お金のない人ほど、なぜか無断にお金を使ってしまうようです。
というよりもむしろ「お金を無駄遣いするから、お金がなくなる」という表現が正しいかもしれません。
金欠になる人と貯金ができる人の違いは、「収入の多い少ない」ではなく、「収入よりも支出が多いか少ないか」なのです。
支出をしっかり管理して収入を上回らないようにできていれば、お金が貯まっていきます。ものすごくシンプルな話ですね。
しかし、なかなか実際には難しいものです。
コンビニで新商品のお菓子を衝動買いをしてしまったり、スマホゲームに思ったより課金してしまったり、お酒やタバコなどの嗜好品にお金がかかってしまったり、etc…
そして、給料日前にお金が足りなくなり、良くないと分かっていながらカードでお買い物をしてしまいます。
だんだんカード払いに抵抗がなくなると、今度はカードの限度額いっぱいまでが自分のお金のような勘違いをしてしまいます。
そうならないために、今回は、お金がないのに無駄なことに使ってしまう「貧乏人マインド」を脱する方法をまとめました。
あなたは大丈夫でしょうか? さっそくチェックしていきましょう。
目次
貧乏人の思考1 知識やスキルがない
そもそもお金を使わなければいけない理由は何でしょうか?
それは、「自分ではできないこと」または「ものすごく時間をかければできること」に対して、お金を払って誰かにやってもらうためです。
たとえば、電気屋さんで「パソコンの初期設定が何千円」みたいなサービスがありますね。
パソコンに詳しい人なら初期設定なんてササッとできてしまうので、わざわざお金を払わずに自分でやってしまうでしょう。
ところがパソコンが全く分からなくて、自分でやり方を調べるのにものすごく時間がかかりそうなので数千円払ってでも人に任せたい人もいるのです。
私たちは「パンを買う」から「弁護士を雇う」まで、全てにおいて、自分が持っていない知識やスキルまたはそれを習得するための時間に対してお金を払っています。
それ自体は別に悪いことではありません。お金というシステムは知識やスキルをシェアし、社会全体で豊かになれる素晴らしいものです。
ただ、何も勉強しないで自分から与えられる知識やスキルが乏しいと、受け取るお金が少なく、払うお金が多くなるのは必然です。
お金を余計に使ってしまう人の第1の特徴としては、知識やスキルが相対的に少ないことが挙げられます。
誰にでもできる仕事の給料が安い理由
「スキルが少ない」というのは誤解があるかもしれません。勉強しているのに収入が少ないという方もいらっしゃるでしょう。
正確には「持っている知識やスキルの相対的な価値が低い」ということになります。
たとえば、単純にそれを「できる人」が多い場合は相対的な価値は下がります。
保育士は国家資格なのに給料が安くて大変だそうですが、保育で高い報酬を得るのが難しい理由はここにあります。
子守は時間さえかければ親が自分で出来てしまうので、「高いんだったら自分で子守しよう」となるのは当然のことです。
ということは、貧乏を脱するには相対的に価値の高い知識・スキルを提供できるようになっていけばいいんですね。
また、「できないこと」に対してどこでお金を払って時間を買うのかというバランス感覚も必要になります。
自分でも車を運転できるけれど、運転している時間がもったいないので、あえてタクシーに乗る人もいるでしょう。
貧乏人の思考2 短期的である
「今が良ければ将来はどうでもいい」と言わんばかりに、短期的な思考をしがちな人はお金が無くなります。
手持ちのお金が無いけれど、とりあえず今欲しいからローンで買うとか、カードの分割・リボ払いにしてしまう…などの行動は、現在の短期的な欲求を満たすために未来の自分を苦しめるものです。
お金を節約しようと頑張っていても、長いスパンで見ると損をしてしまう場合もあります。
- ドーナッツを1個無料でもらうために何時間も並ぶ
- 卵を10円安く買うためにわざわざ遠くのスーパーに行く
- 安いから、とジャンクフードばかり食べる
これらの行動は、短期的なお金の動きだけを見ると得しているように思われます。
確かに無料でドーナッツをゲットしたり、食費を浮かせたりできるのは、良さそうです。
しかし、ドーナッツのために並ぶ何時間や、遠くのスーパーまで行くための時間と体力、栄養の偏りによる健康状態の悪化など、代わりに失っているものもあります。
「節約」そのものが趣味で、お金の掛からないレジャーとして楽しんでいるのならアリかもしれません。
しかし、純粋にもっとお金を増やしたいのなら、時間や体力、健康などをもっと有効活用した方が良いかもしれませんね。
たとえばその何百円の節約のためにかけている時間を、勉強するのに充てれば今よりも収入が多い仕事に転職できるかもしれません。
運動をして体力をつけたり、安くても健康的な食事を作ったりするのに使えば、ずっと健康でいられて医療費をかけずに済むでしょう。
長期的に見て良いかどうかで判断するのが、お金持ちの思考です。
貧乏人の特徴3 自己コントロール力がない
2番のように、長期的には絶対に良いことは、本当なみんな知っているはずです。
ところが、知っていても、そう簡単にできるものではありません。
知っていることがきちんと実行できるのなら、成功ノウハウは本に書いてありますので、誰もが成功者になっているはずですからね。
服とか車とか、すぐに変えないものを「欲しい」と思ったときに、今は我慢して貯金してから買えばいいのは分かっています。
それなのに、高い手数料や利息を払ってでも分割払いにして今すぐ手に入れたくなってしまうのが人情です。
ダイエットをしたい人が、分かっていながらも甘いものを食べてしまうのと同じように、長期的には良くないと分かっていながらも短期的な欲望を満たすことにお金を消費してしまうのです。
成功する人は、このような短期的な欲望をコントロールする力に長けています。
衝動的な感情に流されなければ、長期的な目標を達成するための行動ができるのです。
貧乏人の思考4 視野が狭い
貧乏になる人には、視野が狭いという特徴もあります。
たとえば「給料が安い」と感じたときに、視野が狭いと自分の目線でしか考えられません。
すると、高い給料を払ってくれない会社や、不景気な世の中が悪くて、自分だけが犠牲になっているように思ってしまいます。
「給料が安い」という現象について、自分目線だけでなく様々な角度から考えることによって、見えなかった領域が見えてきます。
- お金を出すお客さんの立場から見たら、このサービスにいくら出せるだろう?
- 果たして、経営として成り立つのか?
- 自分自身のコストパフォーマンスは経営者から見てどうか?
- もっと給料のいい仕事はないか?
- 世の中の景気を良くする方法は?
- 働く人もお客さんも世の中も良くなるような、新しい仕組みを作れないか?
視野を広げてみると、選択肢は無限に広がっていることが分かります。
自分の立ち位置を変えることもできますし、誰も見えていなかったことを発見してビジネスチャンスをつかむこともできます。
お金をたくさん得るのは、より視野の広い人なのです。
貧乏人の思考5 人から影響されやすい
お金がなくなる人の特徴として、人から影響されやすいという点も挙げられます。
テレビで見た内容や、人から聞いた話から影響を受けて、すぐに方針を変えてしまうのです。
たとえば、親から勧められて生命保険に入り、今度は友人が「まだ若いのに保険なんて無駄」と言うのを聞いて解約し、またファイナンシャルプランナーにアドバイスされて保険に入る、という具合です。
他にも、いろいろ趣味が変わるたびに道具を揃えて習い事に通い、ファッションやインテリアの系統を変えてはお金をかけてしまう、なんてことありませんか?
保険や服なら少し損したぐらいで済むかもしれませんが、自分の信念までも影響を受けてコロコロ変わると大変です。
- 人生で本当にやりたいこと
- 大切にしたいライフスタイル
- 一生関わっていきたい人
こういった信念を自分の中できちんと決まって入れば、マスメディアやネットや周りの人の意見に振り回されてお金を失うことは少なくなっていきます。
軸が定まっていれば、人からどう言われても自分の価値基準で判断することができるからです。
自分の信念に合致することにだけにお金を使った方が、より充実感を得られるので、余計に刺激を求めて散財することも減るでしょう。
貧乏人の思考6 投資しない
貧乏人の特徴の最後は「投資しない」です。
「短期的に考える」や「視野が狭い」にも繋がっていますが、貧乏になる人ほど投資意識がありません。
投資といっても、株や不動産、FX、ビットコインとかの話に限らず、全ての自己投資を含みます。
お金持ちには、将来リターンが見込めるものにお金や時間、労力などを注ぐ習性があります。
たとえば、本を読んで勉強したり、セミナーに出て情報を仕入れたり、自分よりもレベルの高い人に会って話を聞くなど、常に何らかの自己投資をしています。
貧乏人はその逆で、将来がどうのこうのよりも、今の感情を満たすためのものにエネルギーを消費してしまいます。
テレビやYouTubeをなんとなく見ていたり、ゲームやギャンブル、アルコール、セックスなどの刺激を楽しんでいたり、自分と同レベルかそれ以下の居心地がいい人たちとだけ付き合っています。
これらの刺激的で楽しいもの自体が悪いわけではありませんが、ずっと自分を満たすばかりではお金が飛んでいく一方です。
貧乏を脱するには、自分のお金や時間を「消費」ではなく「投資」に使う意識が必要です。
脱「貧乏人マインド」でお金持ちになろう
今は貧乏人マインドに当てはまる人も、1個ずつその逆をやっていけば必ず貧乏人マインドを脱出できます。
6つの特徴を全て裏返すと、そのまま「お金持ちの特徴」となります。
- 知識やスキルを磨く
- 長期的に考える
- セルフコントロール力を高める
- 視野を広げる
- 人から影響を受けにくい
- 投資する
意識が変われば行動が変わり、行動が変われば口座の残高も変わります。
今日からお金持ちマインドで生活して、もう「お金の無駄遣い」は卒業しましょう。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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