親からの電話、用事も無いのにかけてきて長々と愚痴られたり、「あんた、ちゃんと働いてんの?」の余計な心配されたり、本当にストレスですよね。
ストレスしかない親からの電話、無視するのはさすがにかわいそう?
いいえ、実は、そこで構ってあげると親を依存させることになり、かえって不幸にしてしまうのです。
この記事では、親からの電話あるあると、完全に無視するとどうなるのか、体験談などをまとめました。
目次
親からの電話がストレスで出たくない!!
親からの電話、特に用事の無いことが99%です。あー、うざい!
まずは、親からのストレスフルな電話あるあるをどうぞ。
今、ちょっといい?→3時間の愚痴
母親からの「ちょっといい?」の「ちょっと」は信用してはなりません。
やれ、猫が怪我しただの、逃げただの、親戚のおばさんが失礼で我慢ならんだの、延々2〜3時間も愚痴を聞かされることになります。
こっちもストレスだから聞きたくないんだってば…。
興味も無い地元の情報を聞かされる
あとね、あんたの同級生のアスカちゃん、結婚してね…
地元の話題、全然興味ないのに、一生懸命教えてくれようとします。
もう連絡も取り合ってない小学校の同級生の結婚話を聞いて、私にどうしろって言うの?
はっ! もしや、おまえも早く結婚しろって言うプレッシャーなのか!?
なんにせよ、時間の無駄以外の何ものでもありませんね…
ちゃんと●●してんの?
なんで親って、子どものことはいつまでも子ども扱いなんでしょね?
もう成人してるし、働いて世帯は別になってるんだから、放っといて!!
しかも、親のアドバイスってけっこう間違ってて今の時代に通用しなかったりすることも多いのに、言っても理解できないので本当にやっかいです
声が聞きたい!顔が見たい!
こっちはストレスだから、なるべく声も聞きたくないし、帰りたくもないんじゃー!!
親からの連絡を無視するための快適ライフハック
親からの電話は本当に時間の無駄!出たくない! 無視したい!
でも、無視すると心配がエスカレートしてますます面倒なことになりそう…。
そんなときに役立つライフハックをご紹介します!
0.かけてこないように言う
ステップ0は、完全に無視する前の最後のチャンスとして、「むやみに電話してこないで」と伝えてみましょう。
ちなみに「用事も無いのにかけてこないで」と言うと何かにかこつけて用事らしき物をつくれば電話して良いんだな、と斜め上な解釈をされ、あまり電話の頻度は変化が無いかもしれません。
1.引っ越す
親の過干渉・長電話から逃れるには完全に音信不通になることです。
もしも今あなたが住んでいる場所が親に知られていて、何かあると親がちょいちょい来るようなら、黙って引っ越しましょう。
せっかく電話を無視しても、親が押しかけてきたらもっと面倒です。
できれば実家からなるべく遠いところが良いでしょう。
簡単に押しかけてこられないような飛行機の距離、もっと言うと海外がベスト。
ちなみに、引っ越して居場所を知らせなくても、親の権限で『戸籍の附票』というものを取り寄せると子どもの順民票の住所が記載されているので、住民票を移した段階で居所はバレます。
しかし、親世代はネットで検索するとかできないので、この情報も知らない可能性が高いです。
実際、夜逃げのように実家から出てきた友人は、特に住民票ブロックなどはしていないにも関わらず親は住所が分からなかったといいます。
しかし、万が一調べて押しかけてきたとき門前払いできるよう、オートロックのところにすると安心です。
2.話中音が流れる着信拒否設定
密かに引っ越しが完了したら、次に、やんわり着信拒否設定をします。
一般的にはスマートフォン本体の設定から行う着信拒否設定だと、電話をかけてきた相手に「ツーツー」と話し中のような音が流れるようになります。
こうすることにより、親は「なんだ、話し中か、後でかけよう」と思うでしょう。
そして、時間を空けて何度かけても話し中となって、だんだん「おかしいぞ」と気づきます。
ここで本当に重要な用事なら、ショートメッセージ(SMS)やLINE、手紙を送る、など別のアクションを起こすはずですから、書面で連絡が来たら返信するか、自分からかけ直して構いません。
しかし、用件を明かさずにひたすら着信だけ入れてくる場合は用事が無いとみなしてスルーしましょう。
3.毒親には「おつなぎできません」の着信拒否設定
それでもひたすら何回も着信を入れてくる場合は、「この番号からはおつなぎできません」などとアナウンスが流れるタイプの着信拒否設定に切り替えます。
たいてい、キャリアのサービスで有料になりますが、こっちには着信履歴すら残らず、「迷惑電話」を未然にブロックしてくれます。
これで静かな日々を買えると思ったら安い物ですね!
さて、親もいよいよ「着信拒否されてる?」と気づきます。別の蛮行からかけてきたりするでしょう。
なので、心当たりの無いケータイとか実家周辺の固定の番号からかかってきても無視でOK。
気になる人は「こちらは元気ですが、電話に出たくないので用件があればメールで連絡ください」と手紙かメールで一報入れて置きましょう。
親は「心配かけて!親の電話に出ないなんて!!」と怒り狂うでしょうが、ノータッチで大丈夫です。
家に押しかけても、そこはもぬけの殻。
しつこい親も、やっと「こいつ本気だな」と気づくことでしょう。
「卒母のススメ」投書に思うこと
朝日新聞の「卒母のススメ」コーナーに寄せられた投書も、絶望して成長する親のストーリーです。
●努力は実を結ばないのね
虫歯で苦労しないよう仕上げ磨きを欠かさなかったのに、今じゃ歯磨きしない男に。毎晩本を読み聞かせていたのに、今じゃケータイ以外の活字は読まない男に。保育園や学校の給食表を冷蔵庫に張り、献立が重ならないよう手作りしていたのに、今じゃカップ麺大好き男に。環境のため親子でエコ活動していたのに、今じゃ一面ごみの部屋で暮らす男に。
(中略)
卒親にあたって息子らにひと言。「努力が全く実を結ばない世界があるってこと、教えてくれてありがとう」
(西東京市、疲れた母、55歳)毎日新聞2017/7/10,14面
最初は、子どもが良くなることが幸せで、子どもを守ることが愛だと思っていたようです。
ところが、子どもが期待通りになることが自分の幸せだと思っている「親」である限り、努力は決して実を結びません。
なぜなら、子どもは親とは別の人格であり、別の価値観、別の人生観を持っていて、思い通りにはならないから。
疲れた母さんは、そのことに気づいて「卒親ができた」、つまり自分の人生を次のステージに進むことができたので、気づかせてくれた子どもたちに感謝している、とこういう解釈ができます。
皮肉と取ることもできますが、子どもの幸せと自分の幸せを切り離して、これからは自分の人生を生きよう、とポジティブな宣言だと思いたいところ。
期待を全て裏切ったとき、親は成長できる
親が子どもに絶望するタイミングは様々です。
疲れた母さんのように、だいぶ大人になってから子育て失敗したことに気づくこともあれば、早い段階で悟ることもあります。
たとえば、生まれてすぐに病気で死にかけたり、重い障害を持っていたりすると、もう最初から思い描いていた子育て像を全部裏切られますから、早い段階で期待を手放すことになります。
もう、生きててくれるだけでいい、と。
それに気づく以前、まだ期待が残っているときは、
- 自分が子どもを幸せにしてあげなきゃいけない
- 自分が子どもの人生をコントロールしなきゃいけない
- 子どもの幸せが自分の幸せ
と勘違いしちゃってるんですね。
これは、親が自分で気づくしかありませんが、子どもの側から唯一できることがあるとすれば、「親の期待を裏切ること、親を絶望させること」なのです。
「ああ、もう、この子は親の言うこと聞く気がないんだな」と完全に諦めて、本当にどうでもよくなったとき、そこからやっと親自身の人生が動き出します。
絶望させるのはかわいそうに感じるかもしれませんが、突き放すことが最終的に親の幸せにも繋がっていきます。
そのためには、親への依存を断ち切らなければなりません。
実は親に依存していること
もう大人なんだし、親がうるさい、しつこい…。
そう思いつつも、本気で絶縁しようと思ったら、実はどこかで依存していた部分があることに気づきます。
- 親なら大学までの学費は出してくれて当然
- 親なら賃貸や住宅ローンの保証人になってくれて当然
- 親なら結婚や出産の時にお金をだしてくれて当然
- 親なら愛してくれて当然
- 親なら・・・
こういった「親への期待」を子どもの側も手放さなければ、いつまでも母親の長電話を甘んじて聞かされることになるでしょう。
もし、「あのとき、親がああしてくれなかったから自分はこんなに不幸なんだ」と思っていることがあれば、それは親への期待の表れです。
これからは、親がどうあろうと自分で自分の人生を作っていくんだ!と覚悟を決めましょう。
依存をやめると、親の方も気づきやすくなります。
絶縁の後にオープンな関係になった人
一度は親子が絶縁状態になりますが、それを乗り越えてお互いに成長すると、「人」と「人」として新たな関係を作れるようになります。
そのときには、お互いに「あんなにしてあげたのに」とか「もっとこうしてほしかったのに」という期待は最早なく、ただ感謝だけが残ります。
絶縁して何年も連絡を取っていなかった親に、ふと気が向いて結婚の報告をした、という人がいました。
その前は激しくケンカして別れたにもかかわらず、
と、たいへん穏やかに会話を交わし、久しぶりに会って食事をしたとのことでした。
親からの電話がストレス|まとめ
親からのしつこい愚痴・干渉の電話は、相手をすればこちらのストレスになるだけ。無視に限ります。
もしも、言っても何回もかけてきたり、押しかけて来るという場合は、こっそり引っ越してからの着信拒否でスッキリ!
ちょっと親がかわいそうに思うかもしれませんが、親を絶望させ、成長させることが子どもの本当の役目です。
お互いに自立して、オープンな親子関係を目指しましょう。
もしも、親があなたの行動や交友関係を葉掘り聞き出してあなたのテリトリーに勝手に踏み込んできたり、「そんな友達(彼氏/彼女)とは別れなさい!」「そんなの買うなんてあり得ない、こっちにしなさい」などとあなたの選択を全否定したりするようなら、かなりの「毒親」かもしれません!!
- 過保護・過干渉で子どもが決めるべきことを勝手に決めてしまう
- わざと子どもに恥をかかせる・デリカシーがない
- すぐに不機嫌になったり怒ったりして言うことを聞かせようとする
- やたら恩着せがましく罪悪感を植え付ける
- アルコールやギャンブル、宗教に依存し金の無心ばかりしてくる
そんな毒親たちを描いたエッセイコミック・ノンフィクション作品を集めました!
話題の『母がしんどい』『毒になる親』『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』他、7作品をレビューしています。
あなたが親から自由に生きるためのヒントがきっと見つかるはず!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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