※本記事の内容は、音声でも聴くことができます。
作業中や空いた時間に、ぜひご活用ください。(約19分の動画です)
(本文はこちらからです↓)
願い事を紙に書くと叶うって聞いたことありませんか?
引き寄せの法則が浸透してきたのもあって、そういった本もたくさん出版されはじめ、やり方も手帳を使ったり、ノートを使ったり、本自体に書き込むことができたりとさまざまです。
最近はないのかもしれませんが、よく受験勉強などで頭に「必勝」と書かれたはちまきを巻いたり、壁に「〇〇大学絶対合格!」と目標を貼ってみたり、絵馬なんかも願い事を書いているようなものですよね。
他にも会社内に社訓を飾っている会社や、企業理念・方針を掲げている会社もある意味ではそうだと言えます。
他にも七夕で願い事を短冊に書く風習も残っています。
このように、昔から日本では願い事を紙に書くと叶うということは信じられてきたのです。
ですが、本当に書くだけで願い事が叶うのでしょうか?
そんなに簡単ならすぐにでも試したいですよね。
叶うのだとしたら、どんな方法が一番良いのでしょうか。
今回は願い事の書き方や、願い事を叶えるための考え方について書いてみたいと思います。
目次
本当に書くだけで叶う?
「書くだけで叶う」と、どの本もそういうタイトルになっていますが、本当に書くだけで良いのでしょうか?
でも冷静に考えてみると、そんなことで叶ったら大変なことになります。
例えば、国語の宿題で、教科書をノートに写さなければならなかったとします。
その教科書に書かれている内容が「今日交通事故にあった」とか「財布を落とした」とか「家が火事になった」というような内容だったら大変です。
ですが、実際に試した人の中には、書いていたことが本当に叶ったという人がいます。
そして、その数はそんなに少なくはありません。
では、叶うときと叶わないときの違い(叶う人と叶わない人の違い)は何なのでしょう?
ただ書くだけでは完全ではない
違いはいろいろあると考えられますが、例えば、「恋人ができる」と書いたとして、書いた本人が無人島で暮らしていては、できる可能性は極めて低いですよね。
恋人候補の人がたまたま乗っていた船が転覆して、その無人島に流されてきたというドラマみたいな話でもない限りは難しいでしょう。
ですから、願いと相反する行動を取っているというのは考えられる原因の一つです。
これは極端な例でしたが、よくあるのは思考が相反している場合です。
口では恋人ができると言っていても「自分に恋人なんてできるわけがない」という考えがあれば、その願いが叶うのはどんどん先延ばしになります。
こういう考えは「裏の思考」とも呼ばれ、引き寄せにおいてはとても厄介な存在なのです。
創造の3つのプロセス
引き寄せの法則とは、創造の法則を言い換えたものであり、創造の法則には思考、言葉、行為(行動)という3段階があります。(段階といっても必ずしも順番に行う必要はありません)
創造はこの3つのプロセスを経て行うと、より強力になります。
つまり考えて、語り、行動することです。
紙に願い事を書くという行為はこの3つのうちどれに当てはまるでしょう。
書いているのは行為のように思えますが、ここで言う行為は願い事に対しての行為で「恋人ができる」という願いに対しては、気になっている子をデートに誘うとか、好きな人に告白するといったことを指します。
ですから、ただ紙に書いているだけでは、せいぜい願い事が頭に浮かんでいるくらいで、思考しか当てはまらないでしょう。
よって紙に書くだけでは不十分と言えます。
それでも叶っている人は、人に語ったり行動したりしているはずです。
夢を人に語るのを恥ずかしがっていて叶えられていないとか、好きな人に告白できずに付き合うことができなかったという人は、大勢いるでしょう。
ちなみにブログに夢や願い事などを書くのは、他の人に言っているのと似た効果があります。
そうやってブログから有名になったり本を出版したりした人はたくさん居ますよね。
たくさん書いたから叶っている?
書いて願い事を叶える方法の中には、100個位書いてみようというものもあります。
それを実践して、半分以上叶ったという人もいると思います。
半分以上なら50%以上ですから、かなりのヒット数になるわけですが、100個も書けばそのぐらいは当たっても不思議ではありません。
決して文句を言いたいのではありません。
実際に書いてみれば分かると思いますが、100個願い事を書こうと思ったらけっこう大変です。
30個くらいまでは割とスッと出てくるかもしれません。
50個まで書くまでにはずいぶん頭を抱えているのではないでしょうか。
やっと80個書いた頃には「もうやめていいかな?」となり、100個目が終わる頃には、大規模な仕事が終わったかのような解放感があるでしょう。
なかなかスムーズに終わる人は少ないと思います。
そして、その中には欲しい物のリストがあると思いますが、高価なものは最初のうちに書いてしまっていて、中盤から後半に出ているものは簡単に手に入るものではないでしょうか?
もしかしたら、中には自分で買ってしまうものもあるかもしれませんよ。
物以外でも「〇〇さんに話しかけられた」とか「ケーキバイキングでお腹いっぱい食べた」とか「ヘアサロンに行ってとても満足な髪型になった」とか「口内炎が治った」とか、すぐに叶いそうなものはたくさんあります。
1年もあれば半分は叶ってしまってもおかしくはないですよね。
ですが、いずれにせよ書くことで叶う効果はありそうです。
少なくとも何もやらないよりはマシなはず。
でも一体どんな方法が良いのでしょうか?
願い事を紙に書くときはどんな方法がいい?断言法とは?
願い事を書くときやアファメーションをするときは、現在形や完了形のほうが良いと言われていますが、理由を一応説明します。
普通人が願い事をするとき「〇〇になりたい」「〇〇が欲しい」というふうに言いますよね。
実はこれが願いが叶わない原因になっているんです。
なぜかというと、「お金が欲しい」という思考はお金が欲しいという状態を引き寄せるからです。
要するにお金が欲しいという自分になっているわけなんですね。
だからいつまでもお金が欲しいという状態を経験しなければならないということです。
こういう理由で、現在形や完了形のほうが良いと言われているんですね。
つまりこの場合は「私はお金を持っている」と言うのが正しい言い方になります。
「そんなこと言っても、持ってないものを持ってるて言えるわけないでしょ」
と思いますよね?
そんなあなたにおすすめなのが断言法です。
断言法のやり方
断言法はスコット・アダムスという人が考えた、願いを実現させるための方法です。
断言法のルールはたった2つです。
- 視覚化できる特定の目標を定める。
- それを1日1回、次の形式で15回書く。
「私、〇〇(自分の名前)は〇〇を得る/する/果たす」
例えば、
「私、スコット・アダムスは有名な漫画家になる」
「私、スコット・アダムスは10億円の大金を得る」
「私、スコット・アダムスは世界一周旅行をする」
という感じです。ポイントとしては、
- 必ずしも15回でなくとも良い
- 半信半疑でやってもかまわない
- スマホやパソコンで書いても大丈夫
- あまり限定的な言い方にしないほうが良い
- 毎日ではなく、書かない日があっても大丈夫
- 数ヶ月で叶うと思わず、長い時間をかけるつもりでやると良い
- 書いた紙は捨てても構わないが、自分の目につく場所に貼っておくと効果的
あまり限定的にしないほうが良いとありますが、これは可能性を低くしてしまうからだそうです。
例えば、「宝くじで3億円当てる」という願い事は、宝くじでしか3億円を得る方法がないということになります。
一方「3億円が手に入る」という言い方なら、持っている土地が3億円で売れるとか、株で大儲けして3億円入ってくるとか、遺産が転がり込んでくるとか、あらゆる可能性が考えられます。
同じ理由で、「〇月までに臨時収入がある」といった期日を設定することもやめたほうがいいと言っています。
ですが、願い事を書いて叶えるメソッドの中には、この意見とは反対に具体的に書いたほうが良いというものもあります。
さまざまな可能性を考えると、確かにスコット・アダムスの言うことも一理ありますが、あまりに具体性に欠ける願い事も良くないでしょう。
少なくとも、それが本当に欲しいかということを考えてみるほうがいいです。
本当に欲しいか?を真剣に考えてみる
欲しいものは何かと聞かれて、一番に思い浮かぶのは何でしょうか?
「お金がたくさん欲しい」とか「豪邸が欲しい」という願いが真っ先に思い浮かびますか?
でもこれは抽象的な願いですよね。
あまり具体的ではない願望は叶う可能性は低くなります。
宇宙はあなたの思考を正確に読み取ります。
願望が具体的でなければ、物質化することはできません。
具体的ではないのなら、もしかしたら、本当に望んでいるのではないのかもしれません。
具体的ではないのに、いきなり宝くじに当たる人もいます。
でもこれは本人が具体的ではないと思っていただけで、実際には創造をするのに十分な材料が揃っていたのかもしれません。
例えば、宝くじには「買う」という行動が含まれており、宝くじを買わずに当てることはできませんので、その人は少なくとも2つの創造のプロセスをたどっていたことがわかります。
さらにその人が、「宝くじを当てる」とか「そろそろ当たる」と言っていたなら、当たる確率は高くなっていきます。
ただ漠然と「〇〇が欲しいな~」と思うよりも、紙に書くことでよりはっきりしてくるのがわかるでしょう。
実際に試してみてください。
真剣に考えてみると、欲しいと思っていたものが、意外と欲しくないと感じることもあるでしょう。
そういう願い事をはっきりさせるためにも、真剣に考えてみることは効果があります。
書いてしまったら忘れるのが良い?繰り返し書くのがいい?
書いて願い事を叶える方法の中には、「1度書いたら忘れる」方法と、「繰り返し書く」方法があります。
どっちが良いのかこの2つの違いを考えてみましょう。
まず繰り返し書く方法ですが、繰り返すことでその想いはより強力になります。
何度も考えたことが経験に表れてきたということは、誰にでもあることでしょう。
潜在意識にも刻まれていきやすくなりますから、その分効果が望めます。
ですが、一度しか書いていなくても叶うことがあるのも事実です。
忘れてしまうことの最大のメリットは「執着しなくなる」ことです。
例えば、ある願いを毎日10回や20回紙に書いていたとして、1ヶ月くらいならすんなり続けられるでしょう。
ですが、それを過ぎたあたりから、「1ヶ月経ったからそろそろ叶うかも」とニヤニヤしながら思います。
そして、2ヶ月経った頃に「なかなか叶わないな・・・もう少し頑張らないとダメかな?」となり、だんだん叶わないほうの想いが強くなってきます。
そして3ヶ月で「ぜんぜん叶わないじゃん。もうやめる!」となってしまいます。
私も実はこれと同じ体験があって、当時読んでいた本に願い事を書くのがいいと書いてあって、その本は評価もそこそこ高かったので、面倒くさがりの私でもやってみる気になりました。
そして、それ用のノートを買ってきて、一つの願い事に対して10回書くのを毎日続けました。
願い事は10個くらいピックアップしてあったので、毎日100回書き続けました。
それだけではなく、実際に叶ったときのことをできるだけ具体的にイメージして、妄想でいい気分に浸っていました。
1ヶ月経ったのでそこそこの達成感を感じました。
「そろそろ何か叶うかな?」と思いましたが、何の変化もなく2ヶ月足らずで書くのをやめてしまいました。
よくよく思い返して見ると、かなり難易度の高い願いばかりでしたから、それで叶いにくかったというのはあるかもしれません。
こうして気づかない間に執着してしまい、願い事が叶うのが遠のいていくんですね。
その反面、1回書いて忘れるのであれば、それ以上執着することはありませんので叶う可能性があります。
もし繰り返し書く方法でやるのなら、執着しそうになってきたらやめるというやり方がいいでしょう。
いい気分でいるように心がける
紙に書いた願い事がほとんど叶ったという人は、もともと明るい人でポジティブな人かもしれません。
あるいは、できるだけ悪い気分にならないよう気を使っていたかもしれません。
どちらにせよ毎日いい気分で過ごしていたのは間違いないでしょう。
願いを叶えるのに、いい気分でいるのはとても重要なことです。
いい気分でいるように心がけるということは、未来もいい気分でいるのだと創造していることになります。
これは素晴らしい約束です。
書くだけにならないように。気持ちも大事です。
紙に書くと願い事が叶うというのは、間違ってはいません。
ただ、創造のプロセスを辿らなければ、いくら書いても願い事は叶いません。
ベースは思考なのだということを忘れて、一心不乱にペンを動かしても、そこに何の感情や気持ちもなければ意味はありません。
最初は信じていなくても、続けるうちに潜在意識が信じるようになって、最終的に叶ったということはあります。
その場合も無感情でやるべきではありません。
そして、忘れてはならないのは言葉と行動です。
放っておいても叶ったと感じる願いもありますが、どこかで無意識のうちに言葉と行動を実践していたはずです。
成功している人に共通するのは「行動しているか」とはよく聞く話です。
自分の願い事を人に話し、ここぞという時には行動して、叶える可能性をアップしていきましょう。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
(下のボタンを押すとフォームが開きますので、情報を入力して〝送信する〟ボタンを押してください。メールにてレポートをお届けします。)