魂を磨く

エンパスの生き方|共感力の高い体質を愛するということ

エンパスという言葉を聞くようになって久しいですが、エンパス体質の人は日本人に多いと言われています。

エンパス体質の人はその特徴から、生きにくさを感じている人が多いようです。

もしあなたが今、生きにくいと感じているのならエンパス体質なのかもしれません。

自分がエンパス体質だった場合、いったいどういうふうに生きればいいのでしょうか?

今回はそのことについて書いてみたいと思います。

エンパスとは

エンパスという言葉は共感という意味のempathy(エンパシー)から来ています。

エンパス体質とは、簡単に言うと非常に共感力が高い人という意味です。

空気が読めないという言葉がありますが、エンパス体質はこの逆で、空気や人の気持が読めすぎるというのが特徴になっています。

この言葉を流行らせたのは、ローズ・ローズトゥリーという人で、「エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう」という本が有名です。

エンパス体質な人の特徴

エンパス体質の人には一体どんな特徴があるのでしょうか。

これから紹介するもので頷けるものが多くある場合は、エンパス体質である可能性が高いでしょう。

なお、一部しか当てはまらなくてもエンパス体質の可能性はありますし、エンパス体質だからといって、すべてに当てはまるわけではありません。

個人差はあります。

エンパス=共感力が強い人

エンパス体質のもっとも代表的な特徴は、人一倍共感力が高いということです。

共感力や感受性が強いあまり、他人のことを自分のように感じてしまい、感情の波が激しいような人です。

人の影響を受けやすく、情緒が安定しないこともあります。

人の影響を受けやすいという特徴がありますが、これは知らず識らずのうちに影響を受けている場合が多いです。

例えば、オフィスで働いているときに同じ部屋にいる人が、仕事のストレスからイライラしているとき、特にイライラしていなかった自分もイライラし始めるということがあります。

また、ネガティブな感情を持つ人たちに囲まれていると自分もネガティブになったり、逆にポジティブな人たちに囲まれていると、ポジティブになるという面もあります。

二人の小さな子供が居て、片方の子が泣き出した後、つられてもう一人の子が泣き始めるということがありますよね。

子供の中でも小さい子は特に感情を素直に表現するため、この現象もエンパス体質の人と同様の現象と言えるのかもしれません。

共感力の高さから受けるものは非常に多く、これがエンパスの人の悩みのタネとなっています。

人混みに少しいただけでかなりの疲労を感じてしまう

人混みが嫌いだという人は一定数居ますが、エンパス体質の人にとっての人混みはより辛い場所になります。

人混みは大勢の人の感情が交錯している場所です。単に歩きづらいから疲れているだけだと思っていたのなら、それは間違いかもしれません。

あなたはエンパス体質の可能性があります。

自分に対する悪口や、他人に対する悪口で具合が悪くなる

エンパス体質の人が悪口から受ける影響は、普通の人の何倍にもなることがあります。時には相手から出ているネガティブな感情が、目に見えるように感じる人もいるでしょう。

その影響があまりにも強いと、顔から血の気が引いていき具合が悪くなるということもあります。

なるべくそういう状況に遭いたくないと感じていますが、得てしてそういうものを引き寄せてしまうのです。

争い事に対してネガティブなエネルギーを感じてしまう

ケンカや戦争といった争い事に関しても悪口と似ていますが、争い事の場合はもっと強くなります。

戦争に関する映画を見て具合が悪くなる人などは、これに該当するかもしれません。

人が怪我をしたり、殺されたりといったこと以外にも、エンパス体質の人には感じているものがあります

それがネガティブなエネルギーです。

動物が好きだが、かわいそうで飼えない(動物の気持ちがわかる)

エンパス体質の人は優しい人が多く、動物が好きな人も多いでしょう。

人によっては、「飼う」とか「ペット」という言葉に対して、嫌悪感を抱いてしまうこともあります。

そういう人は、動物と対等でありたいと願っています。

また、檻に閉じ込めるのがかわいそうだと感じて飼うことができない人もいます。

檻に閉じ込めるのがかわいそうだという考えは、その人の思い込みの場合もありますが、いずれにせよ動物が自由であってほしいという優しい心を持った人です。

相手が思っていることが分かるため、それで苦しむことも多い

相手が思っていることが分かるというのは厄介なもので、知らなくてもいいことまで知ってしまい傷ついてしまうことがあります。

ただ、動物のときと同じく自分で想像して勝手に勘違いや思い込みをしている場合もあり、それで落ち込むこともあります。

後から勘違いだとわかって安堵しますが、落ち込んでいる時間は必要のない時間だったと言えます。

エンパス体質の人は、普通の人が苦しまないことでも、必要以上に苦しんでしまうこともあるのです。

人の悩みを自分の悩みのように感じてしまう

人に悩みを相談されたときなど、必要以上に入り込んでしまうため、それが自分の悩みのように悩んでしまうことがあります。

相談している側からすればとてもありがたいことですが、入り込みすぎて自分が苦しむこともあるということが、問題になってきます。

直接相談された場合は仕方がないかもしれませんが、なんとなく耳に入ってきた悩み事などはあまり意識を向けないほうがいいでしょう。

具合の悪い人の影響を受けて、自分も具合が悪くなる(病院に行くと具合が悪くなる)

エンパス体質の人は、具合が悪い人を見ていると自分も具合を悪くすることがあります

これも、病人から発せられているネガティブなエネルギーの影響を受けていると言えます。

また病気自体もネガティブなエネルギーの現れですから、その影響も受けています。

病院や特定の場所にいくと気持ちが重くなってくるとか、具合が悪くなってくるという人はエンパス体質の可能性があります。

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胃腸が悪い

ストレスは胃に現れるというのは良く知られていますが、感情的にストレスを感じやすいエンパス体質の人は、やはり胃腸になんらかの問題がある場合が多いです。

具体的には慢性的な胃炎だったり、過敏性腸症候群に該当したりします。

病院で内視鏡検査をしても、特に問題ないと言われることが多く、神経性のものだと判断される事が多いでしょう。

HSPとエンパスは同じもの?

エンパスと似た意味の言葉でHSPというものがあります。

Highly Sensitive Personの略で、その言葉が示すとおり、周りからの刺激に対して敏感な人のことをいいます。

音や光などに対しても敏感で、大きな音が苦手だという人もいます。

エンパスとHPSは本質的なものは同じと言ってもいいでしょう。

違いを挙げるなら、エンパスは共感力が高く、他人の感情が同調してしまったり、相手の考えていることがわかったりとスピリチュアル的だと言えます。

エンパス体質のデメリットとは?

人の感情的な影響を受けやすい

良い影響を受け続けるのならいいですが、会社に行けば愚痴を言う人はたくさんいますし、上司からは怒られますし、ネガティブなエネルギーはそこらじゅうに溢れています

そういうエネルギーを毎日避け続けるのは、簡単なことではありません。

それでイライラしたり落ち込んでしまうことが続くと、さらにネガティブな状況に陥るという悪循環になります。

すぐに疲れてしまう

エンパス体質の人が、人に接する場所に行くと、いろいろな人の感情の影響を受けることになります。

あらゆる感情に振り回されることになりますから、精神的にまいってしまいます。

さらに、自分の感情と他人の感情の区別がつかなくなることもあります。

また、ネガティブな感情に苦手意識を強く持っていると、そういう影響を与えてくる人に対して身構えてしまいます。

会社にそういう人がいるなら、常に緊張にさらされていることになります。

このように、感情の動きが普通の人に比べて激しくなり、これが疲れやすくなる原因になってしまいます

繊細な人、難しい人だと思われてしまう

別の言い方をすれば、エンパス体質の人は繊細な人だということになります。

人からもある程度は気づかれてしまうでしょう。

繊細な人というのは良い言い方ですが、難しい人だと感じる人もいるため、人付き合いに若干の支障が出る場合もあるでしょう。

人付き合いが嫌になってしまうことも

前述の理由もありますが、人の気持ちが分かってしまうと、相手が本心で言っていないことが見抜けてしまったり、下心が分かってしまったりと、相手の裏の想いが見えてしまうことがあります。

そういうことの繰り返しで人付き合いが嫌になって、仕事や学校などの人に接することが億劫に感じてしまうこともあります。

エンパス体質のメリットとは?

エンパス体質の人は共感力が高いということでした。

これはつまり人の気持ちを人一倍理解する能力を持っているということです。

これは努力して得ようとしても簡単に得られるものではありません。

相手のことを理解してあげられるということは、思いやりがあるということでもあります。

相手が何も言っていないのに、先に理解を示す言葉や行動をして驚かれることもあるでしょう。

時として、傷ついている人にとってそういった行動は救いになるものです。

自分に悪影響な人が事前にわかる

「私は自分に合わない人がすぐわかる」と言っている人はよくいますよね。

もしかしたらその人はエンパス体質なのかもしれません。

エンパス体質のメリットとして、自分に悪影響な人は事前に察知できるというものがあります。

悪影響を与えてくる人と付き合うことは、エンパス体質の人にとっては特に辛いことです。

事前に知ってなるべく関わらないようにしましょう。

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基本的には優しい人が多い

エンパス体質の人は、自然が好きだったり動物が好きだったり、本来自分以外のものに対しても優しい人が多いです。

もしそうとは思えないのであれば、他人のネガティブな感情を受けているためそうなっているだけかもしれません。

ポジティブな人や自分が好感を持っている人に囲まれている場合、自分はどういう対応や反応をしているのかを考えてみるか、客観的に観察してみてください。

それが本来のあなたということになるでしょう。

エンパス体質の人はどう生きたらいいのか?

エンパス体質の人は、この世界がとても生きにくいと感じることも多いと思います。

それはほとんどが人間関係に関することではありませんか?

人と関わらずに暮らせればいいのにと考えているかもしれません。

人と関わらずに生きることは不可能ではありませんが、大抵はどこかで人と関わる必要が出てきます。

人と関わりながらもうまく生きていくにはどうすればいいのでしょうか?

エンパス体質のことを理解しうまく付き合う

まったく知らないでいるよりも、自分はエンパス体質なんだとわかっていたほうが少しは気持ちが楽になるし、生きやすくなります。

特に精神的なことに関しては、原因不明で自分が普通じゃないと思うよりも、原因がわかったことで一気に楽になったという話はよく聞きます

先ほどご紹介したように、エンパス体質は悪いことばかりではなく、メリットもあります。

デメリットばかりを考えて落ち込んでしまうよりも、メリットのほうに目を向けていったほうが、生きやすくはなります

なるべくエンパス体質のメリットを活かせる方向で考えてみましょう。

エンパス体質を活かすための考え方

エンパス体質の人は共感力が高いため、ネガティブな感情を感じやすいですが、感じやすいのはネガティブな感情だけではありません。

ポジティブな感情も同じように強く感じます。喜ぶときは子供のように純粋です。

ですから、ポジティブ思考の人や自分が良いと思える人と積極的に付き合っていくことで、日々を穏やかに過ごしやすくなります。

それが難しい場合は、自分がポジティブなエネルギーを感じられる行為をなるべく頻繁に行うのもいいでしょう。

動物が好きなら動物と接する機会を持ちましょう。

動物を撫でることで愛の感情が生まれて、とても良い影響があります。

自然が好きなら積極的に自然がある場所に出かけて行きましょう。

そこでウォーキングなどをすれば、運動にもなるしストレスも解消できて一石三鳥です。

また、悪い場所も事前に察知できるので、そういう場所は避けてパワースポットなどに行くのもいいでしょう。

エンパス体質に向いている職業

エンパス体質のメリットである共感力の高さを生かして、カウンセラーとして活動することもできるでしょう。

自分が助けて欲しいと思っているのに、他人をカウンセリングで助けることなんてできないと感じるかもしれません。

ですが、心のどこかではそういう仕事をしたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

そして、不思議とそういう仕事をしていく中で、相手を癒やしたと思っていたら、実は自分も癒やされていたということもあるでしょう。

気をつけるポイントとしては、カウンセリングに来た人の話を聞いて、感情的な影響を受けすぎないようにするというところです。

他には一人で黙々とできる仕事や、職人的な仕事もいいですが、自分から事業を起こしたり、自営業なども向いています。

純粋なエンパス体質の人は、人とは違う生き方をするのもいいのかも

個人的な考えではエンパス体質の人は、とても純粋な人なのだと思います。

エンパスという言葉とセットでよく言われるのは「生き方」「生きにくい」という言葉です。

これが示しているのは、エンパス体質の人はこの世界で生きるのに適していないということです。

もっと具体的に言うと、この社会の仕組みが合っていないということです。

ですから、常識的な生き方ではなく他人とは違う生き方をすることで、もっと自分を活かすことができるのかもしれません

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ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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