会社の人や親戚、友達に送る年賀状、印刷だけじゃなくて手書きで気の利いたコメントが添えてあると嬉しいですよね。
でも、どんな文面にしたらいいのか、けっこう難しいものです。
というわけで、今回は気の利いた年賀状コメントの書き方のコツと例文集をご紹介します!
目次
もらって嬉しい!気の利いた年賀状コメント
まずは、逆の立場になって考えてみましょう。
あなたが今までもらって嬉しかった年賀状のコメントはありましたか?
それはどんな内容だったでしょうか?
定型文じゃない「あなたの言葉」だからうれしい
「昨年中は大変お世話になりました」
「本年もどうぞよろしくお願いいたします」
「Happy New Year !」
「ご家族みなさまのご健勝をお祈りします」
などなど、もう印字されて売られているような定型文は、それがどんなに丁寧だったとしても「ふーん」ぐらいにしか感じないものです。
上手くなくても、大したことじゃなくても、自分で考えた「あなたの言葉」は相手に響きます。
- また一緒に釣りしようぜ
- いつもミスって、フォローしてもらってすみません!!
- お正月休み、ゆっくりお過ごしください
などなど、なんでもいいので、いつもその人に話しかけているような「自分の言葉」で書きましょう。
みんなに使い回しじゃない「自分のための言葉」だから嬉しい
亥年だから「猪突猛進で頑張ります!」みたいに、干支に絡めたコメントは、無難で使い回しができるので非常に楽です。
でも、誰にでも書けるコメントということは、みんなが書いているということでもあります。
大量に年賀状を受け取る恩師や上司からすると、同じようなコメントばっかりで印象に残らない可能性が高いかもしれません。
- お子さん生まれたばかりで大変かと思いますが…
- 今年も旅行のお土産話を聞かせてくださいね
- 初売り参戦がんばってください!
自分に関することを何か書いてもらえると、「わー、覚えててくれたんだ!」とそれだけでちょっと嬉しいものですね。
年賀状コメントの書き方のコツ
では、もらって嬉しいオリジナルな年賀状コメントはどのように書けばいいのでしょうか?
いくつかのポイントをまとめました!
普段から相手のことを考える
いいコメントを書くには、年末に年賀状の束を広げて「よし、書くぞー」となってからではすでに出遅れです。
(もし今まさにそんな状況の人は、今からできる限りやれば大丈夫でっす!!)
何を書いていいか分からない最も大きな原因は、「相手のことが良くわからない」です。
たとえば、合コンとかで初対面の人と話すのと、普段から仲良くしている友達と話すのと、どっちが話しやすいでしょうか?
初対面だと、「どこ出身?」「休日は何してる?」などと、まずは当たり障りのない話を振ってみて、相手が興味のありそうなことをリサーチしながら話すことになりますね。
相手のことをよく知っていれば「週末のライブどうだった?」とか「おすすめしてた駅前のネパール料理屋行ってきたよ」とか、ただ自然体で雑談ができるようになります。
めったに合わない会社の偉い人とか、地元の親戚や友達となると、なかなか情報が入ってこないので大変かもしれません。
それでも、普段からその人に意識を向けて「今ごろどうしてるかな?」と考えているだけでも、情報が入ってきやすくなります。
今までどんな人生を送ってきて、何が好きで、これから何をしたい人なのか。
困っていること、嫌いなこと、許せないこと、触れられたくないことは何か。
肩書きや役割よりも、そういった人間的な部分や価値観に興味を持つことが大事です。
相手が目の前にいるとしたら?
年賀状の紙をじっと見つめても、いいコメントは浮かんできません。
そんなとき、今、年賀状のコメントを書いている相手が目の前に座っていたら…とイメージしてみましょう。
山田部長に、または親戚のおじさん・おばさんにお正月の挨拶をしにいって、何か一言、二言、声を掛けるとしたら?
- 何か伝えるべきお礼はありませんか?
- お詫びしないといけないことは?
- 相手を気遣うべきことはないですか?
- 相手が喜びそうなニュースや報告は?
- 褒めたいところ・尊敬しているところは?
美しい言葉で飾り立てなくても構いません。
読み終えた相手が笑顔になっているイメージをして、本気で相手のことをかんがえてみてください。
そして、パッと浮かんだ内容を、自分の言葉で書きましょう。
年賀状のコメント例文集
友人・友達への年賀状コメント例文
- 沖縄楽しかったね、今年もまたどっか旅行いこう。
- ゴールデンボンバーのカウントダウンワンマンライブどうだった? こんど感想聞かせてね
- いつも飲みに付き合ってくれてありがとう!
- 新しい家族と仲良くお幸せに
- こっち案内するから遊びに来ない?
会社の先輩・上司への年賀状コメント例文
- 営業の練習に何度もお付き合いいただき、本当にありがとうございました
- 今年はいよいよ新プロジェクト指導ですね。山田部長に付いていきます!
- 仕事はすべて順調ですので、どうぞ安心して育休をお過ごしください
- 佐藤さんご発案の忘年会ビンゴゲーム、いただいた景品が長男のお気に入りになりました
- 今年もコンペ連勝記録を塗りかえましょう!
親戚への年賀状コメント例文
- 送っていただいたみかん、美味しくいただきました。いつもお心遣いありがとうございます
- エリちゃんも今年は就活ですね。東京に来るときはホテル代わりににうちに泊まってってください。
- 皆さんお変わりないですか? 毎年、年賀状の家族写真を楽しみに拝見してます!
そもそも年賀状って…
年賀状をもらって嬉しいのは、心のこもった挨拶だからこそ。
たとえば、こんな風に思って年賀状を送ったらどうでしょうか?
あの人のこと全然知らないし、興味もないや。でも、立場上、こういう場合にはこういうメッセージを書かなければならないな…、カキカキっと、はい年賀状!!あーめんどくさかった。なんで知らん人のために50円とこんな労力を使わなきゃいけないんだよ。年賀状のシステムってほんとクソだわ〜
そんな風に、心のこもってない年賀状って、見た目はいい感じに手書きのコメントが書いてあってもどことなく義理っぽさというか、義務感でやってる感じが出ちゃうかもしれませんね。
それだったら、いっそのこと送らない方がいいんじゃない?と、私は思います。
昔は親戚から同級生から仕事関係の人まで、とにかくみんなに年賀状を送る風習がありましたが、それは年に1度のやりとりで「ゆるく繋がっておく」ための手段でした。
ですが、今はSNSとかで「ゆるく繋がっておく」機能がカバーされていますから、そもそもどうでも良い人には送る必要はなくなってきています。
年賀状送らない主義の人
私の知り合いの中にも何人か「年賀状送らない主義」の人がいます。
そもそも住所を人に教えてなかったり、facebookで「年賀状では控えさせていただきます」などと投稿したり、とにかく年賀状は送らないスタイルで、周囲にも受け入れられています。
中には「そんなの非常識だ!」って怒る人もいるのかもしれませんが、年賀状が常識になったのはごく最近のこと。
明治時代以前には新年の挨拶は訪問するのが当たり前だったので、郵便の制度ができて年賀状が流行ったときには「新年の挨拶をハガキで済ませるなんて、非常識だ!」と怒る人がいたんだとか。
少し勇気は要りますが、無理に常識や周囲に合わせるのをやめて、送るのをやめてみたら、だんだん時代が追いついてくるかもしれませんね。
私の年賀状の考え方
私は人間関係はなるべく凝縮したいと思っています。
過去、フリーランスで働いていた時には、仕事のために人脈をめちゃくちゃ広げたこともありました。
異業種交流会やビジネス系のセミナーに片っ端から出まくって、名刺を交換し、お礼のハガキを送る。
それこそ例文集をそのままコピペしたような、「送れば良いんでしょ」って感じのハガキです。
名刺ホルダーには何百枚も名刺が集まり、年賀状も丸1日かけてコメント書いて送ってました。
facebookの友達に至ってはマックスの5000人まで増えたことがあります。
人間関係が多すぎて病んだ話
その結果、素晴らしい出会いもありましたが、広く浅いお付き合いに疲れ、メンタルはけっこうボロボロになってしまいました。
みんなの投稿に「いいね」を押すんですけど、件数が多いのでじっくり読んでるヒマなんかありません。
中身なんか読まないで、作業的に押して、自分も「この人から仕事もらえないかなあ」っていう目線でしか見れないし、相手からも逆に何か勧誘されたり、「こいつ使えないかな」っていう風に見られてる。
そんな薄い人間関係にものすごい時間と労力がかかってて、とうとう嫌になってしまったんです。
ある日、5000人の友達・フォロワーがいるfacebookアカウントも、数百枚の名刺が保管されていたキングジムの分厚いファイルも、電話帳のデータも全部捨てました。
そして、本当に信頼して、一生付き合っていきたいと思える3人ぐらいにだけ新しいアカウントを教えて、あとはフェードアウトしちゃったんですね。
そして現在
人間関係を断捨離、ってなんかひどい人だなあと思われるかもしれません。
でも、すごい大勢に薄〜く関わって、私自身がボロボロになって、相手にも役に立てないよりは、関わる人を限定して、深いお付き合いができた方が良いんじゃないかなと思います。
今は、すごい親密な人が3人、仕事関係の人や友達としてけっこう深く関わってる人は100人ぐらいいますが、多分このぐらいが限界。
年賀状を送らないからって怒る人や離れる人もいませんので、普段やりとりの多い人にはメールで新年のご挨拶をするくらいです。
でも、年賀状はダメだ!とか郵便局のセールスだ!みたいに反対もしませんから、送りたくなった人には気まぐれで送るかもしれません(笑)
まとめ・コメントに心をこめて年賀状
というわけで、年賀状の一言コメントは、誰から誰に書いても無難なものよりも、相手のことをよく知って、思いやって、あなただけの言葉で書きましょう!
っていうか、書くこともないぐらいなら、そんな人に送る必要無し!
年賀状が終わったら、今度はお正月休み。
休めるのは嬉しいけど、お正月の連休のせいで年末の仕事納めと休み明けが激務なのはイヤ! という人は以下の記事もチェーック!!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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