よく一緒につるんでいる友達は多いけれど、浅い付き合いになってしまって深い関係が築けない。そんなお悩みはありませんか?
私も中学生ぐらいからずっと悩んでいたのですが、最近になって、自分からか人と関わるときに変な行動を取っていたことに気づきました。
深い人間関係の構築を妨げる4つのNG行動とは? 信頼関係を作る5箇条と合わせて見ていきましょう!
目次
深い人間関係が築けないという悩み
今は仲の良い友人や職場の同僚はいますが、当たり障りのない雑談をするばかりで、プライベートなどツッコんだ話はできません。
どこまで自分を出して良いのか、距離感を掴むのが苦手です。
また、学校や職場を離れてからもずっと連絡を取り合うような友人がいません。
どうしたら良いでしょうか?
友達とどこまで深い関係なのか。
実は、周りの人は全く気にしていないかもしれませんし、相手は勝手に深い関係だと思っているかもしれません。
深い人間関係を築けない人は、「自分が周りからどう思われるか」を気にしすぎて力んでしまうので、周りの様子が見えなくなってしまうのです。
あなたも、こんな行動を取っていませんか?
深い人間関係を築けない人がやりがちなこと
1.相手に好まれそうな自分を演じてしまう
私は無意識に「相手に良く思われそうな自分」を演じるクセがありました。
たとえば、
- 運動部の活発な友達と接するときには、自分もハキハキした人を演じる
- アニメやゲームが好きなオタクなクラスメイトと接するときは、自分も趣味を合わせに行く
- 職場の人の前では、その場にいる人に合わせる
など。
それで服装とか話し方、雰囲気まで変わってしまうので、だんだん自分が何なのか分からなくなってしまうんですね。
相手に合わせるので、表面上は問題なく仲良くなれるのですが、その仲良くなっている自分は本当の自分じゃないので、関係が深まるほどギャップが大きくなってしんどくなるんです。
2.自分がどう思われるかを気にする
友達との自然な「雑談」もすごく苦手でした。
沈黙が続いたらヤバい! 何か面白いこと言わなきゃ。何しゃべったらいいんだろう? あー、これ前も話したことあった…!!
コレ言ったらこう思われるかな。あれ、今の自分のリアクションなんか変だった? うわー恥ずかしい…!!!
そんなことを頭の中でゴチャゴチャ考えて、常に緊張状態だったせいか、雑談がいちばん疲れました。
しかし中身は全部「自分がどう思われるか」しか考えてなかったので、話している相手のことがちっとも見えてないし、相手の話もぜんぜん聞いてないんですね。
もうちょっと落ち着いて、相手の話をちゃんと聞いてるだけでもスムーズになったと思うんですけど、とにかくそんな余裕はありませんでした。
3.自分が嫌われないように当たり障りのないことを言う
本当は言った方が相手のためには良さそうなことがあっても、自分が嫌なヤツだと思われたくないという思いから、割と当たり障りのないことばかり言いがちでした。
たとえば、会社の後輩が「上司にこんなこと言われて〜」と文句を言っていて、絶対に後輩の方が改善するべき点があると分かっていたとします。
私まで「いや、それはあなたがこうしてった方がいいよ」みたいに言うと嫌われそうだし、あと単に面倒なので、「え〜、お疲れ。○○さん、たまたま機嫌悪かったんじゃないの? 気にしない方がいいよ」のように適当なことを言ってました。
万事そんな調子なので、人とぶつかることはほとんどありませんでしたが、「あのとき厳しく言ってくれてありがとうございます!」みたいに信頼度がアップするようなこともありませんでした。
ザ・毒にも薬にもならない人です。
4.関係が深くなりそうになるとフェードアウトする
私は、小学校から大学までの同級生で、未だに連絡を取り合っている友達は一人もいません。
これも無意識だったと思うんですけど、進学するたびに微妙に人間関係をリセットしようとするんですね。
小学校でバスケやってたのを続けないで中学では別の部活に変えたり、高校はわざと家からちょっと遠い、同じ学校出身の人が少ないところを選んだり。
こうすることで、部活とか学校とかの物理的な接触が減って深い関係になる前にフェードアウトできるのです。
「できるのです」って、まるで深い人間関係を作りたくなかったみたいですが、本当にその通りだったと思います。
深い人間関係を作れないんじゃなくて、深い関係になるのがどこか怖かったのだと思います。
もしもなにかあって嫌われても、それが本音じゃないダミーの自分だったら、あんまり傷つかないで済むから。
深い人間関係を作るための5箇条
だから、深い人間関係を作るには、自分が嫌われたり傷ついたりすることを怖がらないで、心をオープンにすればいいんですよね。
それだけで、後はちゃんと誠実に関わっていれば深い関係になっていく。
…っていうだけだと抽象的なので、いくつか私が人間関係を作る上で心がけていることをご紹介したいと思います。
1.「仲良く」なる必要はない
まず親密になるには、一緒に過ごす時間の「長さ」はあまり関係ないということ、いつもベッタリする必要はないこと、を念頭に置いています。
本当に気の合う友達は、初対面でも昔からの知り合いのように懐かしい感じがしたり、しばらく会っていなくても昨日会ったかのように話せたりします。
私が勝手に親友だと思っている一人とは、会うのが2回目の段階でけっこう人生相談みたいな深い話をしてた記憶があります。
もちろん、一緒にいる時間が親密さを育ててくれる面もありますが、単純に時間の長さと言うよりも、その時間の「濃さ」が大事なのかなと思っています。
2.中途半端に関わらないこと
本当に親密で深い人間関係は、誰とでも分け隔てなく、というわけにはいきません。
たぶん、2人か3人、多くても5人が限度なんじゃないかな? と個人的には思っています。
仕事で関わってる人とかお客さんはまた別なんですけど、友達となると本当に若干名。
私は、その若干名には超本気で関わるけれど、そうじゃない人たちには中途半端に深入りしないように気をつけています。
例えがちょっとアレですが、野良猫が可愛いからって適当にサキイカとかあげてたらダメじゃないですか。
そりゃあ、猫はサキイカを食べて喜ぶかもしれません。
しかし、じゃあその猫がついて来ちゃったら飼って死ぬまで面倒を見られますか?という話です。
フルコミットできるならば良いですが、そうでない場合には変に手を出さない方がお互いのためになることもあります。
3.純粋に相手に興味を持つ
これは雑談とか、あらゆる場面でなんですけど、「自分がどう思われるかな」と思ってると相手のことが分からなくなって、話は聞けないし、トンチンカンなことを言ってしまう、ということになります。
自分のことは置いといて、意識を相手の方に向けたほうがリラックスして自然に話せるんです。
相手は今、何を考えてるんだろう?
何が好きで、何に興味を持ってるんだろう?
逆に嫌いなこと、苦手なことは何だろう?
きょう、ここに来るまで何してたんだろう?
相手は他の友達や、周りの人とどういう関係なんだろう?
なんだか機嫌が良さそうだけど、何か良いことあったのかな?
これらを直接相手に尋ねるのではないですよ!!
純粋に相手に興味を持つと小さな情報をキャッチできるようになります。
4.本当にその人にとって良いか考える
友達を何かに誘ったり、または、何か教えてあげたりするときには、一瞬立ち止まって、「それは本当にその人にとって良いことか?」と考えるようにしています。
- 自分は良くても、友達にとっては必要のない、独りよがりなことになっていないか?
- それを教えることで、友達が自分で気づいたり成長したりするチャンスを奪ってしまわないか?
- 自分が言いたいだけで、余計なお世話ではないか?
衝動的にポロっと言ってしまうと、こういったことが抜けてしまうので、楽しくなってるときとかテンションが上がっているときこそ注意です。
5.相手のために本心・本音を言う
相手のためを考えればこそ、時には本音を言った方が良いこともあります。
もちろん、ただ思ったことをズバズバ言うだけでは、相手を傷つけてしまったり、聞いてもらえなかったりして、関係は崩壊します。
なので、「これを、今こういう言い方で、果たして聞いてもらえるだろうか?」と、タイミングや言い方はよく考える必要があります。
この考えるときも、自分が嫌われるんじゃないか…と自分のことを考えるとズレますので、「相手にとってどうなのか」だけを意識しましょう。
一歩を踏めると、関係はぐっと深まりますよ。
まとめ
深い人間関係が築けない人は、自分のことばかり考えがちな傾向があります。
自分がどう思われるかは置いといて、相手が考えていることに純粋に興味を持って、どうしたら相手のためになるかを考えると、会話や行動は自然になって、関係も深まっていきます。
深い人間関係を築けないのは、人間関係リセット症候群の傾向があるからかもしれません。
こちらの記事を参考にして、一度診断チェックしてみてください!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
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