「やりたい事リスト」や「ToDoリスト」を作ったら、忘れちゃいけないのが「しないことリスト」です。
1日の時間は限られていますから、何かを付け加えようとしたら、必ず何かを減らさなければなりません。
さもないと、忙しくていっぱいいっぱいになり、全部が中途半端になってしまうでしょう。
私も、しないことリストを作ってから、「あれ、1日ってこんなに時間あったっけ?!」とびっくりするぐらい、今まで無駄なことに時間を取られていたことに気がつきました。
この記事では、しないことリストの作り方と、私のしないことリストの例をご紹介させていただきます。
あなたの時間と体力を守るためのご参考にしてください!
目次
しないことリストの作り方
映画にもなった『ブリジットジョーンズの日記』の冒頭も、「しないことリスト」から始まります。
I WILL NOT
Drink more than fourteen alcohol units a week.
Smoke.
Waste money on: pasta-makers, ice-cream machines or other culinary devices which will never use; books by unreadable literary authors to put impressively on shelves; exotic underwear, since pointless as have no boyfriend.
Behave sluttishly around the house, but instead imagine others are watching.
Spend more than earn.《拙訳》
しないこと、
1週間にビールを14杯分以上のアルコールを飲むこと。
タバコ。
パスタ・メーカー、アイスクリーム・マシン、他絶対に使わないキッチン用品、棚に見栄を張って飾るための文学作家による読めない本、派手な下着(彼氏がいなくて無意味なため)などにお金を無駄遣いすること。
家の周りでだらしない振る舞いをすること、代わりに他人の目を意識する。
稼ぐより多くお金を使うこと。
しないことリストには、良くないこと・無駄なことだと分かっているのにやってしまう自分の悪い癖がリストアップされますね。
しかし、ダメとは分かっていても好きでやっていることを我慢するのはなかなか大変です。
ブリジットも、「お酒は減らすだけ」とハードル低めの目標にしたものの、達成するのは困難だった様子。
私も「もうゲームはしないぞ!」とか「甘いものは食べないぞ!」などと決意しても、我慢できずに何度も脱落してしまいました。
「甘いものが食べられない人生なんて、それでどんなに立派な人になっても何も楽しくない!!!」
って思って、コンビニに行ってプリンとかお菓子のファミリーパックを買っちゃうんですよね。てへっ!
しないことリストは「本当にこれやってたらヤバイ!!人生詰む!!!」と強く実感していないと、実行は難しいのです。
行動記録ノートで「しないことリスト」をパワーアップ!
そこで、おすすめしたいのが「行動記録ノート」です。
例えばお酒を飲みすぎると言動がおかしくなったり、次の日に具合が悪くなったり、ネガティブなことが起こりますよね。
逆にスポーツをやったら、体は疲れたけど気分は爽快だった、体力がついて疲れにくくなった、などポジティブな影響があります。
そういった、ネガティブを引き起こす行動・ポジティブになる行動を気づいたら一つひとつ記録していくんです。
例えば、こんな小さなことでも。
- 電車で人身事故のアナウンスを聞いたら暗い気分になった
- ツイッターで罵り合いを見てドン引きした
- 朝食を抜いたら、逆に身軽で調子がよかった、等々。
記録を取っていくと、自分の調子が悪くなるもの・ネガティブな気持ちになるもののパターンが分かってきます。
「もう、わざわざやらなくていいよ!」とうんざりすれば、しないことリストに入れてスッパリやめるのも苦になりません。
気づいたらすぐにメモを取れるように、小さめのメモ帳か、EvernoteやiPhoneのメモなどのアプリに記録するのがおすすめです。
私のしないことリストの例×9つ
ここからは、私が「しないことリスト」に入れているものをご紹介しましょう。
完璧にできてるわけじゃありませんが、やっぱりやらないほうが元気でいられるよね!というものです。
1.ネガティブな情報を見ない
私は昔、人の不幸が大好きで、5chの生活版や5chまとめサイトをよく見ていました。
見始めると、もっと刺激的なものを求めて次々と他のサイトのリンクもたどって、延々と止まらなくなってしまうのです。
単純にめちゃくちゃ時間が取られていましたし、考え方が引っ張られて攻撃的になったり、被害妄想が出やすくなったりと、良いことがありませんでした。
スマホの機能制限とかを使っても自分で解除しちゃうので辞められませんでしたが、「良いインプットで忙しくする」ことで解決できました。
勉強のための本とかセミナー音声をたくさん仕入れて、「ヒマだからスマホでも見るか〜」っていうヒマそのものを無くす作戦です!
ポジティブな情報を仕入れると気分が全然違って、見える世界まで明るくなるので、本当に変な情報は見ないほうが良いと思います。
掲示板とかSNSもそうですし、ニュースサイトとかも事件や事故、災害ばっかりなのでなるべく見ないようにしています。
2.人間関係を増やしすぎない
人間関係を増やしすぎるのも消耗します。
私は一時期、仕事の営業のためにFacebookでどんどん自分から友達申請をして、何千人も友達を作り、「いいね」を返してもらうために自分からも「いいね」を押しまくっていました。
確かにそれで仕事に繋がったり、仲間ができたりした面はありましたが、向こうから営業されたり、変なメッセージが来て「うわぁ」ってなったり、ネガティブなこともたくさんありました。
例えば、それほど親しくない人から「ブログのやり方教えてください」はまだ分かります、ブログやってますってプロフィールに書いてるので。
でも、「Gmailを何個も使う方法教えてください」とか「良いカレンダーアプリない?」とか、知らんがな!!っていうのも多くてげっそりしちゃいました。
いや、仲良い人とか、めちゃくちゃ高橋ファンです!っていうだったら全然良いんですけどね。
今はスマホの電話帳は8人しか入ってなくて、Facebookも基本的に知り合いかブログから来てくれた人しか繋がってなくて平和です。
本当に大切な人にエネルギーを注ぐためにも、人間関係は広げ過ぎに注意です。
3.徹夜をしない
深夜にノリノリで書いてて朝まで止まらなくなることがありますが、その時は「天才じゃね?!」って思っても後で見ると大したことないんですよね。
何よりも、徹夜をすると翌日のパフォーマンスが明らかに落ちます。
世の中には短眠で平気という人もいるみたいですが、私は体質なのか6時間は寝ないと次の日に調子を崩すことが分かっています。
なので、今は徹夜はしないようにしています。
4.体に悪いものを食べない・飲まない
私は甘いものもジャンクフードも大好きなんですが、やっぱり健康にはよろしくないようですね。
記録していったところ、私の場合はこんな不具合が出ることがわかりました。
- 食べた後、眠くなる
- お通じが悪くなる
- つい、食べすぎる
これも「我慢〜〜〜!!」って無理やり止めるのは難しいんですが、意識的に水をたくさん飲んで、野菜たっぷりの鍋料理にすると良い感じにお腹が膨れて無理なくやめられました。
悪い食べ物を止めるとすぐに調子の上がった実感ができるので、できる範囲でやってみると良いと思います!
5.思いつきで行動しない
衝動買い、誘われてフラッと遊びに行く、など「思いつきで行動すること」も後で実はネガティブになった、というのが多いパターンでした。
衝動買いは、クレジットカードは仕事関係の決済にだけ使うようにして、現金はあまり持ち歩かないようにして回避しています。
それから、人から遊びに誘われた時は必ず「予定を確認しますね」といったん保留にして、落ち着いてから決めるのがマイルールです。
特に、
- 「お茶しましょう」
- 「飲みに行きましょう」
- 「カラオケ行きましょう」
と来たら、三大ヤバいお誘いパターンですよ!!
全部が全部じゃないんですが、だいたい誰かがストレス発散したいのに付き合わされるのがオチで、ポジティブな結果になることは滅多にありません。
その場ではテンションが上がって楽しくても、翌日にぐったり疲れたら、それはエネルギーを無駄遣いした証拠です。
6.人の気を引こうとしない(いじけない)
これは私の悪いクセなのですが、「何か思い通りに行かなかった時に、いじけて周りの人を悪者扱いして気を引く」という習性があります。
「私、ちゃんとやったのになんでー!ぎゃー!!」みたいな笑。
文句を言ったり、泣いたり、それはひどいものなのです。
これで何度も信頼をなくして人間関係を崩壊させてるので、良い加減にやめたい!と思って、気をつけています。
感情なので100%コントロールするのは難しいんですけど、「行動記録ノート」をつけていると、自分のスイッチが入りやすいパターンが見えてきて、気づきやすくはなるみたいです。
気づくと「あれ、何で暴れてるんだろ」と自分でアホらしくなってやめられるみたいです。
7.人と比べない
私が落ちこむパターンの多くは、「人と比べる」のが原因でした。
- あの人の方が仕事できる
- あの人の方が美人
- あの人の方が愛されてる
それに比べて自分は…ってネガティブになってしまうのです。
比べてもキリがないし、良いこともないので、絶対に比較しない方がいい!
とは分かっていても、頭の中で勝手に比べ始まってしまうので手に負えません。
そこで、比べちゃったときは、比べた相手や、第三者の身になってどう思うかな? と考えるようにしています。
勝手に嫉妬されて面倒臭いだろうな、その人はその人で「まだまだ」って思って頑張ってるのかもしれないな、と想像すると、ネガティブな気持ちは引っ込みます。
8. お金をケチって時間や労力を掛けすぎない
無駄遣いしないぞ!と思うと、どうしても「お金の無駄遣い」に意識が行きがちで、お金をケチったがために他のものを損してしまうことがあります。
例えば、新幹線代をケチって高速バスに乗ると、確かに料金は安上がりですが、長時間座って、何度もトイレ休憩があって休まらず、時間と体力を大幅に消耗します。
または、お金にがめつくて恋人に振られた、など「信頼」を失ってしまうこともありますね。
お金は減っても、その分だけ時間や体力や信頼がプールされて全体的に良くなるかもしれない可能性を考慮に入れると良いみたいです。
バランスは大事ですが、多少はお金がかかっても新幹線・飛行機やタクシーを状況に応じて使う、自分のためだけじゃなく大切な人のためにはお金を惜しまないことも時には必要です。
9.人に無駄な時間や労力を掛けさせること
自分の時間や労力、お金が惜しいのは、周りの人も同じ。
周りの人に無駄な手間や出費を増やさないように配慮すると、喜ばれて信頼を積むことになります。
たとえば、メールで連絡するときに省略しすぎてわけが分からないと、相手に余計に考えさせたり、確認させたりする手間を発生させますね。
ちょっと自分が手間になっても、相手に省エネさせてあげたいもの。
私も完璧にはできていませんが、なるべく気をつけてます。
しないことリスト|まとめ
しないことリストは自分で「本当にこれやってたらヤバい!」と思わないと効果薄。
「行動記録ノート」で自分のポジティブ・ネガティブになるパターンを探り、ネガティブを引き起こす行動を「しないことリスト」に加えて行きましょう。
やっちゃダメなのに、ついやっちゃう、には他のポジティブなことで気を逸らすのが有効です。
しないことリストで、リソースを有効活用し充実した人生にしましょう!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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