物を捨てると気分がスッキリする、運気が良くなる、と言われ断捨離やミニマリストがちょっとしたブームになっています。
しかし、家族が大切にしている物や二度と手に入らない思い出の品まで捨ててしまい、ケンカになったり、「取っておけば良かった」と後悔したり、といったトラブルも多いようです。
そもそも、なぜ物を捨てると運気が上がるのでしょうか? 捨てた方が良いものの基準とは?
この記事では、「物を捨てること」についてエネルギーの視点から解説し、開運できる捨て方のポイントをご紹介します。
読んで実践していただければ、物からエネルギーを奪われず、逆に物から応援してもらえるようになり、開運の大きな助けを得られるはずです。
もし、あなたが物との付き合い方を知って運気アップしたいと思うのなら、ぜひこの先をお読みください。
目次
物にはエネルギーが宿る
物にはエネルギーが宿ります。オーラ、または記憶、と言い換えても良いでしょう。
例えば、会社でみんな似たようなシヤチハタのハンコを使っていても、なんとなく自分のか他の人のものかは分かることがあります。
細かい傷の入り方やくたびれ具合が微妙に違って、それぞれ違う雰囲気になるからです。
物を「人」に例えると分かりやすくなります。
買ったばかりの新品は、会社の新人のようにフレッシュなエネルギーにあふれていてヤル気があります。
ところが、雑に扱われるとすぐに傷つくし、活躍のチャンスがなければいじけて、肝心な時に壊れたり、行方不明になったりします。
逆に、大事に扱って、目をかけて、活躍の場を作ってあげると、ヤル気を出して応えてくれるようになります。
同じ「古いヤカン」でも、キッチンの戸棚の片隅でホコリをかぶって錆びついたものと、おばあちゃんが何十年も毎日磨き粉でピカピカに磨いて大切に使い続けきた物では、全然違いますよね。
物にも人と同じように感情や記憶があり、どう扱われたかによって異なるエネルギーをまとう(と見立てる)。
人の運気を決めるのは?
今度は「運気」の方に注目しましょう。人の運気を決めるものは何でしょうか?
最も大きな要因は「縁」、つまり関係性です。
子供の運気は親に依存します。
地方都市のサラリーマン家庭なのか、田舎の農家なのか、代々医者の家系なのか、はたまた歌舞伎役者の家なのか、「どの両親の元に生まれたか」によって、子供時代はだいたい決まってしまいます。
ところが、その子供が成長して学校の先生や友達に出会い、誰かに憧れ、職場の人やお客さん、色んな人たちと関わって影響を受けていく中で、だんだん自分の人生が切り拓かれてゆきます。
- 自分もそんな風になりたい!と強く憧れた人
- 絶対にそんな風にはなりたくないと思うような反面教師になった人
- 面倒を見て育ててくれた人
- 厳しくしごいて鍛えてくれた人
- 何気ない一言が背中を押してくれた人
- あなたにとって重要な人に出会わせてくれた人
- 命を助けてくれた人
- 寄り添って支えてくれた人
今までにご縁があった人たちの誰かたった1人でも欠けていたとしたら、きっと今とは全く違う人生になっていたかもしれません。
どんなに不運のどん底でお金がなくても、たまたま道に迷ったアラブの大富豪を助けて豪邸に招かれ、「だったらうちで働きなよ」と言われるような幸運がやってくるかもしれません。
そのくらい、運気というものは人とのご縁に左右されているのです。
運気は人との縁で決まる。
物を捨てる=悪い縁を断ち切ること
ここまでを整理しましょう。
- 物にはエネルギーが宿る
- 人の運気は「縁」で決まる
ということは、誰かが使っていた物や、人からもらった物には、使っていた人・くれた人のエネルギーが宿り、今の持ち主に少なからず影響を与える、となります。
例えば、元彼からのプレゼントのバッグやアクセサリーを「物には罪がないから」「気に入っているから」と言って別れた後も使っていると、現在の元彼のエネルギー状態から影響を受けてしまいます。
自分には全く未練がなくても、その元カレが別れたことを後悔していつまでも落ち込んでいたり、または、全く関係ないことでエネルギーが下がったりした時、物を媒介にしてエネルギーを奪うことができるのです。もちろん、無意識にです。
「気が散る」という言葉もあります。「気」とはエネルギーのこと。
部屋の中に元彼にまつわる物があふれていると、気が散る、つまりエネルギーが分散してしまい、本当に今、エネルギーをかけるべきことに使う分が足りなくなってしまいます。
気にしていないつもりでも、物を目にした時に付き合っていた時の感覚が蘇ってきて、過去に引き戻されてしまうのです。
なので、元彼からのプレゼントや家に置いて行った物をごっそり捨てると、今までつながっていたエネルギーのパイプが切断されて抜かれなくなるため、元気になって新しいご縁にオープンになり、開運していけるわけですね。
その物があると微妙に気分が重くなる、または過去の思い出に浸ってしまう、という場合はエネルギーが抜けている証拠です。
ただし、同じ「人からもらった物」でも、物を見たり触れたりすると気持ちが上がる場合もあります。
例えば、本当に尊敬する人からいただいて大切にしている仕事道具などは、使うたびに意識が上がり、気持ちが引き締まって、物から良いエネルギーをお借りすることができます。
人のエネルギーは物を通してつながる。エネルギーが抜かれている物を捨てることによって、悪い縁を断ち切り開運することができる。
物を捨てる時のポイント
続いて、物を捨てる・捨てないの基準や、捨てる時のコツなど、よくある質問をまとめました。
- 捨てる・捨てないの基準は?
- 物が大量すぎて、どこから手をつけて良いかわかりません。
- 捨てることに罪悪感があります
- 捨てても捨てても家族が物を増やします
- お札やお守り、人形、ヌイグルミの処分方法は?
捨てる・捨てないの基準は?
捨てるべきか、捨てないべきか。迷ってしまうことも多いと思います。
第一の基準は、使っている・使う予定があるかどうか、です。
勢い余って必要なものまで捨ててしまうと、後で買い直すことになります。
何年も全く使っていない、これからも未来永劫使う予定のないものであれば捨てても構いません。
例えば服。サイズや流行が合わなくなったけれど、いつかまた着るかもしれない、とクローゼットにしまっているだけならば、思い切って処分してしまいましょう。
その服とはお別れしても、運気が上がってあなたがますます輝けば、もっとふさわしい服に出会うことができますから。
判断を迷うものは「捨てたつもりボックス」に一定期間保管して、期日がきたら開けずにそのまま捨てるとストレスがありません。
ただし、普段は特に使っていなくても、あると心地よいもの、気分を良くしてくれるもの、家族の写真や形見の品などは取っておいて大丈夫です。
子供の描いた絵や工作作品などもかさばりますが、写真に撮って現物は処分するのが良いでしょう。
では、本やコレクション品はどうでしょうか?
これは、愛情をかけてきちんと管理できる範囲であれば大事に持っていて差し支えありません。
物置に乱雑に置いてしまいっぱなしで物が拗ねてしまいますが、ちゃんと整理整頓してホコリを払い、飾って時々並べ替えるなどして、目をかけてあげると良いエネルギーが溜まっていきます。
故人のコレクションであれば、そのまま朽ちさせるよりは価値を分かってくれる人に引き取ってもらうのが良いかもしれませんね。
物が大量すぎて、どこから手をつけて良いかわかりません。
家中に物だらけでどこから手をつけて良いか分からない場合は、どこかやりやすい場所1箇所だけで良いので徹底的に片付けてピカピカに掃除しましょう。
例えば、トイレや脱衣所は狭いので比較的手を付けやすいと思います。自分のエネルギーを回復する場所である寝室から手をつけるのもオススメです。
1箇所でもエネルギーの高い空間ができると、そこが新しい基準になって他も少しずつ片付けられるようになりますよ。
大きな家具や家電が多いときは、場合によってはハウスクリーニングや便利屋など、プロの手を借りるのもアリです。
手際が良く容赦がないため、自分でやるよりも圧倒的に早く終わります。
売れそうな物を売る場合も、ちょこちょこフリマアプリやオークションで売るとなるとまたそこにエネルギーがかかるので、買取価格は安くても一気に引き取ってくれる業者の方がおすすめです。
捨てることに罪悪感があります
物を捨てることに対して「もったいない」「申し訳ない」などと罪悪感を感じてしまうときは、物に感謝すると良いでしょう。
たとえ短い期間でも、その物はあなたの役に立ちたくて、あなたの元にやってきてくれたはず。
あなたにとって、もう必要がなくなったということは、その物がしっかり役目を全うしてくれたということです。
「来てくれてありがとう」と感謝の気持ちでお別れしましょう。
きっと、物もあなたの新しいスタートを応援してくれます。
捨てても捨てても家族が物を増やします
親やパートナーと同居している人は、せっかく物を減らしてスッキリしようとしても次から次へと物を増やされてしまう、というかたも多いと思います。
特に、戦後の物のない貧しい時代を経験した世代は、まだ使える物を捨てることに抵抗があるようです。または、加齢で認知機能が衰え、日用品などまだストックがあるのにどんどん買ってきてしまうことも。
同世代のパートナーでも、全く理解できない趣味の物のために物置やリビングを占領されると困ってしまいますよね。
しかし、家族の物まで勝手に捨ててしまうのはトラブルの元。趣味の物を勝手に捨てられて離婚問題に発展したケースもあります。
くれぐれも本人に無断で処分するのはやめましょう。
快く協力してもらうには、まずは自分の部屋やリビングなど、できる範囲から綺麗にして、自分が気持ちよく過ごせることを目指しましょう。
「物を減らしたら雰囲気が良くなった」「部屋もスッキリして気持ちがいい」と家族にも喜んでもらえたら、快く協力してもらえるかもしれません。
とはいえ、ゴミすら捨てるのを嫌がるなど日常生活に支障が出るほど捨てられない場合は、強迫性障害や認知症の可能性もありますので、1人で悩まずに専門家に相談しましょう。
お札やお守り、パワーストーン、人形、ぬいぐるみの処分方法は?
これって普通に捨てていいの? と迷うものもありますね。
お札やお守りは神社やお寺の「古札お納め所」に納めてお焚き上げしてもらいましょう。
買ったところの寺社に持っていけない場合は、塩と一緒に半紙にくるんで可燃ゴミへ。
パワーストーンは塩やお香でお清めをして、地域の分別方法に従って処分しましょう。
ぬいぐるみや人形なども粗塩と一緒に包んで捨てて差し支えありませんが、気になる場合は一部のお寺などで供養してもらえます。
受付していない神社やお寺もありますのでご注意を。
作法よりも、物に感謝してスッキリした気持ちでお別れできることが大事です。
まとめ
それでは、今回のまとめです。
- 物には持ち主や贈り主のエネルギーが宿る
- 運気を変えるものは人との「ご縁」
- エネルギーは物を媒介としてやり取りされる
- 物を捨てることで、悪い縁を断ち切り開運できる
- 使う物、気の良い物、写真や形見の品は捨てなくて良い
- 大量の時は、まずは1箇所だけきれいにしてみる
- 家族の物は勝手に捨てない
- 物に感謝して、いい気持ちで捨てる
さっそく、今日から1個でも要らない物を捨てて身軽になり、良い運気を招き入れましょう。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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よろしければ読んでみてくださいね。
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