の言葉で表現される場合がある。

たとえば、「前世の記憶」と言えばここで言う集合無意識を指す。一口に「心」とか「魂」と言う場合にも、文脈によって意識のどの部分を指すかは変化する ため、言葉の意味を都度確認する必要がある。

スピリチュアルのエネルギー概念

もう一つの大前提がエネルギーという概念である。ここではエネルギーを「全てのものと交換できる単位」と定義する。リンゴやミカンに対して果物が一つ上のカテゴリーであるように、エネルギーも「全ての物」の上位概念と思って欲しい。(厳密には違うが、ここでは差支えない。)

つまり、エネルギーはお金とも交換できるし、健康とも交換できる。エネルギーどうしでももちろん交換可能だ。形を持たない「運」や「ご縁」、「感情」などにも変わる。

繰り返しになるが、エネルギーという物体はない。お金が本当はただの紙切れや数字であるにもかかわらず皆が「価値のあるもの」として扱うように、エネルギーについても「あるもの」として思考実験のようにしていただきたい。

お金とエネルギー

エネルギーという概念が問題を解くカギ

この「エネルギー」という概念を用いることによって、現実世界の様々な問題を解決するのに大いに役立つ。

たとえば、完璧に仕事をしているのになぜか不運が続いて上手く行かない、という場合に現実世界だけを見るとなかなか原因が見つからない。

そこでエネルギーという概念を用いれば、以外のものにエネルギーを変換しすぎているのではないか、という可能性が見えてくる。そうすると、たとえば夫婦関係が上手く行っていなくてエネルギーを感情に無駄遣いしていたことが分かり、そちらの原因をつぶすことで仕事面を良くすることができる。

もう一つ例を挙げよう。巨額の宝くじに当選した人のほとんどが、その後破産するなど不幸な人生を送っているのも、エネルギーで説明が付く。もともと持っているエネルギーを遥かに超える金額をお金と交換して受け取ることによって、エネルギーはマイナス値に下がってしまうのだ。エネルギーがマイナスになると、健康やご縁に交換するエネルギーが無いのですべてが上手く行かない 、というわけだ。

エネルギーの性質

以下に、エネルギーの主な性質を述べる。

エネルギーは物体や空間に付随する

エネルギーは人がそれぞれ持っているだけでなく、物体や空間にも付随して存在する。

夜が明けたばかりの早朝、まだ皆が寝静まった静かな時間に、きれいに掃き清められた神社の境内を歩いたら、爽やかでその日一日はいい気分で過ごせそうな気がしないだろうか。または、特別なパワーストーン等のスピリチュアルグッズでなくとも、作り手の心がこもった品は持っていて気持が上がる。その逆のパターンもあるだろう。

このように、私たちは物や空間の持つエネルギーの影響を受けている空間のエネルギーの高め方を体系化したものが風水や古神道 である。

エネルギーは高いところから低いところに移動する

人の悩みの相談や愚痴を聞かされて、こちらまでぐったりしてしまった、という経験があるだろう。悩んでいるときはものすごいエネルギー量を感情に変換しているため、その人のエネルギー状態は低くなる。

そこで、私たちは本能的に元気そうな人を捕まえては、聞いてもらったり励ましてもらったりしようとする。このとき、元気でエネルギーの高い人から低い人の方にエネルギーの移動が起こっている 。エネルギーを奪う申し訳なさから、だいたい相談者の方が飲み代を持ったりする。

なお、直接的な接触がなくても、意識を通じてエネルギーのやり取りは生じる。LINEなどで年中恋人の気を引こうとする人は、正に電波を通じてエネルギーを吸い取ろうとするエネルギー・バンパイアとも呼ばれる。

同種のエネルギーは引き寄せ合う

エネルギー状態の近い物・人は互いに引き寄せ合う。引き寄せの法則 も、エネルギー概念を用いるとたった1行で説明がつく。

たとえば、理想の恋人がほしくて、なかなかそのような人物に出会えないとき、最も良い方法は自分がその人の恋人としてふさわしい人物に「なってしまう」ことである。類は友を呼ぶというのは本当のことで、自分のエネルギーを変えると今までに出会えなかった人とのご縁を引き寄せられる。同様に、収入を理想の金額まで増やしたいのならば、その収入にふさわしい人物に「なる」ことが先である。

エネルギーは留まると濁り、与え合って運ばれる

エネルギーを池の水のようにずっとためておくと、どんどん水が腐って濁っていく。自分のところにだけ溜めておこうとせず、他に流して与えていくと増幅しながら運ばれて戻ってくる。

ゆえに、あんまり引き寄せすぎるのは危険 な面もある。 (知らない人は知らないままで構わないが、理系の人なら、「閉じた系の中ではエントロピーは増大する」というとイメージしやすいかもしれない)

スピリチュアルにおける「エネルギー」の多様な表現

オーラ波動宇宙エネルギー、または単にエネルギーとも呼ばれる。

図解・神様

神様という人もまた現実には存在しない。これもまた「ある体」でお願いしたい。

まずはこちらの図をご覧いただこう。横軸はある人の一生を表す時間軸、縦軸は次元の高さを表している。

神様の図

図2)現実が3次元とすると神は5次元

私たちが暮らす世界は3D、3次元である。時間は流れていくが、私たちは「今」にしかいることができない。

仏教は4次元世界 真我とアートマン

この時間の軸を超えて、過去・現在・未来を自在に見られる視点があるとしたら、それは一つ次元が高い4次元世界と言える。

この4次元のポジションにあるのは、いわば人生のシナリオのようなものである。エゴを抜いた本当の自分のこと であり、仏教では真我、ヨガではアートマンと呼ばれる。このシナリオにそって人生の色々な出来事が起こるが、シナリオは現在の状況によって入れ替わることがしばしばある。

神のいる宗教は5次元世界 キリスト意識

更に、人類全員のシナリオを見渡す視点を設定すると、そこは5次元世界となる。

神様」がいるのはここ。神は人々のシナリオを書き換えているのだ。神の他、空(空)、キリスト意識とも呼ばれる。

次元数から見るスピリチュアル

この図から行くと、占いやチャネリング、鑑定と呼ばれるものは、4次元にある人生のシナリオを読んで未来を良くしようとする物と説明される。今まで起こったこと(図の◆)を4次元の本当の自分からのメッセージととらえ、何らかの意味を読み取って未来を予測して現在の行動を変えるのだ。

また、宗教は「全ての事象は5次元(=神・天)の意志で起こる」という設定の下で人生の出来事を捉え、未来に向けた行動の指針にしていると言える。起こる出来事は神様(5次元)からのメッセージであり、全部に意味があることとする。

なお、無神論、唯物論では3次元の因果関係だけを見る。起こる出来事は全て過去の行いから生じたものである。

スピリチュアルの目的による分類

意識の構造とエネルギー、そして神様について、ここまで前提を共有できたと思う。いよいよ本題に入ろう。

いろんなスピリチュアルを目的から分類しながらマッピングしていきたい。

分類は、ざっくり「エネルギーを上げるためのもの」、「他者貢献を目指すもの」、「自己成長を目指すもの」「統合を目指すもの」の4種類とする。

※ヨガが○○ヨガと色々出てくるが、色んなヨガがあるんだな~とだけ思ってもらえればよい。

エネルギーを上げる

前述の定義の通り、エネルギーは何にでも交換できるもの、全ての源泉である。人生を良くしたいと思ったとき、そもそもエネルギー量がなければ何も始まらない。反対にエネルギーさえ合えばお金を稼ぐこともできるし、運も良くなるし、素晴らしい出会いにも恵まれ、健康体で居られる。

エネルギーを高めるためのスピリチュアル的なものさらに詳細な目的を列挙すると次の通り。

風水・地鎮祭・光の柱

空間を整えて、空間のエネルギーを高める

断捨離・片付け

物を減らして空間のエネルギーを高める、物から受ける悪いエネルギーの影響をなくす、手紙や写真など物を通じて他人にエネルギー(意識)が流れるのを防止する

みそぎ、滝行、ヒーリング、セラピー、エネルギーワーク、ハタ・ヨガ、クリヤ・ヨガ

心身のエネルギーを整え浄化する

開運グッズ・パワーストーン

物から良いエネルギーを受け取る

占い、チャネリング、鑑定

集合無意識にアクセスし、過去・未来から現在にエネルギーを持ってくる

一部の宗教的戒律など

例)肉を食べない→消化エネルギーを温存する

他者貢献を目指す

戦後の日本では、欧米化の影響で個人主義へのシフトが見られた。「絆」が見直されたのは3.11東日本大震災でのこと。さらに、近年アドラー心理学の解説本『嫌われる勇気』のヒットにより、自分の価値は「他者貢献」によって得られること、「共同体感覚」すなわち他者との一体感が幸せであることが、逆輸入的に見直されたのは非常に興味深い傾向である。

「ステージ」という言葉が出てきたら、他者貢献の意識の度合いを表すものである。 スピリチュアル界で「他者貢献」のベクトルに向かうものを見ていこう。

大乗仏教(日本の仏教)、キリスト教、バクティ・ヨガ、アシュタンガ・ヨガ

キリスト教

自意識(自我)を無くし、神様にお任せする

神社参拝

他人のために祈る

自己成長を目指す

自分という感じを手放して神様(宇宙・天)にお任せする「他者貢献」に対して、自己の精神を高めて神に近づく「自己成長」を目指すものがある。

知識の量や年齢にあまり関係なく、発言に影響力がある人があなたの周りにもいないだろうか。人の心を見透かして担任の先生を泣かせるような子供、あるいは天才的営業マンなど、その人が白だと言えば黒も白になる…たとえばヒトラーやスティーブ・ジョブズ、オウム真理教の麻原彰晃などを思い浮かべていただきたい。

精神の発達段階が進んでいると良くも悪くも影響力が強くなる。

原始仏教(山で修行)、クンダリーニ・ヨガ、ジュナーナ・ヨガ

自分を極めて神に近づく

瞑想、禅

一時的に過去や感情の影響を受けなくする

哲学

思考の抽象度を上げる

統合を目指す

前述の他者貢献と自己成長は、バランスよく伸ばすことが重要だ。

自己の精神の発達が未熟なままで他者貢献をしようとすると依存傾向に偏りやすい。反対に他者貢献のステージが進んでいないと支配的になり、強い力を自分のために使おうとする「ダークサイド」に陥る恐れがある。採取的には両方を極めて、他者貢献と自己成長の統合を目指すことがゴールとなる。

古神道

自己の精神性を高め、かつ、結果は神様にお任せする

スピリチュアルの目的

図3)スピリチュアルの目的チャート

全体をまとめると図のようになる。 上記に含まれないものも、4つのうちのいずれかには必ず含まれるはずだ。何か良く分からないスピリチュアルの概念に出会ったときは、この図のどのあたりの事を指しているのかを考えてみよう。

GLOBOな視点|スピリチュアルの問題点と正しい関わり方

最初にも述べた通り、スピリチュアルの問題点として用語が統一されていないことがある。同じ言葉の意味がバラバラなせいで、初心者が色々なジャンルの本を読むと混乱が生じ分かりにくい。スピリチュアルを扱う人同士でも話がかみ合わないほどであり、果ては宗教戦争まで勃発してしまう。

同じように見えないものを扱う分野でも、心理学や宗教やヨガ等はまだある程度アカデミックな研究がなされているのに対して、その他のいわゆるスピリチュアルは皆が自由にやっていて「迷信」の域を抜けきっていないように感じる。業界が怪しまれるのは置いておいても、スピリチュアルを学ぼうとする人にとって全体像が分かりにくいのはやはり問題である。

これまで見てきたように、スピリチュアルの手法はどれも部分的には正しいし、目標に近づく効果はある 。しかし、何か一つばかりやっても偏って依存や支配に寄り過ぎてしまったり、ただ安心して精神は成長できなかったりもする。

また、スピリチュアルそれ自体が目的になってもいけない と思う。生活を良くする目的でお金を稼ごうとしていたのに、いつしかお金を稼ぐことばかりにのめり込んで生活がすさんだり、お金自体が目的になったら本末転倒である。それと同様に、占いや瞑想や読経もすべて人生を良くするため、幸せに生きるためのもの。多少は楽しみながらやっていいと思うが、テンションが上がり過ぎたりやめることに不安を感じてしまったりしたら何かおかしいと思った方が良い。

ワクワクしすぎに注意

目的を見失わないためには、自分の現在位置を正確に把握し、バランスを見ながら伸ばすべき方向性に向けて様々な手法や概念を自在に取り入れられることが理想だ。江戸時代の商人で思想家の石田梅岩は儒教・仏教・神道を独学で学び統合して自らの思想を築き上げたとされる。

私たちもそれに倣い、偏ることなく、本来の目的を忘れずに学んでいきたい 。そうすれば特定の人や概念に依存しすぎることもなくなるし、スピリチュアルの業界にいる人もお互いから学んで高め合っていけるのではないだろうか。

今すぐにできること

スピリチュアルと上手に付き合うために私たちが今すぐに出来ることは、1日に5分でも10分でも自分の内面に意識を向ける ことだ。

自分の心の弱い部分や不安をボンヤリとしたままにせず、考えている事や感じている事を言語化してみよう。

そして、自分はたとえば「幸せ」という言葉からどんなイメージを持つか、何があれば幸せだと思っているのか、どんなときに喜びを感じるだろうか。

新しく何かスピリチュアルを取り入れるときにも、そうやって自分の感覚として、あるいは自分の言葉で理解することが重要 だ。

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