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ライティングの本おすすめランキング8冊|WEBライターの座右の書

ライティングの本おすすめランキング

私がWEBライターを始めてから、約3年になります。

この3年間、いろんな技術書などを読み、仕事でもプライベートでもたくさん文章を書いてきました。

かなり書き慣れてきた今でも、ときどき基本に戻って自分の文章をチェックしたり、一流のライター・作家の思考に触れたりすることは、大事な勉強として続けています。

そこで今回は、これまで私が手放せずに何度も繰り返し読んでいる本で、初心者のWEBライターに特におすすめの10冊をピックアップしていきます。

前半は、ゼロからWEBライターの技術を学べる入門書を5冊、後半でライターの仕事や、書くことについての心構えに関する本を3冊掲載しています。


ライティングの本ランキング技術編ベスト5

まずは技術編から。この5冊を読めば、素人から初心者ライターにレベルアップできます!


1位『伝わる! 文章力が身につく本』小笠原 信之

なぜ、自分の文章が伝わらなかったのかが分かる!

伝わる! 文章力が身につく本

  • 分かりやすい文法・語法のポイント
  • 悪い例→改善例、で自分の文章をチェック
  • 構想〜推敲まで一通りの書き方が分かる

私がWEBライティングを始めようとしたときにライターの先輩から「とりあえずこれ読んで」と貸してもらった本なのですが、これは!と衝撃を受けて、自分でも1冊買ってしまいました。(人に貸す用にもう1冊欲しいぐらいです。)

この本を読むと、自分の文章の間違った文法・語法や、読みやすくするための改善点に気づけるだけでなく、WEBにたくさん上がっている他の人の文章も「ここ、こうした方が分かりやすいのに」などと偉そうに添削できるようになります(笑)。

付録やコラムも豊富で、文章構成のやり方やライターに必要なスキルの伸ばし方、同音異義語や言い換えのプチ字典なども入っています。


2位『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木 元

WEBメディアの記事を書くために最低限必要な全てがこの1冊に。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

  • プロのWEBライターが育つまでに練習していること
  • 取材と情報の切り取り方が分かる
  • フラットなのにインパクトがあるライター的文章テクニック

WEBの文章には、書き手の個性や意見を前面に出すブロガー・コラムニスト的な書き方と、書き手は気配を消して事実を客観的にまとめる記者・ライター的な書き方の2種類があります。

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』は、後者の書き方を徹底的に解説している本です。

フラットで何にも肩入れしないニュース記事を短時間で量産する、というニュースメディアならではのテクニックが盛りだくさん。

ブログで好きなことを書くことはできるけれど、仕事としてテーマに沿って書こうとすると難しい…という人には非常におすすめです!

ランサーズとかのライターをやって稼ぎたい人には、とりあえずこの1冊を読めば十分仕事はできるでしょう。

ただし、意見の書き方とか個性の出し方など「どうしたら心を動かす魅力的な文章にできるか」というテーマについてはほとんど触れられていないので、ライターでなく「著者」を目指す人には物足りないかもしれません。

あくまで事実が淡々とまとまって最後まで読める、ライター的な実用文を書くスキルを身につけるための本と言えます。


3位『超スピード文章術』上阪徹

職業WEBライターに最も要求されるもの…

超スピード文章術

  • 23年間、1度も〆切を破らない秘訣
  • 1時間3000字、ひと月15万文字を書くスピード感
  • 文才よりも「素材」が大切

食えるWEBライターになるために、最も重要なことはなんでしょうか?

文章を上手に書くこと? いいえ、「速く書くこと」です!

ウェブライターの報酬は、1文字あたり1円とか2円とか『文字単価』で決まることがほとんどです。

または、会社に所属して書くライターなら、1日に何記事も書くスピードが求められます。

文章がどんなに素晴らしくても、1ヶ月に3000字の記事を1本しか書かない人よりは、多少は下手でも1日に5本も5本もササッと書く人の方が重宝されます。

そして、大量に書く人は上達のスピードも速くなるので、結果的に言い文章を書けるようにもなるのです。

『超スピード文章術』では、一流のライターがやっている速く書くためのテクニックや考え方、行動習慣が実践的に学べます。

私もこの本を読んで、書くスピードが時速1000文字から最高で3000字まで上がりました!

書くのが遅いと感じているライター・ブロガーさんは熟読すると良いと思います!


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4位『新版 大学生のためのレポート・論文術』小笠原 喜康

他と差が付くライティングのための情報収集術!

新版 大学生のためのレポート・論文術

  • 権威のある情報源でライバルに差をつける
  • ググっても出てこない情報にアクセスするには
  • 引用の作法をチェック

ウェブライターはスピードが命! というか、文字単価的にほとんど取材に時間をかけられない仕事もあります。

でも、適当にGoogle検索して調べて書くと、新情報がなく他とにたりよったりでリライトしただけの記事になりがち…。

他のライターが知らない情報収集のやり方を知っていたら良いと思いませんか?

それが書いてあるのが、『新版 大学生のためのレポート・論文術』です。

こちらはウェブライティングの本ではなく、大学生にレポートや卒論を書かせるために大学教授が書いた指南書なのですが、文献から情報を集める方法はウェブライターにも非常に役立ちます。

普通の検索では出てこない論文や統計資料の探し方は必見です。

最近はウェブの記事にも専門性・権威性が求められる傾向が強くなってきていますので、しっかりとした情報源に当たるスキルも今後はより重要視されていくのではないでしょうか。


5位『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方』安川洋、他

ライティングだけじゃない、WebライターのためのSEO

いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方

  • SEOって何なの? 目的と考え方
  • 読まれるキーワードの見つけ方
  • 結果を出すWEB記事の構成とは?

WEBライターは、クライアントからの注文通りに記事を書くのが仕事で、そこまでWEBの知識がなくても文章を書くだけなら書けてしまいます。

クライアント
クライアント
このキーワードを入れて、見出しは何個で、何文字で書いてください

のような指示があるので、その通りに文章を書くわけなのですが、なぜそういった仕事が発生するのか、「コンテンツマーケティング」や「SEO」の知識も持っておくと良いです。

どのような文章が求められているのかがより詳細に分かれば、よりクオリティの高いコンテンツを書けますので、文字単価も上げられます。

また、SEOの知識があると、記事のキーワード選びや見出しの構成作りといった仕事もできるようになります。

SEOについてはインターネットでも学べるサイトはたくさんありますが、情報量は非常に膨大で、難解になっています。

本だと全体像を掴みやすいので、まずは初心者向けの本を1冊読んでからネットの情報を取りに行くのがおすすめです。

『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方』は、比較的情報が新しく、全くウエブの知識のない人にも読みやすいと思います。


ライティングの本ランキング心構え編ベスト3

続いて、心構え編です。WEBライターに限らず「書く」ということを職業にしている人が考えていることや普段の生活での意識がわかる本をピックアップしました。


1位『書いて生きていく プロ文章論』上阪徹

ライティングの本質的な心得。目次をチェックリストにして壁に貼りたい。

書いて生きていく プロ文章論

  • プロ文章家が書くときに気をつけていること
  • インタビュー取材の心得
  • 「書く」職業人としての心構え

技術編でご紹介した『超スピード文章術』の上阪徹さんの別の著書です。

上阪さんは元々は企業の採用広告のコピーを作るの仕事に携わったのが最初で、その後経営者のインタビューや著名人の書籍作りを依頼されるようになり、自分の本も手がけるようになったそうです。

いつも文章を書くときの心構え、そもそもライターとはどんな職業なのか、そして何よりもプロはどんな意識で「書く」という仕事に向き合っているのかが学べます。

これからライターを目指す人には1回は絶対に読んで欲しい本であり、既にライターの仕事をしている人にとってもときどき自分の仕事を振り返る座右の書になるかと思います。


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2位『僕がコントや演劇のために考えていること』小林 賢太郎

生活の全ては芸術のために。オリジナルな世界観の源とは?

僕がコントや演劇のために考えていること

  • 独学と工夫で自分なりの体系を作るということ
  • そこまでやる?! 全ては作品作りのために
  • 自分の世界観の作り方

文筆家ではなく劇作家・パフォーミングアーティストの小林賢太郎さんの著書なのですが、ライティングの本質にも非常に通じるところが多く、ランキングに入れさせていただきました。

小林さんは主に劇場を活動の場として、様々なコントを制作し、自ら演じています。

演劇や脚本のことは、学校とかで勉強したわけではなく、すべて自分たちでやりながら工夫してノウハウを積み重ねてきたのだそう。

作品作りについてはとてもストイックで、食事も、遊ぶことも、生活の全てが芸術のためになっている、そんな姿勢がが垣間見られます。

一番ハッとさせられたのは、人の作品を見るときに「○○賞を取ったから、誰かが褒めているから、ではなく、それが自分にとって面白いかどうかだけで判断している」という部分でした。

人の意見に流されず、自分が本当に面白いと思えるものを目指してきたからこそ、独特の世界観がファンを引きつけるのでしょう。

この本を読んで、ライターの場合、クライアントの要望に沿って書くという仕事の特性上、なかなか個性は出しづらいのですが、少なくとも自分が読んで「面白い」と思える文章にしなければ読者にとっても面白いはずがない、と思うようになりました。

3位『書くことについて』スティーヴン・キング

作家とは、生き方である。

書くことについて

  • ベストセラー作家になるまでの道のり
  • 書いてお金を稼ぐのは特別なことじゃない
  • ハウツー本としてもエッセイとしても優秀

映画にもなった「キャリー」「シャイニング」や「ミスト」などの原作を書いているホラー作家、スティーブンキングの自伝+文章ノウハウが合体したような本です。

子どもの頃にお話しを書いて母親に見せたら「面白い、もっと書きなさい」と小遣いをもらった話、学校のゴシップを集めた新聞を売って稼いでいた話、などのエピソードが面白おかしく書かれています。

作家とはいつか「なる」ものではなく、文章を書かずにはいられない「生き方」そのものなんだなあと、気づかされました。

原作は1冊も読んでない私でも楽しめたので、特にホラー作家志望じゃなくても「書くこと」を生業にしたい全ての人おすすめです!

なお、ハードカバーの『小説作法』はタイトルは違いますが、中身は同じなので注意。


まとめ

というわけで、ライティングの本おすすめランキング8冊をピックアップしてみました。

とりあえずライティングの仕事ができるようになりたい!と言う人は、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』を読んで、ランサーズとかで簡単そうな仕事からどんどんやってみると良いと思います。

それで「ちょっと国語力やべーぞ」と思ったら『伝わる! 文章力が身につく本』で文法などおさらいしましょう。

更に文章を磨いて単価アップしたい人は、その他の本も興味があるところから読んでみてください。

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高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

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・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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よろしければ読んでみてくださいね。

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