「気持ちを伝えたいけど言葉が出てこない」
「こんなことも言えない自分が嫌だ・・」
言いたいことが言えないと、ストレスが溜まります。それに、大切なことを伝えずに後悔したくないですよね。
特に相手が身近な人の場合「不快な思いをさせたくないから」と、うまく言葉にできないことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、個人的な経験も交えつつ、言いたいことが言えない人がラクになる考え方や対処法についてお話していきます。
言いたいことが言えない心理とは
言いたいことが言えない時は、
- きっと理解してもらえない
- 不快に思われるのが嫌だ
- 強く言い返されるのが怖い
と、何かを伝えることで相手を嫌な気分にさせたくない、もめたくない、という心理状態です。
でも、その考え方って実は、相手とぶつかって「自分」を傷つけたくないということなんですよね。
言いたいことを言えない時は「怒られたくない」「嫌われたくない」「伝えた後でギクシャクしたくない」と自分のことばかり考えていませんか?
私の場合は、子どもの頃から母親に対して意見を言うのが苦手でした。
普段は何でも話せても、何か強く反対されたりすると、言葉を飲み込んでしまいます。
モヤモヤすることがあっても言葉にできずに黙るので、「言いたいことがあるなら、ハッキリ言いなさい!」と怒られたことも。(当然、怖くて余計に言葉は出てきません)
大人になってからも「違うんだけどなぁ」と思いながら、何かぶつかりそうになる度に、ハッキリ伝えることを避けていました。
でも、自分と相手は価値観も考え方も全く違うし、理解できないのは当たり前。
つい「私の当たり前がこうだから、あなたにも当たり前だよね」という態度になってしまうとお互いに分かり合えません。
では、どういう事に気をつければよいのでしょうか。
①「あ」でもいいから言ってみる
言いたいことが言えないとき、まずできることは「あ!」でもいいから言ってみると気持ちがラクになります。
- 話す内容がまとまっていない
- オチがないけどどうしよう
- 伝えることが間違ってるかもしれない
とか、色々考えなくても大丈夫。
「何て言ったらいいんだろう」と悩んで時間が過ぎると、ドンドン伝えるタイミングがずれていってしまいます。
なんとなくやり過ごせても、その時にフタをした気持ちや、言わなかったことによるスレ違いは、結局後で問題が出てきてしまうもの。
何か言いたいときに口ごもるのではなく、「あ!」から始めてみると、言葉が続いて出やすくなります。
「あの時ちゃんと言えばよかった」と後悔するよりも、その時、旬なタイミングを逃さないようにしましょう。
とはいえ、「あ!」だけで終わってしまわないように準備も必要です。
②言いたいネタを書き出しておく
相手に気持ちを伝えられずに悩むときに、考えや根拠があやふやでまとまっておらず「これじゃ伝わらないよね」と反省することはよくあります。
そこで、言いたいことをその場で伝えるための準備として、
- 相手に伝えたいと思っていたこと
- タイミングがあれば話したいこと
は、普段から書き出してまとめておくのがおすすめ。
いざ話す時、しどろもどろにならないように、お笑い芸人さんのように話すネタを整理しておくと頭がすっきりします。
もちろん、芸人さんみたいに上手に話す必要はありません。
いざというときに頭が真っ白にならないように
「こんな表現すてきだな」
「この事例がわかりやすいかも」
「この考え方に共感する!」
と思ったことを書き留めておくことで、自分がどうしてそう考えていたのか、本当はどう感じていて、何を大切にしたいのかが見えてくるようになります。
特に、なんとなく違和感があることに対して、自分で自分の考えが分かっていないことは意外と多いので、実際に書き出してすっきりさせましょう。
考えを整理したら、次はいよいよ相手に伝える心構えについてです。
③泥臭く伝える努力をする
私自身もそうですが、言いたいことが言えない…と悩む前に、そもそも伝える努力が足りないことが多いです。
「この人にはきっと伝わらない」と諦めてしまったら、その時はやり過ごせても、不満や不信感などわだかまりは消えません。
その後も、本音を言わずに一歩引いた関係性のまま、一生を過ごすことになってしまうかも。
特に身近な相手であれば、ぶつかることを恐れるよりも、勇気を出して伝えることで相手にも気づきがあったり、もっと信頼関係を築けたりできるはずです。
その人と会うのが今の瞬間で最後だったら?
もし、明日が来ないとしたら?
と考えたら、自分がどう思われるかよりも、後悔しないように相手のために思いを伝えられるのではないでしょうか。
私も、はっきり伝えるのが苦手だった母親に対して、反対の意見を言わなければいけないタイミングがありました。
それまでは、
「面倒だから放っておいてほしいな」
「もう構わないでよー」
なんて向き合うのを避けていましたが、言いたいことはちゃんと言おう!と決心。
過去に強く言われたことを思い出して怖い気持ちもありましたが、母の私を思いやる気持ちも感じながら、自分の考えや伝えたいことを逃げずに話しました。
そのときは必死だったからか、正直どんなことを話したか覚えてません。
でも、話してみた結果、意外とすんなりと受け入れてくれました。
これまで悩んだ時間はなんだったの?とも思いましたが、伝える努力は惜しんじゃいけないなと思った体験です。
最後に、これまでの内容をまとめてみますね。
言いたいことを伝えるためのベストを尽くそう
今回は、特に身近な人へ言いたいことが言えない場合の3つの対処法についてお話しました。
- 「あ」でもいいから言ってみる
- 話したいネタを書き出して整理する
- 泥臭く伝える努力をする
自分と相手は全く違うし、考えが違って当たり前。
親しい人には「私の気持ちを分かってほしい(なんで分かってくれないの?)」と思ってしまいがちですが、相手の考えをコントロールすることなんてできません。
話す内容を考えて、上手に話す努力は必要かもしれませんが、「伝えたい!」という熱い思いの方が大切。
言いたいことを諦めて、言葉にしなければ伝わる可能性はゼロですが、一生懸命に伝えようとすれば何か届くかもしれません。
私もうまく言えなかったり、伝え方の表現に悩んだり「失敗したなー」と思うことも多いです。
でも、話し方や説明がうまくなかったとしても、相手のことをよく見て感じ、一生懸命に思いをもって話したことで気持ちが通じることもあります。
伝えることをあきらめて後悔するのではなく「相手にちゃんと伝えようとしてる?」と自分に問いながらチャレンジしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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といったことにも触れています。
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